2005年 02月 12日
評者は小学4年生と1年生の二人の娘の父親であることをネット上も書評内で都度明らかにしているので、本書を読んで“娘を持つ父親として、どう考えますか?”という質問が飛んできそうなのだが、そのことは最後に回すことにするし、そういう本の内容に関しての自己投射など関係なく、本書『さまよう刃』は小説として抜群に面白いということを最初に述べておこう。 ところで、今から書く内容は、一旦他のサイトのテキストに飛んでいただく必要があり(ありがたいことにリンクフリーなのだが、転載は禁止なのである)、面倒かと思うが、色々なことを知って、もしくは再確認していただいた上で、後の評者の文章を読んでほしいので、カッコ内の補足説明に従って引用先に飛んでいただき、そこを是非ゆっくりと目を通していただいた上で評者の文章に戻ってきてほしい。 「無限回廊 endless loop」(←これは、今のとこ眺めるだけでよい)というサイトがあり、そこには記憶に残る世間を騒がせた殺人事件のあらましが、裁判を通じて判明した事実も踏まえ掲載されているので、何か当時の事件に関連した本を読んだりすると、そこを覗いて実際にあった事件の詳細を確認したりする評者なのである。例えば『グロテスク』桐野夏生→「東電OL殺人事件」のように。 本書を読みながら思い出したのが、1989年の「女子高生コンクリ詰め殺人事件」(←これは、じっくり読んでから、この続きを読んでいただきたい)である。少年事件ではあるが、猟奇的というより、狂気の世界である。彼らにとっては、日常の世界のちょっとした延長線上だったのかもしれないが、評者のように普通に生活しているの者からみれば異常である。そして、そこに絡め取られた被害者の女子高生は地獄の思いであったであろう。何でもするから家に帰して欲しいと哀願して、裸踊りまで踊らされて、挙句の果てに力尽きてコンクリ詰めなのである。そして、捕まった少年たちは裁判に・・・。果たして、狂気の彼らは矯正されたのか・・・否。 サイトの後半部分にも追記してあるが、準主犯格の男は、つい最近逮捕されている。その上、ここには書かれていないが、この男は被害男性に“コンクリ事件の犯人だ”と自慢し、暴行時も“人を殺しても屁でもない”“1人殺しても2人殺しても一緒だ”と開き直っていたというのだから、なんのための裁判だったのか、法の鉄槌という刃はどこに向かって落とされたのか・・・。加害者が矯正されても被害者の家族は報われない上に、矯正もされず結果的に野放状態で再犯を知った被害者の家族は、無効な法の刃に憤り哀しんだのではないだろうか。 自分の娘がまだ小さいからと言っても、次のこんな事件を読むと、狂気の世界はどこにでも転がっているような気にさせられる。その事件とは、「中国自動車道少女死亡事件」(←これもじっくり読んでほしい)である。加害者も当たり前のように悪いが、被害者の両親もこの場合、事件の加害者である。被害者の女の子は小学校5年の後半から「活動電話」をしていたという。評者の上の娘の一年後の時期にあたる。そして、中学一年で被害にあってあるが、春までは小学6年生であり、上の娘の二年後の時期にあたる。ブルル、震える。「女子高生コンクリ詰め殺人事件」といい、この事件といい、親も事件の加害者と断言してよい。情報が発達した現代社会、学校教育が荒廃した現代社会であり、その社会を生み出したのは自分たちなのだけど、社会の変遷は自分たちの力では変えられない。最終的には、親としての家庭としての管理が生み出している犯罪なのである。言い換えれば、満18歳以下の者は午後6時以降は外出禁止という戒厳令的社会にすれば、直截的に少年犯罪は減少させられるが、それがわかっていてもそうするわけにはいかないのが民主主義社会なのである。だから、子供部屋を持たせず、携帯も持たせず、パソコンやテレビは茶の間に一台、門限は午後6時といわないまでも、どこか管理された環境を作っていかないと、家庭の中で親としてしっかり管理しないところから犯罪は生み出されていくのである。そういう意味で今大事なことは、少年法の改正云々よりは、保護者法みたいな親の責任を問うような制度作りなのではないか、と評者は思うのである。でも、まあそれも多分無理な話で、そこらへんを変えていくような気運を持つことが個々人にとって肝要なんじゃないかな。 本書『さまよう刃』では、このような少年たちの異常な犯罪が発端となって物語は始まる。しかしながら、被害者の少女が見たであろう地獄絵図については、紹介した先の事件記事のように多くは語られない。物語はその後、加害者の少年たちの行動、被害者の少女の父親の行動、その他の人々の行動で進んでいき、犯罪を憎む云々よりは、警察もあいまっての逃避行、追跡行が読む者の頁を繰る手を止めさせないのである。抜群の小説パワーなのである。 ところで、既に読み終えた方はお気づきになっただろうか。本書には、多くの当事者の親子関係が描写されている。加害者の少年3名の息子を庇おうとする親の描写、被害者の少女の憎悪を燃やす父親の描写、そして途中から出てくるペンション経営の女性の父娘の描写、そして過去の事件の被害者の両親の描写。結局、著者は親子の関係にも多くの筆を費やし、人間臭いドラマを完成させているのである。 冒頭の問いに戻ろう。娘を持つ父親というより、子を持つ親として答えよう。皆さんも、次に挙げる例題について一緒に考えてほしい。 a)距離3メートルほど先の光景。あなたの大事な子供の前に、少年もしくは少女が。その手には今にも振り下ろされんとするナイフが。しかし、あなたの手には既に拳銃が握られている。あなたは、撃つや否や?撃てば確実に犯人の命はなくなるが。 b)距離3メートルほど先の光景。あなたの大事な命は、既に凶悪なる手によって事切れている。しかし、まだ犯人はそこに立っている。あなたは、手にした拳銃で撃つや否や? c)距離3メートルほど先の光景。あなたの大事な子供が、他人にナイフを振り下ろさんとしている。あなたが自分の子供の犯罪を止めるには、手の中の拳銃で何らかの対応をするしか時間の猶予はない。あなたは、手にした拳銃で自分の子供のどこかを撃つや否や? d)距離3メートルほど先の光景。あなたの大事な子供の前に、事切れた死体が。あなたの子供の手には血のついたナイフが。その後、あなたならどうする。 評者は、b)とc)の答えは持ち合わせていない。例えば本当に大事なものを失ったとき、発狂するのか呆然とするのか復讐に燃えるのか、自分ではわからない。c)もその場になってみないと、自分の行動はわからない。ただしa)とd)は、はっきり答える。総合して答えるなら、自分の子供は守り抜く。だから、自分の子供の目前の危機は躊躇なく排除するし、例え法に触れても一緒になって何らかの逃げ道を捜すだろう。そんなことを考えた読書体験だったのである。 ただし、基本的には物語として感情移入することなく楽しく読んだことを報告しておこう。傑作『白夜行』より、読み易くエンタメである。深く考えずに、読むべし!(20050212) ※やはり東野圭吾、力があります。(書評No476) 書評一覧 ↑↑↑「本のことども」by聖月書評一覧はこちら
by kotodomo
| 2005-02-12 17:36
| 書評
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Trackback(9)
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Comments(12)
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from 本を読む女。改訂版
at 2005-08-10 16:50
タイトル : 「さまよう刃」東野圭吾
さまよう刃posted with 簡単リンクくん at 2005. 8. 8東野 圭吾著朝日新聞社 (2004.12)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る 久々に東野氏の本を手に取った。 ハードカバー、思いの外分厚い上に中は2段組。何日かかるのやら、 と思っていたが2日で読み切った。 読み終えたら朝の4時である。あらあら。だって夢中で、寝てる場合とちゃうし。 まあでも、字が大きいので2段でも読みやすかった。 ... more
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from IN MY BOOK b..
at 2005-08-16 01:45
タイトル : さまよう刃 東野圭吾
さまよう刃東野 圭吾 朝日新聞社 2004-12by G-Tools ★★★☆☆ 若干のネタバレがあるかもしれない警報!! レイプされ殺された娘の父・長峰は、謎の情報提供者から、警察よりも先に犯人を知り、復讐をはじめます。犯人は未成年であり、警察に任せていては、軽い罰しか与えられないことを知っていたからです。1人目を惨殺した事で、マスコミにも大きく取り上げられ、彼の行為は社会に大きな波紋を投げかける事になります。2人目を狙う長峰と、殺人犯である少年を守ろうとする警察の、勝負の行方は・・...... more
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from Ciel Bleu
at 2005-08-31 05:55
タイトル : 「さまよう刃」東野圭吾
[amazon] [bk1] 1人娘を殺された長峰。娘が2人の少年にレイプされているビデオを見た時、彼は…。 久々の東野圭吾作品。分厚い2段組だし、相当重いテ...... more
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from どこまで行ったらお茶の時間
at 2005-11-23 13:17
タイトル : 東野圭吾『さまよう刃』
さまよう刃東野 圭吾 朝日新聞社 2004-12 売り上げランキング : 23,455 おすすめ平均 今の日本の法律を見つめなおしたくなりました やっぱりすごい! 何のために何をすれば Amazonで詳しく見る by G-Tools 蹂躙され殺された娘の復讐のため、父は犯人の一人を殺害し逃亡する。「遺族による復讐殺人」としてマスコミも大きく取り上げる。遺族に裁く権利はあるのか? 社会、マスコミそして警察まで巻き込んだ人々の心を揺さぶる復讐行の結末は!? 少年犯罪の被害者の父...... more
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from B級ポータル〜個人的ポー..
at 2006-02-07 19:31
タイトル : 「容疑者Xの献身」&「さまよう刃」
先日、直木賞を受賞された東野圭吾先生の小説です。昨日、「容疑者Xの献身」、今日、「さまよう刃」を読みました。その感想を書きます。容疑者Xの献身「天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に...... more
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from イイオンナの為の「本ジャ..
at 2006-02-09 01:10
タイトル : 東野圭吾「さまよう刃」
この本は「被害者の家族に宿る殺意」。 以前紹介した「天使のナイフ 」にも通じる、少年犯罪をテーマとした作品です。 さまよう刃 東野 圭吾 おすすめ平均 遺族によるレイプ犯への復讐は許されるか!? 「ミステリーの枠を広げた」小説家の新たな代表作 作... more
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from itchy1976の日記
at 2009-03-11 19:22
タイトル : 東野圭吾『さまよう刃』
さまよう刃朝日新聞社このアイテムの詳細を見る 今回は、東野圭吾『さまよう刃』を紹介します。レイプの挙句に殺された娘の敵をとるために、父親(長嶺重樹)は娘を殺した少年を殺そうと策略し、それを実行しようとする物語である。要するに、復讐殺人をしようとしているのである。 私は父親の気持ちはわかるなあと思いながら読んでいました。復讐せずに、警察に任していたほうがいいのではないかという気持ちもある。しかし、未成年ということで、少年法が適用されて、時期がきたら犯罪者はまた社会に復帰することになる。少年が罪を犯す...... more
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from 気まぐれな猫の日常
at 2009-11-04 23:53
タイトル : 「さまよう刃」東野圭吾
長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。 花火大会の帰りに、未成年の少年グループによって蹂躪された末の遺棄だった。 謎の密告電話によって犯人を知った長峰は、 突き動かされるように娘の復讐に乗り出した。 犯人の一人を殺害し、さらに逃走する父親を、警察とマス... more
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from 笑う学生の生活
at 2011-04-12 09:04
タイトル : 遺族の想い
小説「さまよう刃」を読みました。 著書は 東野 圭吾 娘を犯され 殺された父親 密告により犯人を知り 復讐をしようとする 警察もそれを追うのだが・・・ さすが 安定した面白さ、読みやすさですね 東野圭吾作品は 遺族が復讐してもいいのか、遺族の想い 少年法の意味...... more
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at 2005-02-13 01:06
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
なぜか、↑ある方が非公開コメントで送っています。
たいしたことは書いてありません。要約すると、無限回廊に行ったら、心身疲れた~みたいな。 ところで、もっと調べると、もっと色んな事実がわかりますよ。 たとえば、今回犯行を犯した準主犯格、当時の事件時と、今の苗字が違います。保護観察司が協力して、養子縁組みたいのしてんですね。 そいで、違う名前になって事件なのです。法的な問題は何もないのです。 法の刃より、やはり社会規範という縛りのほうが大事なのですね。
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ヾ(=ΘΘ=)ノ
at 2005-02-13 17:12
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あははは。ごめんちゃい。非公開を押したら、どんな風になるんかな、という好奇心もあって、つい。。。
そうそう、あそこに出てくるような事件に関しては、いろんな方たちがいろんな角度から、結構書いているものなのだそうですね。いちいち落ち込んだりせず、冷静な情報収集家あらねば、と思ったことでした。んじゃ。
こらこら、実験するな!
って、一個くらい非公開コメントがあってもいいかな。 怪しい関係の同級生からの秘密のコメントに見えるかもしんない(^.^) でもねえ、ああいうサイトがあることは勉強になりますよ。 事件の顛末まで新聞はあまり書いてくれないから、ちゃんと顛末知って事件を語ろうっていうときにね。
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ぶひっ
at 2005-02-13 19:56
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にゃんと、ヾ(=ΘΘ=)ノちゃんだったのね、非公開^^。ここにも怪しい関係の同級生が一人…しかも大先生の妻。どんな関係ざましょっ(笑)。
私も最初に聖月どんから教えて頂いてから、結構色々読みましたよ。やっぱり私は文章だけでも後からずどん、と来ちゃいます。「コンクリ事件」に関しては映像化も数本なされていますが、その度に悶着があってますね。最近出たDVDはレンタル屋さんで人気ランキングに挙がっていたりして、なんだかなぁ…と思ったりしています。
うんうん、彼女とも充分怪しい。
なんせ彼女の娘たちが、今まで3回しか会ったことないのに、会うたびに自分に懐いてしまうとこが怪しい。 一度ねえ、あの佐川君からの手紙の人肉食事件のあらましが気になったことがあって、検索かけて訪問したら、いきなりバラバラ死体写真。 あのときは参ったなあ。仕事中だったし・・・って、仕事中にすな!ってか。
あー、今回の聖月さんの感想は読むのに時間がかかったぁ~(笑)
東野圭吾は最近重い話が多く、ちょっと敬遠してたんですが(本書もそう)、聖月さんの感想読んでると読みたくなってきましたねー。いや、私も2人の子どもの父親ですから。 (女子高生コンクリ詰め殺人といえば、今、漫画アクションで連載されてる、この事件を題材とした「17歳」というマンガはご存じですか?) それにしても、また地元大阪の小学校で事件があったので暗い気分です…。
みかげさん いらっしゃいませ
私の駄文はどうでも、無限回廊の記事、細かく書いてありますからね。 せっかくのブログで色々できるんだから、色々やってみようとこの構成に(^.^)って、行き当たりばったりで書いた結果なんですけどね(^^ゞ 漫画とかテレビとか映画とか・・・私最近とんと弱いのです。でも、こういう題材の漫画って・・・食指が動かないような。 最近の事件見てると過保護に動かざるを得ないでしょうね。我が家の嫁さんも、色んなとこでつきっきり。でも、学校はそういうわけにはいかないですし。 『さまよう刃』エンタメ的に面白いですよ。
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moon99999 at 2005-03-04 00:16
濫読ひでです。トラバありがとうございました。 この力作に対して私の駄文での逆トラバはおそれおおいのでコメントのみにとどめます。
不良少年たちの母親は、息子は悪い友達にそそのかされただけだ、と両方言いました。その両親にビデオを見せたらどうするでしょうか。それでも否定するのかもしれないですね。でも本当に納得したら・・・自分の手で息子を殺す、ということは考えるでしょうか。昔の人なら、世間に顔向けできない、とそういうこともあったと思いますが最近はそうでないかもしれません。個人主義が進んでいるので・・・ とりとめない話ですみません。 でも本当に力作です。しかし意地悪だ!(私のブログのほうの隠しコメントで書いています)
濫読ひでさん こんにちは
この作品のいいところは、力作だけど読みやすいってとこですね。 色んな親子像が出てきて、色んな部分で親子を考えた本でもありました。 自分の子供が悪いことしたら、多分自分は悪い親になるでしょう。子供を守ってしまうでしょう。子供を守れる最後の砦として。 でも、あれかな?子供が次第に荒れだして、親としても手に負えなくなって、気持ちも離れたりするとどうなんでしょう? とにかく良い作品でした(^.^)
今更ですが読みましたのでトラバさせてもらいました。
私は親じゃないし親のありがたみもいまいち感じられないのですが (母が樹木希林そっくりで毎日がブラックコメディなのです) 少なくとも犯罪はしてないからまあいいのかな、と。 聖月さんのレビュー読んで、さすが親はちゃんと考えるなあ、違うなあ、と思いました。 子どもみたいな感想ですみません。 「無限回廊」は私も数回見に行ったことがあります。「東電OL」に興味を持ったときに。 重い内容ですよね。
ざれこさん 今鹿児島の書斎から。
親してます。プール行ったり、ゲームしたり。明日から近場にお泊り(^^)v いや、親にならないと実感できないことたくさんありますよ。逆に親父が未だに元気な私なんか、親との思い出が大事な設定になっていても、ピンと来ないことなんてしょっちゅう。 親のありがたみ???昔から、そして今でもわかろうという気持ちがない(笑)迷惑のほうが多かった。普通の親の元に生まれたかった。そんな私なのです。 だからパパ評者は、空気のような存在であり続けるのです。いなくなってわかる・・・そんな存在(^.^) |
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