2012年 02月 01日

2012年1月に読んだ本のことども

月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2736ページ
ナイス数:100ナイス

遺言 a Will遺言 a Will
〇読んだというか、ほとんど読み飛ばしで、実際中身についていけない部分が多くて、ただ嶽本野ばらという作家は、文筆家として才ある人だなあと再認識したことはした。簡単にいうとディープなエッセイで、おまけにニッチで、要するに狭い隙間で奥が深いのは、万人向けではないのである。
読了日:01月29日 著者:嶽本 野ばら
金色の獣、彼方に向かう金色の獣、彼方に向かう
〇良くも悪くも恒川ワールド。つまり、良くも悪くもない作品集。金色の獣、鼬行者、樹海、独特の世界ながら、恒川作品に期待する、隣にありそうな異界ではないところが物足らないような気がするのことども。『夜市』に収められたあの異世界にはもう会えないのかな。
読了日:01月29日 著者:恒川 光太郎
アジアンタムブルーアジアンタムブルー
◎◎10年ぶりに「パイロットフィッシュ」本書と一気読み。両作品に矛盾があったような気がしていたが、主人公も一緒、矛盾点なし。ただやはり、主人公の大事にしている記憶が違うので、やはり変奏曲というしかないでしょう。最後は・・・また泣いてしまったのことども。
読了日:01月27日 著者:大崎 善生
パイロットフィッシュ (文芸シリーズ)パイロットフィッシュ (文芸シリーズ)
◎◎AMAZONで中古本を1円で購入、10年ぶりの再読・・・細部を憶えていなかったりして、新鮮に楽しめたのことども。ディスカスも傘の自由化もアジアンタムブルーもここに埋め込まれていたことを、再認識いたしました。
読了日:01月27日 著者:大崎 善生
女神のタクト女神のタクト
◎流浪中の女主人公が、ひょんなことから、ある楽団の演奏会実現に携わることになり、そこで様々な出会いやアクシデントが・・・なんて、展開はベタベタなのだが、キャラ立ちまくりで一気読みの一冊である。心の折れない女明菜を筆頭に、気が弱すぎる音楽家、弁舌のたつやくざ風味の事務長や、オタクな同僚や、もうみんなキャラ立ち過ぎ。あの大将もよかったなあ。後半、終盤の感動に向けてキャラ立ちが失速するのは少し残念だが、面白い本をお探しのそこのあなた、お見逃しなきよう。
読了日:01月22日 著者:塩田 武士
007 白紙委任状007 白紙委任状
〇ディーヴァー印の007。それ以上でもそれ以下でもない。ただ、他のシリーズ物と比較したときに、謎がないに等しいし、ボンドの隙のなさもわかっているわけで、手に汗を握れないのことども。最後の二転三転も作者らしいのだが、あまりサプライズがないわけで、初ディーヴァーの読者には面白いかもしれないが、まあまあの感じの評者の読後感。未公開映画のノベライズ版といった風情かなあ。
読了日:01月15日 著者:ジェフリー・ディーヴァー
消失グラデーション消失グラデーション
△う~ん、読者がサプライズした後、読み返しても整合性が取れるよう、文章を保とうとしている分、ひっかかる記述が多く、前半部分で全体構成のミソに気付いたわけで、そうなるともう後は惰性で読むしかないわけで、なんだかなあ・・・結構評判は良いようで、評者のような天邪鬼な書評は気にせず、是非お読みくださいませ・・・でもなあ、気付いたときに裸だったっていうのは、サラリと流せる表現じゃないと思うのだが。
読了日:01月09日 著者:長沢 樹
虚言少年虚言少年
著者が小学校時代を振り返ったときに、色々と考え思いめぐらすことを、まあ随筆にすればいいのだが、折角だから特色のある登場人物たちを配して小説にしました、そんな感じのことども。京極夏彦と評者は同年代。それなりに楽しめたのだが、世代の違う人たちにはどう映るのかわからない。1960年前後生まれの読者は読むべし。
読了日:01月09日 著者:京極 夏彦

2012年1月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
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by kotodomo | 2012-02-01 20:02 | 読書メーター | Trackback | Comments(0)
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