「本のことども」by聖月

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2005年 07月 01日

直木な絲山秋子

ある書店がネットで芥川、直木賞両候補の作品を風評段階で掲示しているが・・・


これまで芥川賞の常連だった絲山秋子が直木賞ねえ・・・
うんうん確かに◎◎『逃亡くそたわけ』は直木賞な作品だわな。
こっち側(直木賞側)で受賞させるには、持ち味的にちょっと残念な気もするが、
まあ作家としてはこっちのほうが、後々本が売れていいのかな(^.^)


しかし、解せないのが三崎亜記・・・
◎◎『となり町戦争』・・・
小説の分量としては、直木賞に推されても違和感ないんだけど、
この文体、この筆遣いは芥川賞側だと思うのだけどなあ。
まあ、今回は見送りで、いつか芥川賞側の作品を、文芸誌に発表すればいいのだ・・・

と、結局そんなこと考えると村上春樹なんてどっち側の作家だと思ったりして、文芸作品と大衆文学の境目は曖昧だなあと勝手に思う今日この頃。
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by kotodomo | 2005-07-01 22:00 | メモる | Trackback | Comments(2)
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Commented by でこぽん at 2005-07-08 09:20 x
3つもTBありがとうございました。聖月さんがずう~~~っと前からおっしゃっていた『逃亡くそたわけ』が直木賞とると面白いですね。候補作になったというだけでなんだか感無量です。って、違うか。
『となり町戦争』は聖月さんが絶賛されていた作品で、こちらもデビュー作でいきなり直木賞候補ですから、やっぱり聖月さんの目は確かですね。もう脱帽です。でもこの作品は芥川賞側というのは、私もそう思います。だって、よく理解できない作品でしたもの。って、これも違うか。
私個人的にはそれはもう『ユージニア』です。聖月さんの苦手な恩田陸です。ああ、恩田陸がとってくれないかな~。そうしたらものすごく盛り上がるのですが。それではまた。
Commented by 聖月 at 2005-07-08 19:23 x
でこぽんさん こんばんび(^.^)

本当のこと言うと、どこかで『逃亡くそたわけ』、直木賞とってほしくないんですよ。『海の仙人』みたいなので芥川賞とってほしいんですよ。
この作家の感覚は、やはり文芸よりにあると思うので、そっちで・・・でも作家にとっては直木賞のほうが売れそうだから、いいのかなあ。
『となり町戦争』はすばるというエンタメ系の受賞作&短編じゃないから直木賞なんでしょうね。でもこの作家の力量は・・・村上春樹みたく、ボーダーをはっきりできない作風にありそうですね。とりあえず落ちて作風を見極めたとこで受賞してほしいなあ(^.^)


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