2016年 07月 04日
6月の鑑賞メーター 観たビデオの数:14本 観た鑑賞時間:1577分 コラテラル スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] 題名は字幕では巻き添えとなっているが、共犯の従犯の意味もあるらしい。クレジットでは、トムクルーズがトップだが主役ではなく主演。黒人ドライバー役のジェイミーフォックスが主役の位置。非情な殺人者の権化、トムクルーズに巻き込まれ、死体隠匿、余計な殺人の誘発、従犯といえば従犯、大いなる被害者となる、長い長い長い夜のお話。何で逃げられないの、そこで逃げなよ、そんなハラハラ。多分、映画館で観たら、緊張で肩凝って、帰り道は疲れるだろう、一杯やって、心をほぐしてから帰るべき映画。トムクルーズのアクションも中々の年季です。 鑑賞日:06月26日 監督:マイケル・マン コーンヘッズ [DVD] お気楽娯楽映画。前向きなエイリアン家族物語。出演者のほとんどがコメディ系なので、明らかにコメディ。変な頭をした家族でも、それを受け容れる住民たちとの奇妙な生活が可笑しい。檀英黒井戸は久々に見ました。ああ、こういう俳優だったかと、懐かしく思い出しました。ちょっと、最後のほうが蛇足だったかな。故郷の星に帰っての特撮(笑)地球だけで、うまく完結してほしかったような。主張も何もなし。夫婦愛、恋愛、親子の愛も出てくるけど、それで感動するわけでもない。娘の成長過程が、早回しなムービーで出てくるのはコミカルで愛情一杯。 鑑賞日:06月26日 監督:スティーヴ・バロン ミルク・マネー [DVD] ゴールデンラズベリー賞の「最低脚本賞」にノミネートというけれど、本当に、観て良かったと思わせるいい映画でした。最初は、この齢にしてグローイングアップものを観始めたのかと思ったけど、父と息子の友情、娼婦版ローマの休日、スクールライフ、色んなものが程よく交わったハートウォーミングなコメディ。ラブコメでもありますよ。江戸ハリス。無血人間みたいな役ばかり見てきたけど、こういうハートフルな役もいいですね。主人公を含めた、3人の子役も上手。色んなところに色んな仕掛けがあって面白い。表題は学校で小遣い稼ぎのセリフです。 鑑賞日:06月26日 監督:リチャード・ベンジャミン 真実の行方 [DVD] 映画はそこまで観ていないが、小説は人より読んでいるほうなので、真実については、まあこんなものかと。他の映画では、人の良さそうな演技のローラリニーも、こんなとがった演技をするんだと。まあ、検事役だからそうなんでしょ。簡単に言えば法廷物。アメリカの裁判は、映画でも小説でもよくわからないところがあるが、それでもゲーム性があって、大抵面白い。被告が殺したかより、被告に罪を問えるか、そんなゲームの世界。秘書のナオミが気になったので調べたら、既に乳癌で他界していました。少年の演技が絶賛されても、やはりギア様の映画。 鑑賞日:06月19日 監督:グレゴリー・ホブリット 俺たちニュースキャスター [DVD] 30年ぶりに観た、爆笑コメディ。最近、こういう映画が少ないもんな。普通のコメディはニヤリとさせられるが、この手の映画は笑かせるのが目的だ。クールな私も、9回くらい「なんやこれ」と笑ろた。大体、ニュースチーム4人が全員変装状態な感じで、とにかくリアルさはいらない。話のトントン拍子と可笑しさがあればいいのだ。調べてみると、著名な俳優陣がいっぱいなのだが、みんな爆笑のための助演でしかない。どこか、コミカルな仕掛けを見逃していなかったか、すぐに見直したくなる映画です。プロデューサー、ジャドアバドーの他作品に興味。 鑑賞日:06月19日 監督:アダム・マッケイ トゥルー・グリット スペシャル・エディション [DVD] ジョンウェインの「勇気ある追跡」のリメイクといえば、詳細はわからずとも、イメージはつかめるだろう。広大で美しい大平原を舞台にした西部劇。14歳の女の子が、酔いどれ保安官と生真面目レンジャーと三人旅で、父親の仇を討つ。昔の時代劇もそうだけど、命がまだまだチープな開拓時代。随分と簡単に人が死んでいく。少女役、セリフ回しが巧いし、身体を張った演技も見事。木登り、河渡り、屋根に登り、穴に落ち、銃をぶっ放す。おまけに賢い生意気娘である。マットデイモンも出ているが、助演でしかない。調べてみると、色んな映画の主役も。 鑑賞日:06月18日 監督:ジョエル・コーエン,イーサン・コーエン コーチ・カーター スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] へたれチームが、強くなる。簡単な構造なんだけど、やっぱり面白いし、感動の涙も出る。バスケだからわかりやすいし、バスケじゃない部分も多く、それもわかりやすい。悪い仲間と手を切りきれない。彼女の妊娠。成績が悪いと大学へ行けない。よくある小道具ばかりなんだけど、飽きない展開。あと、試合中のカメラワークも面白い。急にチアリーダーの場面になったり、応援中の顔を細やかに追い、そして試合の展開を迫力を映像に。遠征地での、夜のお馬鹿はいらないような気もするし、それはそれでエピソードにはなるのかな。実話が元ということで。 鑑賞日:06月18日 監督:トーマス・カーター M:I-2(ミッション:インポッシブル2) [DVD] 正月映画でおせち料理でテンコ盛りで、そしてやっぱり007。しかし、日本人の好みで見れば、これのボンドガールがいただけない。すべてがゴージャスな映画の中で、ボンドガールだけは安っぽい。フィリピンパブかベトナムの田んぼにいるようなチープさ。白人から見たらいいのかもしれないが。とにかく、トムクルーズのための映画なので、活躍シーンは盛り沢山。バイク、きりもみキック、ぶら下がり。そうそう、高所恐怖症のの方は直視できないようなシーンもテンコ盛りなのでご注意を。すぐにシリーズの3を見たくならない、満腹感、いや食べ過ぎ。 鑑賞日:06月14日 監督:ジョン・ウー コンスタンティン [DVD] こういう映画は観ないようにしていても、内容を確認せずに観るタイプなので、こういう映画事故に遭うことも。エクソシスト物、と言っても、まあ最近のハリポタの悪との戦い程度のファンタジーって感じかな。宗教観が強く、主人公のイニシャルはキリストのそれと同じって言われてもねえ。自殺が罪、自己犠牲が尊ばれるといってもねえ。とにかく、ロジカルがフィロソフィーなので、世界観がいまいち伝わらない。結局、見えない力が散見されるんだけど、誰の力なのかがよくわからない。煙草=肺がん=コールタール、凄くわかりやすくてアホらしいかな。 鑑賞日:06月14日 監督:フランシス・ローレンス ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密 特別版 [DVD] これはガッカリ。サンドラブロックの映画と思ってみたら損します。そこそこ演技は見れますが、どちらかというと彼女は語り部役みたいな感じで、母親と娘時代の昔の物語の部分がかなりを占めて、そして大して興味をひかない。アシュレイジャッドが主人公と思ったほうがいいかな。笑えないコメディ。秘儀もなんだか退屈な設定だし。 鑑賞日:06月10日 監督:カーリー・クーリー シェフ 三ツ星フードトラック始めました(初回限定版) [DVD] 主人公も、その息子も初見だけど、中々雰囲気があっていいし、その他の共演者も有名どころが多く、安心して見れます。料理の映像もいい感じで、こういう映画のひとつの目的、美味しいものが食べたくなるというのは達成されているかと。ただ、問題はSNS。SNSが一人歩きして、展開の運びとなっているので、ネットがわかっていても、ツイッター自体をチンプンカンプンだとイマイチかもしれない。ただ、SNSの映像への落とし方は、わかりやすく今風。元妻がいい。派手な感じだけど心が温かい。ヨハンソンの立ち位置がわかりにくいが、今友前恋。 鑑賞日:06月09日 監督:ジョン・ファヴロー きみがぼくを見つけた日 [DVD] 原作タイムトラベラーズワイフを読んだのは2005年。それが原作とは知らずに観始めて、タイトルで知ることに。本を読んだときは、その原題を取り違え、奥様は時間旅行者な話かと思ったら、時間旅行者の妻な話であった。タイムトラベルもの。最初は意味が汲みとれず、途中で矛盾を感じ、でも素敵な話だったらそれでいいのだ。この映画のいいところは、多分原作にはなかった、女の子が主人公カップルを見てときめくシーン。最初は意味がわからないが、わかれば、あらら(^.^)移動した自分が死ぬのか、帰ってきた自分が死ぬのか、興味と矛盾。 鑑賞日:06月05日 監督:ロベルト・シュベンケ 微笑みをもう一度 [DVD] 全然メリハリのない映画でした。最初だけメリハリ。後はダラーッと。サンドラブロックでなかったら、途中で観るのをやめていたかもです。ラブロマンスにジャンルされていたけど、それも違う。男と女の物語というよりは、母と娘と、そのまた娘の物語。確執はあっても、それを超える血の物語。それと、子役の映画でもあります。でも、なんなんでしょうね。結局は可愛い男の子なんだけど、仮装趣味が過剰で随分とうるさく感じる子供でした。しかし、全国放送のあんな番組があるなんて悪趣味ですなあ。ああ、日本でもモニタリングなんてのもありました。 鑑賞日:06月04日 監督:フォレスト・ウィティカー ミス・ポター [DVD] 何気にいい映画。アニメーションもあったりして、ウィットにとんでいるけど、一番特徴的なのは短いシーンの多様。カット、カット、カットで話が進んで行くのだけど、意識しないとわからない。とにかくロングシーンがないのが特徴。お話としては、ピーターラビットの作者の半生を描いた伝記。レニーゼルヴィガー以外は、ほぼ無名の配役。彼女は米国人、映画は英国作品。英国の主人公を米国人が演じることに反対はあったようだけど、まあハマり役というか、演技は上手だから仕方ない。この人が演じると、色気はないが味はでますなあ。綺麗な映画です。 鑑賞日:06月04日 監督:クリス・ヌーナン 鑑賞メーター
by kotodomo
| 2016-07-04 13:26
| 鑑賞メーター
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