もう少し賢い文章を期待していたのだが、ちょっと軽過ぎ。日本、韓国の領有権に影響を与えかねない古文書・・・これの内容に、その存在に、右往左往する日韓中の関係者。その三者間を主人公の悪巧みな駆け引きが。なんか面白そうな設定だけど、結局は最初から最後までドタバタドタバタ・・・読んでいてシラケるぞ。ただ「領土とは言葉だ」というのは、納得。個人の土地と違って法務局に届けるわけではなく、じゃあ日本の領土の定義とは何ぞや?というと、ここからここまで日本だからねと言い、他の国がいいんじゃないのといえば領土なのである。