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2012年 12月 31日
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可もなく不可もなく、少し村上春樹がかった部分もなくはなく、粗筋は記憶喪失と、喪失と、邂逅の話と言えばいいのだろうか。ひとつのモチーフとしては、嶽本野ばらが、田仲容子という画家の絵6枚をモチーフに章立ての物語を紡ぎ出したこと。だから、全体を通して、通常でいうところの辻褄のあわない、形而上的な設定も、話の繋ぎの無理と言えないこともないが、まあこれも手法かな。ファッションのお話は少し。乙女の香りはゼロ。連載時の題名は「カルピス・アルプス」。飲料会社から結局のところ許可がおりなかったとのことである。これも野ばら。
2012年 05月 19日
嶽本野ばらの美文エッセイ集。美文だども、ノバライズムを知らない人には、何じゃこりゃ、の内容なのでご注意を。その昔、乙女はたくさんいたわけで、乙女が好きな物は白馬の王子様のわけで、だからGSたるタイガースやテンプターズが「花咲くエメラルドのお城の星の歌」みたいなのを、王子様の格好で歌わされて、大人気だったのです。モーニング娘。の道重さゆみ嬢。多くの人に嫌われているようですが、彼女はもう乙女です。「ちやほやされて、泣けば全てが赦されたい」そんな言葉が似合いすぎるのは、これもう乙女の証左なのです。ビバ乙女!
2012年 05月 19日
〇 『それいぬ―正しい乙女になるために』◎ 『ミシン』 △ 『鱗姫』 ◎ 『カフェー小品集』 ◎ 『ツインズ-続・世界の終わりという名の雑貨店』 ◎◎ 『エミリー』 ◎◎ 『下妻物語-ヤンキーちゃんとロリータちゃん』 〇 『パッチワーク』 〇 『デウスの棄て児』 〇 『カルプス・アルピス』 ◎◎ 『ロリヰタ』 〇 『下妻物語・完―ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件』 〇 『シシリエンヌ』 〇 『ハピネス』 ◎ 『変身』 ◎ 『タイマ』 〇 『アラジンと魔法のお買物』 ▲ 『幻想小品集』 ▲ 『おろち』 〇 『乙女のトリビア』 ◎◎ 『十四歳の遠距離恋愛』 〇 『遺言 a Will』 書評一覧 ↑↑↑「本のことども」by聖月書評一覧はこちら 2012年 05月 18日
マリオのお話と、ぷよぷよと格ゲーとシューティングゲーム一般論と、ドラクエⅠⅡⅢを題材にした、あるライターが主人公の連作短編集。そして、ちょっとミステリー。特にぷよぷよを題材にした「残響ばよえ~ん」は、中々にミステリー。中学時代の女友達とのゲームを通しての交流。ちょっと変わった行動をする女の子の話。その話を聞いた先輩ライターが、その女の子の行動の底に沈むものを言い当てる。いわゆる安楽椅子探偵ミステリー。面白いぞ。あとドラクエにハマった自分としては、あのⅢの容量節約の話も見逃せない。自分はⅡが一番好き!
2012年 05月 13日
図書館から借りてきて、先に読みたい本があったので、最近野ばらファンになった中三の娘(私の影響。著者のことを嶽本野ばらさんと呼ぶ。野ばらっちでいいじゃないか、というと怒る)に貸していたら、なんだか最近コルセットをしだし、ネグリジェを着用するようになり、なんど?と思っていたら、やっと本書を読んで納得。本書の内容は、いつもの乙女のための野ばらエッセー、小品集。ルビが多くふってあるのをみると、ティーン成り立て(要するに13歳、サーティーン)ぐらいからが、ターゲット。でも、相当に趣味的深みもあり、全部は吸収不可能。
2012年 05月 13日
やはりこの作家は今後も追いかけていかねばと思った佳作でした。基本、純文学路線、いや単に文学路線か、それにいつもどこか心温まる日常の切り取り、いいですね。どういうお話かといえば、長期バイトに出向く弟のせいで、弟の仮り住まいに自分が仮り住まいして嫌いな蛇を飼うはめになった男の話。どこか可笑しい取り巻くキャラたち。なかでも、職場の変わり者上司、田村のおっさんは最高である。オタクなのか自己チュウなのかつかみどころがないのだが、中々芯があって面白い。巻末に「夜の住人たち」という小品も収められているが、まあ付録だな。
2012年 05月 11日
「いつだって僕たちは小説」の総本山、今更ながらに読んでみました。意外とあっさり、ライトなノベルなのにびっくりしました。素直に泣く気にもなっていたんだけど、ツボはなし。よく、あんなに売れたなあ!貶すつもりもないけれど、不思議。下手な伊坂幸太郎が恋愛小説書いてみました、大体そんな感じの全体像です。この手の売れ筋本で、想像以上に面白かったのは『東京タワー』リリー・フランキーだったけど、やはりあれは文章や構成が巧いのだよね。本書の場合、少し下手な部分が散見され過ぎかなあ。古書店で100円なら時間潰しで損はないが。
2012年 05月 08日
お昼休みに少しずつ消化。一日40頁ほど。昼休みに頭の中が村上春樹。ところで、全体として完成された面白さに溢れているのだが、青豆さんが逡巡する部分が、多少冗長なような気もしたが、まあ村上春樹がそうしたいんなら仕方がないか。あと、ふかえりを部屋に置きたくなったぞ。濃密な関係にならなくていいから、そこにいるだけでいい。そして、時々予言めいた確定的な言い方をしてくれれば、生きていく方向がわかるっていうもんだ。含みを残した終わり方で、book3に続くわけで、果たして奇妙な世界の冒険はどちらへ?
2012年 05月 08日
◎ 『風の歌を聴け』〇 『1973年のピンボール』 ◎◎ 『羊をめぐる冒険』 〇 『中国行きのスロウ・ボート』 〇 『螢・納屋を焼く・その他の短編』 ◎◎ 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』 ◎◎ 『ノルウェイの森』 ◎◎ 『ダンス・ダンス・ダンス』 △ 『TVピープル』 ◎ 『国境の南、太陽の西』 〇 『ねじまき鳥クロニクル』第一部~第三部 ▲ 『スプートニクの恋人』 ◎ 『神の子どもたちはみな踊る』 ◎◎ 『海辺のカフカ』上下 △ 『アフターダーク』 〇 『東京奇譚集』 ◎◎ 『1Q84 BOOK1』 ◎◎ 再読再評価『1Q84 BOOK1』 ◎◎ 『1Q84 BOOK2』 書評一覧 ↑↑↑「本のことども」by聖月書評一覧はこちら |
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