「本のことども」by聖月

kotodomo.exblog.jp
ブログトップ
2016年 11月 02日

2016年10月に読んだ本のことども

2016年10月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:803ページ
ナイス数:86ナイス

よろこびの歌 (実業之日本社文庫)よろこびの歌 (実業之日本社文庫)感想
連作短編。心が温まります。最初の編は、イマイチ盛り上がらないけど、実はこれが伏線となって、後半のふくよかな広がりを見せていく。最初のうちは、時間軸のズレを文章で読み取っていたけど、途中で各編の扉に日付があることに気付き、なるほどなと思いながら、後半は読み進めることに。女子高のクラスの話であり、まとまりの話であり、よろこびの歌の話。合唱の出来は・・・これは読者の想像に委ねられるが、きっときっと心に響く素晴らしい出来だったでしょう。
読了日:10月29日 著者:宮下奈都
女のいない男たち女のいない男たち感想
生家も今の家も、どうにも女が過半数を占めていて、女のいる男の私。ところで、村上春樹がノーベル賞をとると、たぶん直近のこの本が読まれるだろうけど、この本の中には、そういう才能は見られない。カフカの頃で、終わった感じかなあと。
読了日:10月26日 著者:村上春樹
羊と鋼の森羊と鋼の森感想
傑作でした。初めて本屋大賞に感謝。本屋の店員さんたちに感謝。静謐な物語。これだけ静かに丁寧に書かれていると、1頁1頁を、本自体を抱きしめたくなる。読み終わって楽しいじゃなく、読んでいて楽しい。空気に漂っている音楽を音符にして、ピアノから出したくなる。何の不幸も不安もなく希望に満ち溢れている。印象に残ったシーンは、子犬のワルツ。少し大きめな子犬とワルツを踊ってみたい。秋野さんの話に含まれている虚構は結局わからなかったけど、それはそれでいい。連作短編集のような流れの中で、主人公はどんどん大きくなって森になる。
読了日:10月13日 著者:宮下奈都

読書メーター
[PR]

by kotodomo | 2016-11-02 23:44 | 読書メーター | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://kotodomo.exblog.jp/tb/26337192
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< 2016年10月に観た映画のことども      当選のことども >>