2008年 08月 27日

〇「強運の持ち主」 瀬尾まいこ 文藝春秋 1300円 2006/5

b0037682_9122713.jpg 「ニベア」「ファミリーセンター」「おしまいの予言」「強運の持ち主」の4編が収められた連作短編集である。

 若き主人公女性、その名もルイーズ吉田(本名:吉田幸子)が、占いという職業を通して成長する、ほんわか小説である・・・が、少しワンパターン小説でもある。ジャンルとしては、勘違い話?

 「ニベア」では、小さな男の子が、“僕はパパとママとどちらを選ぶべきだろう”と占いを頼ってくる。“パパとママって離婚するの?”って、主人公が訊けばいいものを訊かないわけで、そこで勘違いが・・・。

 「ファミリーセンター」では、女子高生が“彼に振り向いてもらいたい”と来るのだが、彼の年齢やどういう人物かを尋ねないわけで、当然に勘違いが・・・。

 主人公が、逆に“おしまい”を宣告される「おしまいの予言」では、勝手に彼氏とのおしまいと解釈するわけで、やはり勘違いなわけで・・・。

 ところで、評者の場合、まったく占いはあてにしないし、スピリッチュアルな透視のようなものも好きくないし、じゃあ全然合理的なのかというと、やはり縁起はかつぐし、どういう風にかつぐかというと、パチンコで買ったら、次回パチンコに行ったときも、同じ服を着て、同じ駐車枠に車を停めたほうが勝つかも知れないと思うわけで、当然、強運の持ち主ってわけでもないので、負けるときは負けるわけで、結局、あてにならなかった縁起より、占いでも見てきたほうがよかったのか?と反省しきりの2008年夏である。(20080824)

※次回からは、うんこでも踏んでパチンコ行くか!・・・って、最近は犬のウンコ簡単にはみつからないし(ToT)(書評No830)

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by kotodomo | 2008-08-27 09:12 | 書評 | Trackback(2) | Comments(0)
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タイトル : 「強運の持ち主」 瀬尾まいこ
10年ほど前、JR神田駅前に占い師がいる喫茶店があった。 その喫茶店ではコーヒーを飲みながら占いをしてもらえるスペースがあり、神田で勤めていたときは、たまに占ってもらったり相談に乗ってもらったりしたものだ。 「強運の持ち主」の主人公、 ルイーズ吉田の職業は占い師。 彼女はいいかげんな占いだけど、よく当たると評判の占い師だ。 営業時代につちかった記憶力と直感をたよりに相談者の悩みを聞き、適当なアドバイスを送ると客は満足して帰ってゆく。 ヘタに占うより直感で占ったほうがうまくいくのだ。 ...... more


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