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2007年 09月 06日
〇「相棒に手を出すな」 逢坂剛 新潮社 1680円 2007/4
 いい加減な題名である。前作『相棒に気をつけろ』に続く、コンゲームな第二弾。確かに、前作は相棒に気をつけなきゃいけない小説であった。自分も謀るのだが、相棒の四面堂遥なる女性が、実に信用の置けない女で、つまりルパンにとっての峰フ~ジコちゃんなわけで、やはり相棒には気をつけにゃいかんなあと、題名から文字通り中身が推察される内容であった。

 今回の題名『相棒に手を出すな』は、内容とは無関係である。要するに、相棒シリーズの第二弾だよ~んという意味合い以上のものはない。内容は、前作と同じ連作短編集。主人公と四面堂遥の騙しあい小説・・・なのだが、作品によっては、四面堂遥が出てこないものもある。代わりにと言っちゃなんだが、ツルという小粋な婆さんが、メイン登場人物として登場する。

 基本的に、主人公が他人を嵌めようとするが、結果オーライながら、結局自分が嵌められてしまう、その手の連作短編集が収められている。相棒に手を出そうというような内容はなく・・・『相棒は自分で選べ』くらいが妥当かな。一応、命令形だし(^^ゞ(20070831)

※最初、本の裏表紙の絵を見て、「?」と思ったぞな。婆さんが茶を啜りながらテレビを見ているの図。結局、ツルが今回の相棒かな。そう考えると、題名も満更見当外れではないなあ。(書評No738)

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by kotodomo | 2007-09-06 09:31 | 書評 | Trackback | Comments(0)
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