2013年 11月 02日

2013年10月に読んだ本のことども

2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1382ページ
ナイス数:79ナイス

ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅感想
〇自分が65歳くらいになって、引退していて、嫁さんと二人、鹿児島に住んでいるところに、嫁さんの青森の知人から手紙が届き、嫁さんがそれに返事を書き、ポストの出してくるわと言って外出し、中々帰って来ず、電話が嫁さんから入り、やっぱり会いに行くことにしたわ、歩いて、今は串木野なんだけど・・・そんなことになったら自分はどうするのかなあ?ひとつわかったことは、宝くじで億の金が当たったらどうしましょう?と思っていたのが、ひたすらの旅に出てもいいかなということ。勿論嫁さんも連れてね。何しに?私は行かないわと言われそう。
読了日:10月14日 著者:レイチェル・ジョイス
月下上海月下上海感想
〇史実小説を読んでいるようで、少しあっさりめ過ぎ。夫とそのお相手を嵌めたことも、そんなにうまくいくのかどうかということは関係なしに、事実は事実。第二次世界大戦、中国での日本のあり方、菊池寛という文藝春秋の祖、色んな事実に挟まって、出来事自体も事実は事実的。もしや、モデルになった人がいるのではと思って検索してみたが該当なし。物語は、女流画家が戦時中の上海で、裏側の世界に取り込まれ、濁流から岸に這い上がろうとするようなお話。評判が気になって読んだのだが、兎にも角にも自分にはあっさりし過ぎた物語でした。
読了日:10月13日 著者:山口恵以子
教場教場感想
◎◎カチリとハマった警察学校を舞台にした連作短編集。柳広司「ジョーカーゲーム」や横山秀夫「第三の時効」とテイストの似た佳作。ただ、登場するキャラたちが、警察官になるべく教練を受けているのに、心がみんなスパイなのが面白い。要するに、駆け引きが面白いのである。騙し騙され、その理由と最終的な勝者はどっち?みたいな面白さなのである。最後まで人物の底が見えない教官風間の魅力かな。あと、職務質問、取り調べの妙なんかも、微妙な味付け。もう少し、そこらへんの薀蓄を入れ込んでもよかったのかもしれない。作者が化けた感の作品。
読了日:10月6日 著者:長岡弘樹
こんなにも優しい、世界の終わりかたこんなにも優しい、世界の終わりかた感想
▲「いつだって僕たちは」小説の第一人者で、プチオカルト作風が味付けの作家なんだけど、今回はウーム。自認してるにしても「いつだって」という言葉が、物語の中に20回も登場するのは、ちょっとやり過ぎ。それとオカルトがプチじゃなくてメガなので、その設定の存在が大きすぎて邪魔な感じ。少年と少女と、変てこな友人というのは、「そのときは彼によろしく」と同じで、少女との再会も同様なので、なんか焼き直し感が強いなあ。初めて読む読者には、それなりに受け入れられるかも知れないが、「その彼」や「今会い」のファンには少し乱暴かも。
読了日:10月6日 著者:市川拓司

読書メーター

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by kotodomo | 2013-11-02 13:00 | 読書メーター


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