『魔岩伝説』までの荒山節と、それ以降とは随分違ってきてる感。重厚壮大、緻密にして奇なる冒険譚だったのが、段々と骨格が細くなり、最近では歴史を背景にして登場人物が活躍するのではなく、朝鮮史を描くために物語られているようで、篤姫も知らない薩摩人たる評者にとって、史実の薀蓄は肌に合わない。
あの、荒山節に再度出会えるのかなあ・・・。(20080217)
※「作家のことども」荒山徹、最近の作品、どんどん評価が下がってきてるなあ。わざとじゃあ、ないよ。(書評No772)
書評一覧
↑↑↑「本のことども」by聖月書評一覧はこちら