「本のことども」by聖月

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2017年 07月 03日

2017年6月に読んだ本のことども

6月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:540
ナイス数:42

無貌の神無貌の神感想
恒川光太郎、最近は長編で随分凄いなあと思わせてくれますが、この短編集はなんかどうでもいいような作品ばかり。雑誌掲載を前提に書かれているので、所謂売文、言い方は悪いですが作品の出来はそんな感じ。不思議な世界観はいつもの通りなんだけど、別の見方をすれば既に和風テイストのSF。途中で読むのをやめようかとも思ったけど、もしかしたら次の作品は面白いのでは?なんて勘違いして最後まで。もうこれからは、長編だけ読むことにした。凄く力のある作家なんだけどさ。
読了日:06月19日 著者:恒川 光太郎
遠縁の女遠縁の女感想
素晴らしい文筆。これまでに読んできた本の最高峰。同じ作家の本も読んできた中で、ここまで座った本はなかった。いやあ、読書の喜び、生きていて、本を読んできてよかった。中篇が三作。どれも、そこそこの家格ながら、御国の事情で食い扶持を減らしていくのが共通なのだが、そこからまったく別個の話が紡がれる。そして、主人公たちの心の在り様が、この作家の紡ぎの真骨頂。唸る。とにかく読んでみろとしか言いようのない素晴らしさ。巻末の遠縁の女も、武者修行の話かと思えば、やはり遠縁の女の話。そうきたか、やられた。
読了日:06月15日 著者:青山 文平

読書メーター

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by kotodomo | 2017-07-03 09:33 | 読書メーター | Trackback | Comments(0)
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