カテゴリ:聖月(みづき)様のことども( 37 )


2007年 03月 27日

聖月様が「ほんぶろ」で紹介されたことども

やぎっちょさんが運営、四季さんがサポートの「ほんぶろ」

そこで聖月様が紹介された記事はこちら(^_^)


なんというか・・・
俺って目立ちたがり屋さん?
ほんぶろ
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by kotodomo | 2007-03-27 09:24 | 聖月(みづき)様のことども | Trackback | Comments(4)
2006年 08月 14日

お盆特別付録

嫁さんの写真:2006年8月14日国分サティにて二人の娘の太鼓の達人を鑑賞の図

クリックじゃあ
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by kotodomo | 2006-08-14 19:00 | 聖月(みづき)様のことども | Trackback | Comments(0)
2006年 07月 28日

超オフ会のことども:フカマチック・ナイト

ということで、今、駿府の我が家へ帰宅。
昨夜はというと、渋谷で超オフ会!
メンバーは、あのこのミス受賞作家の『果てしなき渇き』深町大先生、『パーフェクト・プラン』柳原慧様、『ビッグボーナス』ハセベバクシンオー様、そして聖月様に、通行人A、B、C、Dの4名の、計8名である・・・で、通行人A、B、C、Dはこのまま文中に、通行人A、B、C、Dとして登場してもらおうと思っていたのだが、あまりにも素晴らしい女性陣だったので、のちほど文中で言い直すことにしよう。

まずは、なんでそんな大それたメンバーと飲むことになったかというと・・・
あれは、評者が『果てしなき渇き』の書評をアップした頃、そのときに深町大先生が“書評をありがとう。今度奢らせてください”とカキコしたので“銀座の寿司”と返答したら“銀座の寿司でも、築地でふぐの丸焼きでもなんでもOK”という返事をいただき、このたびやっと念願かなってお互いのスケジュールの調整がついたわけなのである。

で“空いてますか?”とメールがきたので“空いてます”と言って、フタを開けたらこのメンバーである。場所は渋谷にとってあるという。そして、なんでそんなに集まるのかというと、深町大先生がただ単に東京に遊びにきたくなって人を集めただけなのである。

そして、実は評者、駿府を出る前にしたことを報告すると、財布の中身を確かめ、一応5万は持っていたのだけど、やはりこのミス作家の飲み会だからと新たに3万おろし、8万円持って上京・・・なんのことはない。場所は、料亭か割烹かと思いきや、居酒屋である。作家という職業はどうやら厳しいらしい。
深町大先生も、文章を書くかたわら、クスリなどを流して日銭を稼いでいるわけで、やはりノワールな作風に闇の仕事もぴったりと・・・いうわけでなく、作家として独立するにはいたらず、相変わらず薬品メーカーに勤めているというだけの話である。

さて、問題は待ち合わせである。
事前のメールのやり取りで“じゃあ、オーソドックスにハチ公のとこで、ハチ公にタッチして待っています”と答えた評者。
そのようにして待っていると、約束通り“LA”の野球帽をかぶったアナーキーな野郎が近寄ってくる。クスリの売人か?と思っていると、やはりそうで、結局それが深町大先生で、さすが作家の方はそんな感じでも、どこかそれなりのオーラが・・・ない(笑)。単に、渋谷で待ち合わせの大群衆の中の一人の若者って感じ?って、想像以上に若かったのが第一印象である。
どのくらい若いのかというと、評者を人事部長に喩えれば、深町大先生は二浪して大学に入って、4ダブリくらいしてやっと社会人になって面接にきたってえ感じ?

それにしても“よくすぐ聖月様とお気づきになりましたねえ”と言うと、
“わかりすぎですよ”と深町大先生。
そう、聖月様はハチ公に跨っていたのである。

で、そこで自己紹介しながら、約束の飲み屋へ。
道々、次の作品が学園物であること、デビュー作が何百万部売れただの、そんな会話を。

店に入ると・・・誰~れもいない!・・・ので、またまた二人で楽しく会話。
ネットではわかりにくいお互いの日常などを。

と、そこに通行人Aならぬ、素敵な女性が登場。
K嬢である。
自己紹介の後、お互いの好きな作家の話。伊坂に大崎善生・・・。
話が合う合う。こんなに合うと“なんで私たちこんなに合うんでしょう♪”と共感が恋愛に発展しそうなもんだが、そんなことはなく、なぜならこれは合コンではなく、おまけに人を待っているわけで、とにかく人が中々集まらない。

続きまして、帽子を目深にかぶり、競馬新聞を握り締めたダフ屋風の兄ちゃん登場。
ハセベバクシンオー様である。
自己紹介の後・・・しかし、話の面白れえ兄ちゃんである(^.^)

お次は、通行人Bならぬ、清楚な女性が登場。
H嬢である。
お仕事を訊くと、本の装丁とのこと。
もっとつっこんで訊くと、BL本の装丁とのこと。おお!素晴らしい!
ヨン様とキムタクが抱き合う世界である。素晴らしい!!!

続々登場。
続いては・・・ワンレン・ボディコンの黒ずくめの女性が黒い扇子を持って(ないって!)登場。
柳原慧女史である。噂には女であるらしいと聞いていたのだが、やはり女性・・・くほほ。
聖月様が焼酎海童のおかわりをするたびに、入口に近いケイ様が手渡してくれ、そのときに指と指が触れあい、電気が走り“ああ、女流作家に触れてしまった!”と感激し、逆に触れなおして、ハセベ様に殴られて・・・(はいないって)。

そいでもって、通行人Cならぬ、チャッキリした女性が登場。
T社(宝島社)のこのミス新人叱咤担当S嬢である。
いきなり“聖月様のブログを本にしてくれ!”とか、
“このミスの時期は終った。これからはこのブロの時代だ!”とか勝手に言い出したら、
ハセベ様に殴られて・・・(いないって)。

最後に登場は、知性的な落ち着き女性。
♪嬢である。
外国文学の話に、フランス映画の話、本当にディープな世界のディープな話に、
思わずチンプンカンプンの聖月様は、本当に映像系には弱い・・・
のに、そこで深町大先生が映像系の話をオタク風にディープにして、
オーイ(^_^)/待ってくれい・・・話についていけない聖月様。

その他諸々。
ケイ様は近々取材に出かけるらしいのだが、訊いてみると自費らしい。作家は大変だあ。
いきなりテーブルの向こうで、打合せを始める深町大先生とT社(宝島社)S嬢。
ハセベ様と町田康『告白』は傑作だ!で意気投合。
聖月様はどうしてそんなにスーパーサラリーマンなのかを解説。
書評の評価記号の基準を訊かれたので、いかにいい加減かを説明、大いに納得されてしまう。
ハセベ様と、またまたパチスロ話で意気投合。
K嬢が深町大先生の著書にサインをねだり、サインとともに座右の銘を書こうとするが、座右の銘が思い出せない深町大先生苦悩の図、っていうか、それじゃあ、全然座右じゃないじゃん。

そうそう、“このミス大賞受賞”を連発していた聖月っちに“僕は大賞じゃないです。優秀賞です”といじけてしまい、下を向いてしまったハセベ様、おお!しまった!失言!と思ったら、下を向いて馬券を握り締め、祈っているだけだったハセベ様。
しかし、8番人気くらいの18倍アサクサデンエンを1万円も一点買いとは・・・鋭いのか単なる・・・
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三人の作家さんたちに、“次の作品の登場人物に聖月(みづき)を出してくれ”と相変わらず無理を注文する聖月っち。

“世の中が嫌い!”とアナーキーな深町大先生。

実に人の話によく耳を傾け、落ち着きと明るさのケイ様。

そして楽しい夜もお会計。
なんと、同じ店に5時間も・・・一人、3785円・・・って、細かい計算をして、本当に細かいお金を出す作家という職業は大変らしい。
“聖月さんの分は僕が出します”と言って、銀座の寿司や築地のふぐの丸焼きの話を帳消しにしようとする深町大先生も大変らしい。

その後は・・・実は、評者は仕事の相棒の家に泊まりにいく約束で、あまり遅くてもいけないので、その場でお暇したのだが・・・麻雀しようとかマンガ喫茶とか、発想が一般人の作家さんたちは、とりあえずもう一軒に向かったのでした。

記念写真を撮らせていただき、“ブログに顔が載ったらまずい人います?”って訊いたら、みんな“いいんじゃない”って・・・
作家って、大変なんだから、肖像権とか意匠権とか特許権とか主張して・・・みるほどの世界でもないらしい。

しかし、本当に皆様、楽しい夜をありがとうございました。

記念写真・・・パチリ・・・クリックするとでかくなるど
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by kotodomo | 2006-07-28 10:49 | 聖月(みづき)様のことども | Trackback | Comments(10)
2006年 06月 04日

超オフ会のあとさきのことども

一人で食べてるのはT社(宝島社)のチャッキリ娘である。


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by kotodomo | 2006-06-04 20:39 | 聖月(みづき)様のことども | Trackback | Comments(0)
2006年 03月 01日

聖月様(みづきっち♪)のことども(2006/3/1)現在

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今、現在は家族を鹿児島に置いて、東京に単身赴任の身。
2006/2に駿府に入城。現在駿河チックライフ。

1962年鹿児島市に生まれる。
泣き虫であった。婆ちゃん子であった。姉ちゃんがいた(いる)。

高校まで鹿児島で育つ。
成績優秀であったため、大学は東京へ。
その後、就職、東京~福岡~東京~長野へ。

長野に住んでいるときに、高校時代の同級生であった嫁さんから便りが届き、
鹿児島にドタバタと帰ってドサクサと結婚。

二人の美しくも賢い5年生と2年生の娘に囲まれ、
家も建てちゃうし、立派なパパであったが、
このままじゃ、二人の進学、結婚にお金が足りないことに気付き、
2004年5月に東京へ単身出稼ぎに。結婚11年目にしての大決断である。
で、現在に至る。
だからあ、今駿河だって。

昔から、趣味は読書と書いてはいたが、大した冊数も読まず。
1ヶ月に1冊読むくらいが読書人だと思っていた読書人である。

2001年6月に旧サイト「本のことども」鹿児島情報サイトの一コンテンツとして始めたのが、ネットアイドルへの第一歩。
2005年10月に本ブログに切り替え、ネットアイドルとしての人気が、またまたうなぎのぼり。
年間読了数は、大体140冊。増やす気もなし、減らす気もなしの、成り行き数字。

以上のことを要約すれば、クールでダンディなスーパーサラリーマンということである。
書評内には、登場人物として、「評者」「嫁さん」「上の娘」「下の娘」が随時登場し、点と点をつないでいけば、評者のことが大いにわかるという女子高生ファンにはたまらない作りが本ブログの売りか?
エッセイ風書評子とか、脱線書評子とか、人は様々な呼称で評者のことを熱く語る。
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by kotodomo | 2006-03-01 13:20 | 聖月(みづき)様のことども | Trackback(1) | Comments(6)
2006年 01月 30日

青春バトン 自慢篇

b0037682_1349528.jpgでこぽんさんから青春バトンが。
多分、自慢にしかならないが書いてみることに。

Q1:小・中・高の中で、1番思い出深い時期は?

中学2年のときでしょうか。秋の大学祭のあたりを中心にして。
鹿児島大学教育学部附属中学校というところにおりましたので、
隣接する大学のお祭りというのは、思い出の中のひとつで、
この時期は特に、恐いものは何もなかったのです。
成績もよかったです、体育は得意でバスケット部、
ただ運動能力テストでは、学年で必ず3番で、1番、2番の二人には敵わなかったなあ。
あとできいたんだけど、当時二人とも運動能力テストの前って、それなりに訓練してたんだって。
オラ、天才肌だから、ぶっつけ本番だったんだけど。

彼女もいました。つきあってくださいと言ったら“光栄です♪”と返してくれた少女の微笑。

成績は、一回だけ学年トップをとりました。
県内の模試があったとき、県で4位、学校で3位、クラスで2位だったのは驚いた。
普通、県で4位だったら学校で1位じゃない?それがクラスでも2位。優秀な学校だったんですね。

Q2:初恋のあの人に一言

八幡幼稚園のさくら組で一緒だった田中みずえ嬢。
幼稚園生の男女4人で川原に遊びに行って、そこの土手で寝転んで空を見上げたとき、
これって青春ぽくない?って思った5歳児。
一言はありません。ただ健康で楽しくしていたならば。

Q3:得意だった科目は?

技術と美術関係以外すべて。
中学3年のとき、意外に暇に思い、数学の教科書を1学期に最後まで自学したら、
その後の授業がつまらなくなってしまいました。

Q4:では、苦手な科目は?

手先の器用さ、創造力が要求される、技術と美術。
体育の器用さ、創造力はあったんだけどね。

Q5:思い出に残った学校行事を3つあげてください。順番は関係なく。

特になし。行事はたくさんあったけど、特に・・・
ああ、小学校って白赤分かれて、毎年1/2の確率で優勝するんだけど、
1年から6年まで一度も優勝できなかった。
中学は5つの色にわかれるので、当然優勝できなかった。
さすがに高校は学年別対抗なので、3年のときに初優勝。

Q6:学生時代は、クラスではどんなキャラでしたか?

クール。大人。学級委員長、生徒会役員、そんなタイプ。
初めて下級生から貰ったラブレターに“この前、笑っている姿を初めて見ました”
とあったのが印象的。
知らない人から見たら、ナイフみたいなやつ。

Q7:学生時代の友達からの呼び名は?

ゆーすけ
当時、女の子たちは、自分に対してこういう呼び方をできる同級生に嫉妬していた。
あたしも彼を、早く呼び捨てするくらいに近づきたいわ、と。

Q8:好きな給食のメニューは?

中学から給食なし。牛乳だけは一人一本+お弁当。
部活のあとの余った牛乳飲み放題が美味かった。

Q9:好きな「学食(or購買)」のメニューは?

利用なし。利用している連中が羨ましかった。
大学でも学食の利用なし。

Q10:次のバトンを渡す5人

いないよ、そんなもん。
自分の青春は語っても、人の青春なんてどうでもいいから。

・・・と、こんなもんすかねえ、青春時代の自慢話は。
まだまだ自慢できることはあるんだけど。
小学校6年の修学旅行、クラスの男の中で生えていた3人のうちの1人だったとかさ(笑)
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by kotodomo | 2006-01-30 13:52 | 聖月(みづき)様のことども | Trackback(2) | Comments(6)
2005年 12月 31日

冊数とかのことども


年間読破目標なんて決めていないので、でも今年は一番で157冊っていうか、157タイトル。
とにかく、年間の目安が140冊。
今年もいけたとか、今年はいけなかった、そんな管理。

で、数じゃなくて読書は中身だとは思うんだけど、読んでいる人は読んでいるわけで、
例えばすみたこさんは今年丁度300冊、読まないように押さえて300冊だし、
四季さんなんて470冊なわけで・・・
ふう、157冊ですう、新記録ですう、なんてハシャゲルわけがない(笑)

しかし、思うに、自分の場合、どんなに生活のスタイル変えたとしても、年間300冊がいいところだろう。
年中休み、自由にしていいよ、なんて言われても、一日一冊以上のペースは出来んかも。

ところで、色んな書評サイト及びブログがあるが、
評者のこだわりなどを

①タイトルに出版社及び価格を必ず入れる
いや、馬鹿話しか書いていないんだけど、元々は一人でも多くの人が“読もうかな”なんて思ってくれることが目的で始めたわけで、そういう人のために必ず入れる。
まあ、今はアフェリエイトの貼り付けなんかで、結構そういう情報が盛り込まれている記事は多いんだけど、評者はブログタイトルに必ず盛り込むようにしている。

②アフェリエイトはしない
いや、一時期しようかとも思った時期はありました。
でもね、これやると、写真で遊べなくなる。
タイトルとは別な本を持ってきたりとかね。たとえばこれなんかそう。

③記事内容と全体の構成を考える
要するに、自分のスタイルの記事を書く。
アクセス数なんて構わない。
それと、例えば検索なんかを考えて、自分があとで検索しやすいような構成にする。
そうすれば、少しわかったリピーターなんかも、使い勝手がいいかも、みたいな。

とにかくね、重ねる。それだけである。
自分を重ねていくのである。人生はね、積み重ねなのだよ。

今年も色んな罪を重ねてきたなあ。
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by kotodomo | 2005-12-31 09:45 | 聖月(みづき)様のことども | Trackback | Comments(4)
2005年 11月 13日

パパがまだキムタクだった頃

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ヾ(=ΘΘ=)ノと聖月っちの写真談義・・・読む?
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by kotodomo | 2005-11-13 16:43 | 聖月(みづき)様のことども | Trackback | Comments(3)
2005年 10月 26日

発表!!!ブログ書評大賞by聖月

いや、昨日までは書評No471 ◎◎「無情の世界」 阿部和重かな、もしくは書評No529 ◎◎「大人の保健体育」 野口哲典かなと思っていたのである。

だがしかし、昨年の『プレイ』 山口雅也の発表の記事をあらためて見ると、その文章のお下劣さはシンクロするのだけど、こんな選考基準を書いているではないか・・・

本の評価ではなく、書評の評価。
選考基準は
1.ブログで発表された書評である。
2.2004年(今年は2005年)出版の本について書いてある。
3.書評全体のうち、本の内容に触れている部分が1/10以下である
4.本の内容より書評のほうが面白い。

冒頭の2冊は、ダラダラ書いている部分も多いが、結構、本の内容に触れているので、ちと違うのではないか・・・

ということで、夕べもう一度見直したのである。
なんだ、傑作書評を書いておるじゃないか。
ということでブログ書評大賞は・・・・これ。昨年の本だけど。本の内容より書評のほうが面白いとはいわないけど。でもこれに決定(^O^)/

書評No497 ◎「ペンギンの憂鬱」 アンドレイ・クルコフ
ということで再掲しとこう。

b0037682_1720655.jpg 以前、長野県は蓼科高原に住んでいた評者の住まいは、所謂リゾート風集合住宅であり、1階に住む評者はワインのヌーボーの解禁時期に、どういういきさつか忘れたが、4階に住む女性と一緒に評者の部屋でそのヌーボーを中心に据えたささやかな二人だけのパーティーを行うことを約束するはめになってしまった。夕刻に評者の部屋の扉の前に現れたその女性は、いかにも高原のお嬢さんという清楚な雰囲気で、評者も約束するはめになってしまったとか言いながらも満更悪い気もしなかったのであるが、彼女が携えた小粋な食料の袋とは反対側の手に持っていたバスケットがどうも気になった。部屋の中に招き入れたあと、その彼女のバスケットから物音がする。ウサギのウーよ♪という。籠の中じゃ狭いから出してもいいかしら♪という。ワインを楽しみ食事を楽しむ二人と一緒に、そのウサギのウーは勝手にピョンピョン楽しんでいる。結局そのまま評者の部屋に泊まった彼女だったのだが・・・ウサギのウーがうるさかった。一晩中ゴソゴソ、ガサガサ。ウサギって夜行性?そう思いながら、やっと寝付いた評者なのだったが、朝起きてみると迷惑なことにウーは死んじまっている。彼女は大泣きし、自分の部屋に帰るとだけ言い残し、部屋を出ていったのはいいが、ウーの死骸は部屋の中に残されたまま。出て行く彼女に、そのことを後ろから伝えても、死んだウサギはいらないと言ってそのまま行ってしまう。

 仕方がないので、30分かけて車で山を降り、なんとなく気付いていたお店までウーを持って出かけ、1万5千円払って剥製にしてくれるよう頼み、出来上がったら電話します、3~4日くらいかかりますけどということで、電話を待つがかかってこない。いい加減催促してもいいだろうと思って、7日経ったときに自分の部屋の受話器をあげると電話自体が死んでいる。原因を探ると、なるほど室内の電話線が妙な感じに切れている・・・齧られている。ああ、ウーはこれ齧って食って死んだのかと思い、またしても車で山を降り、剥製屋さんに連絡がつかなかったことを詫び、立派になったウーの剥製を受け取り、千円で電話線も買って、彼女の部屋を訪問するが不在のようで、ウーの剥製の入った箱とメモを彼女の部屋の前に置いたが、一週間もしないうちに彼女も部屋の前の箱も、何の連絡もなくいなくなる。

 それから5年後、東京に住むようになっていた評者の荒川の住居の前に、仕事から帰ってくると、幼い女の子が立っており、蕎麦屋の岡持ちみたいなものがその横に置かれている。女の子が、メモを評者に渡す。名前は書いていないが、それは以前ウーの剥製と一緒に突然消えた女性に渡した評者直筆のメモであり、空いたスペースに、あなたの子です、よろしくお願いしますと書いてある。女の子はニンマリして、あたしの名はアーニャ、そしてこっちはミーシャ、よろしくね♪と言って、岡持ちのふたをあける。ミーシャと呼ばれたそれは、でっかい皇帝ペンギン。こっちのほうは、どう考えても自分の子じゃないだろう。そして3人の家族ごっこが始まる。女の子アーニャは蓼科ヌーボーナイトから勘定が合うように4歳なのだが、結構しっかりしている。評者が相手にしなくても、大抵の場合ペンギンのミーシャに絵本を読んで聞かせているか、一緒に風呂場で水浴びして遊んでいるか、一番多いのは一緒になってテレビを眺めている。たまにペンギンのミーシャがギャッ!と鳴くときは、必ず画面に猫が登場しており、女の子アーニャは大丈夫だよと、ミーシャに優しく声をかける。

 3ヶ月も家族ごっこが続くと、お互いなれてきて、どっか出かけようかという話になり、冬の蓼科湖へドライブ。氷の上は、ワカサギ釣りの穴だらけで、ペンギンのミーシャははしゃぐように、あっちの穴からこっちの穴へ冒険を続け、女の子アーニャは氷や雪が珍しそうで、こんなところで育ったのじゃないの?と訊くと、多分名古屋というところで育ったんだと思うと答える。

 そんなこんなの楽しい出来事を自慢のブログ日記に評者が何気なく書いたところから、なんだか話がおかしくなってくる。蓼科漁業協同組合という組織から、漁業権の問題ということで内容証明郵便物が届き、自分が不在のときに不審な人物がきたけど出なかったよ、エライでしょ♪とアーニャは言うし、音楽会社やデジカメメーカーから、著作権や商標登録の侵害云々の話が舞い込む。そして、評者は・・・。

 いかがかな。以上は評者のフィクションであり、実在する人物、団体・・・という言い訳は別にして、本書のような読んでみてくれとしか言いようのない作品の書評に代えて、少し変奏曲、大いに別ジャンルの作り話で紹介してみたのだよ。

 著者はウクライナのロシア語作家。本書の前半は、ウクライナのいしいしんじが書いたようなそんな雰囲気。中盤では表の世界から裏の世界が投射され、終わってみれば少し形而上。あとがきを読むと、著者はロシア語翻訳された◎◎『羊をめぐる冒険』村上春樹がお気に入りとのことで、う~ん、この作風、そういえばそんな雰囲気も(^.^)(20050319)

※本書の中に登場するペンギンは身長1メートルとでかい。表紙絵のように少女とペンギンの大きさは大体一緒なのである。だからなんだと言うわけじゃないが、表紙絵のペンギンは少女に比べでか過ぎないかという疑問に備え(書評No497)
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by kotodomo | 2005-10-26 07:37 | 聖月(みづき)様のことども | Trackback | Comments(2)
2005年 10月 25日

発表!!!このミステリー(に限らない)本はすごい!かも2006by聖月

b0037682_7413253.jpgでは、いきなり順位なしベスト3を発表!!!

まずはユーモア家族小説の傑作
書評No559 ◎◎「厭世フレーバー」 三羽省吾
これを入れなきゃ始まらない、で始まって、あと2冊。

次は、やはりこれもユーモア家族小説ながら、その完成度は『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』より格上、そう
書評No553 ◎◎「サウスバウンド」 奥田英朗
もう、あと一冊になっちゃった。でもあと一冊となれば、もう決まり。

今年の押さえ本。その力量は誰も否定できない。ベスト1と言ってもいい。それは
書評No509 ◎◎「告白」 町田康
芥川賞作家が書いた、直木賞をこえるエンタメ文学!!!

・・・
と選んでいく中で、いれようかどうか迷った作品たちのことどもも。

既に2006年版聖月大賞を与えたライトミドル級の傑作
書評No556 ◎◎「犬はどこだ」 米澤穂信

力量、内在するパワーとも『告白』に匹敵の
書評No565 ◎◎「バースト・ゾーン -爆裂地区-」 吉村萬壱

文庫化されて初めて読んで感激した山田詠美の世界最強家族小説
書評No567 ◎◎「PAY DAY!!!【ペイ・デイ!!!】」 山田詠美

このミスに是非ランクインしてほしい
海外編は
書評No508 ◎◎「死を招く料理店」 ベルンハルト・ヤウマン
国内編は
書評No503 ◎◎「笑酔亭梅寿謎解噺」 田中啓文

読まなきゃ損する本年以外の出版本
書評No470 ◎◎「追憶のかけら」 貫井徳郎

そして古川日出男ファン必読
書評No520 ◎◎「中国行きのスロウ・ボート RMX」 古川日出男


以上、以上、以上・・・今年もなんか終ったなあ・・・いや終らない。

明日はブログ書評大賞by聖月様の発表である。
いわゆる、本は読まなくとも、書評で読ませるという自画自賛の賞である。
多分、お下劣なやつが選ばれるだろう。
昨年もトイレネタだったし。
昨年の作品はこれだった

※印のみミステリー
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by kotodomo | 2005-10-25 07:40 | 聖月(みづき)様のことども | Trackback(1) | Comments(7)