「本のことども」by聖月

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2005年 11月 29日

今年をまたしても振り返る・・・合わなかった本のことども

評者の評価記号はいい加減なものだが・・・
読みながら、読み終わっても記号をどれにするか揺らぐこともしばしば・・・
しかし、△と×は、はっきり言って個人的には合わなかった印である。
さて、昨日に引続き、昨年12月から今年11月まで読了の本の中から
合わんかった大賞でも選んでみようかね。相変わらず読書は進んでないしい、みたいな。

  △「血液魚雷」 町井登志夫
  △「LOVE」 古川日出男
  ×「探偵ガリレオ」 東野圭吾
  △「ギブソン」 藤岡真
  △「ロマンティスト狂い咲き」 小川勝己
  △「カーテンの陰の死」 ポール・アルテ
  △「半島を出よ」上下 村上龍
  △「再生巨流」 楡周平
  △「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」 山田真哉
  ×「ナラタージュ」 島本理生

  △「雨恋」 松尾由美
  △「ニッポン泥棒」 大沢在昌
  ×「生首に聞いてみろ」 法月綸太郎
  ×「真夜中の神話」 真保裕一
  ×「孤独な鳥がうたうとき」 トマス・H・クック 
  ×「なぎさの媚薬」 重松清

16作品/155作品だから、中々よい読書をしたようだ(^.^)




これは合わなかったなあ・・・ナラタージュ・・・食べ物?

b0037682_14475157.jpg 彼女に“ナラタージュって素敵なパーラー見つけたの♪そこのチョコパフェがすっごく美味しいの♪”と言われ、じゃあ一緒に行こう、奢ってあげようと答え、一緒にその店に入ってチョコパフェを頼む。評者もチョコパフェは好きなのだ。なんじゃこりゃ!アイスかと思って口に入れたのは生クリームじゃないか。どんどん掘っていっても、生クリームばっかりじゃないか。“ここのはねえ、アイスの部分がないの♪その代わり、この生クリームが絶品なのよねえ♪”と彼女。僕には合わないんだけど、という言葉はクリームと一緒に飲み込む評者。

 デパートの屋上で下界を見下ろしながら、彼女が熱のこもった口調で、評者に昨日観た映画「ナラタージュ」がいかに素敵だったのかを話して聞かせる。評者は適当に相槌をうつのだが、本当は今夜晩酌するか、いや飲まずに読書するか、そういう彼女にすればどうでもいいようなことで頭の中はいっぱいで、彼女の言葉は風に吹き飛ばされていくのみだ。

 本書『ナラタージュ』を読んでの感想は大体そんな感じ。男性教諭が女子高生に校内でキスをして「ごめん」と謝るような道義的に不健全な小説は、評者は好きくない。その教諭が、1年以上経ってその女性に電話するような行為も好きくない。モトカレモトカノに電話してみようと思う不健全な物語は合わないのだ。おまけに、登場人物の多くが深刻に不健全なので困ってしまうのである。もっと爽やかに生きなさいよ、君たち!なのである。

 教師が生徒に手を出すような不健全な小説よりは、教師が生徒の親と不倫関係に陥るような、そんな健全で爽やかな小説のほうが好きな評者の読書傾向である。(20050327)

※多くの女性読者の皆様、本書の支持者の皆様、ごめんなさいm(__)m評者の素直な気持ちなのです。本書内の素直な気持ちが1%も理解できなかったというわけでもないのですが。(書評No502)
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by kotodomo | 2005-11-29 20:01 | メモる | Trackback | Comments(0)
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