2015年5月の読書メーター読んだ本の数:1冊
読んだページ数:446ページ
ナイス数:50ナイス
服用量に注意のこと (ハヤカワ・ミステリ文庫)の
感想〇題名について、作者の解説がある。収められた短編の数16。一気に読み過ぎると、服用量をオーバー、読者もそんなことを考えて、少しずつ服用をとのこと。自分も、合間の読書に少しずつ服用。ラヴゼイ自体は、巧いのがわかっている作家なので、少しずつ楽しんだのでした。ちゃんと最後に落としどころのある作品ばかりで、文体にはユーモアが。そのユーモアがわかることが、この作者の読者にとって必須なんだけどね。特に最後の「クリスマスツリーの殺人」なんかは、その典型。父親を三人の子のうち誰が殺したかの結末はどうでもよく、文章が最高。
読了日:5月24日 著者:
ピーターラヴゼイ読書メーター