2016年 10月 04日
9月の鑑賞メーター 観たビデオの数:10本 観た鑑賞時間:1173分 愛しのローズマリー 特別編 [DVD] 女優が魅力的なだけに、根底にあるトリッキーな設定が、どうも落ち着かない。太った女性が、何かの拍子に痩せて魅力的な女性に生まれ変わるような筋であれば、ありがちだけどハッピーになれると思うけど、これではなあ。ジャックブラックが好きなので、前向きに見たのだけど、やっぱりスッキリしないのだよなあ。主人公が、美しい心を持った女性が美人に見える催眠?をかけられた話。凄くキュートな女性と恋に落ちるが、周りは、そんな太ったブスと何で付き合っているんだと奇異な目で見る。もう少し、違う設定が出来なかったかな。 鑑賞日:09月25日 監督:ボビー・ファレリー,ピーター・ファレリー バレンタインデー [DVD] 大物登場し過ぎで、目移りで焦点が定まらない映画ながら・・・興味が沸く場面も。少年は誰に花を届けるのか?ブラッドレイクーパーは誰に会いに行くのか?ジュリアロバーツは誰の元に戻るのか?アンハサウェイの電話の内容は何なのか?ジェシカアルバは?アシュトンカッチャーは?そして、初めて歌手のテイラースウィフトを映像で見ました。とにかく目移りの群像劇、グランドホテル形式な映画。ベンアフレックの元妻ジェニファーガーナーとか、シャリーマクレーンとか、とにかく群像。誰と誰が共演したのか、シーンはバラバラでございます。 鑑賞日:09月25日 監督:ゲイリー・マーシャル 恋する惑星 [DVD] 香港映画。このイケメン俳優、日本人が見てもイケメンだよなあと思ったら、ブレイクする前の金城武でした(笑)なんていうか、1990年代のニューシネマを目指したような作品で、俺たちの旅を見て育った私にとっては懐かしい面白さ。フェイオンは昔の浅野温子みたいかな。スローなブギにしてくれよりは後のね。結局、金城武のほうの恋愛はどうなっちゃったんでしょうね。不条理に作っている割には小気味いい映画。思わずクランベリーズの曲をダウンロードしてしまいました。映画で使われているのは、フェイオンのカバー曲ですが。人を選ぶ演出。 鑑賞日:09月24日 監督:ウォン・カーウァイ ザ・メキシカン [DVD] 映画の分類に、ロマンスとあった。コメディともあった。でも、ロマンティックコメディとはなかった。そう、話全体はコメディタッチなのだが、ロマンスを物語る展開ではないのである。二人の大物俳優は、冒頭とエンディングを除いて別場面。メキシコとベガス。カバー写真、そしてメキシカンという題名から、しっとりした映画と思いきや、全然そんなことはない。メキシカンという銃をめぐっての諍いのてんやわんや。大物俳優を使いながら、名画を目指さなかった娯楽映画。それにしても、ちょっと長かったかな。 鑑賞日:09月11日 監督:ゴア・ヴァービンスキー テルマ&ルイーズ [DVD] 90年代女性のアメリカンニューシネマと呼ばれたらしい。そういう呼ばれ方をする映画は、どこか不条理な感覚で進んでいく。最初は退屈な出だし。二人の女性が日常からの逃避行バカンスへ。最初の事件の後は、単なる逃亡映画へすり替わっただけかと思ったら、次から次へと事件が起こってしまってヒートアップ。ふむ、結果的に相当見ごたえがあったかな。最初の二人のファッション。カバーの二人のファッション。甘ちゃんの女性二人が、最後にはぶっ飛びワイルドに変身する映画。最後はどうしてもああなっちゃいますね。やはりニューシネマは不条理。 鑑賞日:09月11日 監督:リドリー・スコット サハラ -死の砂漠を脱出せよ- [DVD] シリアスな冒険物かと思ったら、インディジョーンズに成りきれない、コメディタッチの冒険物。壮大といえば壮大。チマチマといえばチマチマ。主人公がコンビを組んでいるのが特徴かな。ペネロペクルス、違う女優でも良かったとは思うのだが、まあ観客動員を考えれば、これもありなのかもね。お気楽娯楽映画と思ってみてください。正月映画だと思って。 鑑賞日:09月04日 監督:ブレック・アイズナー ゴーストライター [DVD] 評判のいい小説を映像化して失敗したようなサスペンスだと思って調べてみたら、やはりそうでした。だって、最後まで見て、なんだかわらないような落ちだし。小説だと、少しずつパズルのピースが繋がったり、展開が変わったりするのがサスペンスなんだけど、それを映像で説明するには難しいところがあるからね。まあ、題名から推測されるとおり、ゴーストライターが、隠された秘密に巻き込まれるような、そんな展開。 鑑賞日:09月04日 監督:ロマン・ポランスキー カルテット!人生のオペラハウス [DVD] 美しい映画。ところで、両脇にイスを置き、手をつき、脚を前に出し、逆腕立てみたいな筋トレがあるけど、この映画を観ていると、そういうことは大事。老後に備えて脚を鍛えても、何かあったら腕に頼ることになるので。そのくらいの老人たち、音楽家の老後ホーム、楽しいよ。暇暇でコーラスしたり、演奏したり。最初は、老人ばっかみたいな感じを持っても、その可愛さ、紳士振りが伝わってきます。基本はコメディなので、気楽に鑑賞。85歳になったSMAPが、ホームで再結成するような(笑)。ウソです。でも、忘れられた再結成ではあります。 鑑賞日:09月04日 監督:ダスティン・ホフマン リスボンに誘われて [DVD] 映画は娯楽で観るのだが、基本的にあまり調べないで観るので、たまには娯楽じゃなく文学的作品にもぶつかってしまう。日本に生まれて、ポルトガルに生まれて、どちらの人生が私に良かったか。この映画では、明確にその答えが出る。今では老後を風光明媚なポルトガルで過ごすという選択肢もあるのだが、実は私が12歳になるまで独裁政権下にあって、レジスタンスがあって、弾圧があったのである。この映画は、その弾圧の下の青春を駆け抜けた、今は老いて暮らす人々の物語。時々に光が見え隠れする文学的な作品。メラニーロランが出てなきゃスルー。 鑑賞日:09月03日 監督:ビレ・アウグスト リンカーン弁護士 [DVD] 本で読んだはずなんだけど、展開が読めず、大いに前のめりで鑑賞。シリアスなので、ワクワクするような映画が好きな人にはどうかとも思うけど、展開を楽しむのが好きな人には、最後まで面白い。ひとつだけ謎が残るのは、友人を銃で殺した犯人の、背景がわからない。ということは、被告人のことを、何から何まで知っていたのかと。小説では、なぜリンカーン弁護士なのかの説明はあるが、映画では特になし。 鑑賞日:09月03日 監督:ブラッド・ファーマン 鑑賞メーター
by kotodomo
| 2016-10-04 14:52
| 鑑賞メーター
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