2005年 04月 16日

いつの日か驢馬に乗って

鬼怒川に一泊してきたのだが、デジった豪華料理の写真とか、女風呂の入口の写真とかはアップする気が失せた。その訳は、過去に行ってきたからなのだ(^.^)

鬼怒川からのバスは、新宿まで行く途中、飯田橋に急遽停車。
地下鉄南北線で駒込まで行って、そこで山の手で田端へ帰るつもりで乗り込んだのです。
で、駒込へ着いた評者は、そのまま駒込の町まで散歩。
大学時代の4年間、自分が住んでいたアパートを見にいこうと思って。

結婚して、上の娘が2歳くらいの頃、ディズニーランドに行ったとき、嫁さんと娘の3人で一度見にきたことはあったのだけど・・・あれは8年くらい前。もうボロボロな感じだったなあ。
もうないだろうと思いながら、いつかまた見に来たいと思っていたのだけど、田端と駒込という隣駅の山の手外側の町は、尾久駅とか操車場とかに阻まれた全然つながりのない区域。
やっと本日その気になって実現。

あるかな?あるかな?おお、新しい家ばっか。なさそう・・・おお!あるやん!!!
で、アパートの前で立ち話の老女二人。大家のおばさんやん!
僕ですね、森です、20年くらい前ここに住んでいたんです、鹿児島から出てきていて、早稲田に通っていて、あのベランダのある方の部屋に住んでいたのです・・・・これ名刺です。

森さんていう人、3人くらいここに住んでいたけど、全部女の人じゃなかったかしら、相模の大学に行っていた人は覚えているけど、あなたがここに住んでいたの?もうなんか昔のことは・・・本当に住んでいたの?鹿児島の人っていたかしら?早稲田に通っていた人は記憶にないわ、横の友人老女も、そんな前じゃねえ・・・

でも、自分は嬉しくって、まさか大家のおばさんが生きてそこに住んでいるとは思っていなかったわけで、まさか再び言葉を交わすことがあるとは思っていなかったわけで、信じてもらえなくても嬉しくてニコニコして名刺渡して怪しいセールスマンみたいだったけど、いいのです。おばさん、いつまでも長生きしてね(^.^)

多分、今夜あたり、あの人本当は悪い人じゃなかったのかしら、最近は色んな事件があるから今度から気をつけなきゃなんて思ってしまうかもなあ、おばさん。でも、僕は本当に1981年から4年間あなたの家の2階に住まわせていただいてお世話になったのです。今日は嬉しかったです。

当時、時間はあっても無為に過ごしていた自分が好んで読んでいたのは、高橋三千綱『九月の空』とか『いつの日か驢馬に乗って』だったのだあ。24年前のこの空間で僕はこんな本を読んで無駄を生きていたのです。実際には手前の部屋の反対側の部屋なんだけどね。
b0037682_1824032.jpg

外壁だけ綺麗になっていたけど、玄関とかブロックは昔のまま。
おばさんは写真を許可してくれたけど、何の感激もなくそのまま老女二人駄弁るの図。
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by kotodomo | 2005-04-16 18:29 | メモる | Trackback | Comments(0)
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