<   2006年 06月 ( 21 )   > この月の画像一覧


2006年 06月 30日

プライベートなご紹介

駿府に単身赴任中の私めの勤め先は、
あの、あのの、あののの、あのののの、痛みを、慢性疼痛をとる素敵な施設
清泉クリニック整形外科・スポーツ医学センター

であることを告白しておこう(^O^)/


こんな↑空間で走って汗を流して仕事しないで頑張っているのである。

ついでにスタッフブログもできたので紹介しておこうかねえ。
スタッフ日記(^O^)/でござる。

ここに、もうじきリアル「本のことども」コーナーができるんだなあ。
[PR]

by kotodomo | 2006-06-30 16:52 | メモる | Trackback | Comments(4)
2006年 06月 29日

朝からキムチのことども

生まれて初めてキムチを買った(^O^)/

別にキムチが嫌いなわけじゃないけど、買ったことのないものって意外と多い気がする。
大学時代からの13年間の一人暮らし、ここ2年の一人暮らし、
そんな中でピーナツバター好きだけど買ったことないし、
チョコレートやケーキなんて勿論買ったことないし、
大抵の果物は買ったことないし、
そんなわけで、キムチは食卓にあれば食べるのだけど、初めて買ったのことども。

80円のパックご飯、198円の野菜ジュース、30円の味噌汁、6.3円の玉子焼き×2、
キムチは「極上キムチ-北海道で一番売れているキムチ」ということで450円ほどで購入。
あまり極上の味というほどでもなかったけど、10日は持ちそうなので一食45円ほど?
まあ、野菜ジュースも4日で1本とすれば・・・220円ほどの朝飯のご紹介(^.^)
b0037682_8464129.jpg

[PR]

by kotodomo | 2006-06-29 08:46 | メモる | Trackback(1) | Comments(6)
2006年 06月 28日

朝から刺身に・・・


夕べも飲んだのことども。

刺身なんか二パックも買ったのだが・・・
実際にはそこまで食欲もなく・・・

そこで、今朝の朝食は100円パックご飯にメバチマグロの刺身(^O^)/
そいでもって、賞味期限が切れるので卵も処理。
3つもあったので、三ツ目小僧目玉焼き(^O^)/

一人暮らしを始めてから、こんな豪華な朝食は初めて。
刺身バクバク、玉子3つペロリンコ。

ただそれだけの話のことども。
[PR]

by kotodomo | 2006-06-28 13:10 | メモる | Trackback | Comments(0)
2006年 06月 25日

◎◎「町長選挙」 奥田英朗 文藝春秋 1300円 2006/4


 人はうろ覚えの言葉を座右の銘とか好きな文句とかにする場合があるわけで、評者の場合、多分、太宰治の文庫『パンドラの函』にその昔併録されていた「正義と微笑」の中の最後のほうに書かれていた文章“(素直に歩いていこう・・・みたいな文章の後に続く)思わせぶりを捨てたなら、そこは意外に平坦な道らしい”というのがそれである。

 例えば、若い時分の男性なら、女性にモテタイとか、女性とヤリタイとか、なるべくなら多くの女性に好かれたい(ヤル気もないのに)という輩が多く見受けられる。評者もそうだったのであろうが、結婚もして子供もいて、今の生活が一番いいやなんて安穏としてくると、女性と接しても肩に力が入ることもなく、たまにセクシーダイナマイトな女性だと股間に力が入ることはあったとしても、少なくとも、まあ自然体で臨むことができるわけで、そういう意味ではもう老成している評者から見ると、イマドキの若い未婚の男性の女性への接し方は、もっと肩の力を抜いて接せんとアカンよベービー坊やと思うわけである。

 異性とのことに留まらず、出世だとか、金儲けだとか、運動選手だとトップになりたいだとか、そんな欲というかこだわりというか、そんなものがふと無意味に感じて世の中を見回したとき、要するに人生というものを肩の力を抜いて眺めると、意外と平坦な道が広がっているものである。

 書評サイト運営なんてものもそうで、評者も5年前に始めたときは人気サイトになりたいとか、アクセス数を増やしたいとか、喫茶店で茶を啜っていたら隣のOL二人組みが“本のことどもの聖月っちってさあ・・・”なんて話を小耳に挟みたいなんて思っていたものだけど、最近は肩に力を入れようにも、本を読めずに書評の更新が滞っているだけに留まらず、ほぼ毎日更新の日常のことどもも書かなくなってきた今日この頃で、そうすっと当然のごとくアクセス数なんかも目に見えて減ってきているわけなんだけど、まあいいか、なんて思ってしまい、ついでにブログをやめてみるのも悪くはないか・・・と、心の2%くらいで思ってしまうのは、実際にはやめることはないのだけど、ひとつ肩の力が抜けてしまっていることの証左で、まあサイト開始以来大体のことはやってきたので(リアル本屋にリアル「本のことども」コーナーが出来たり、地方新聞にとりあげられたり、オフ会で知り合いが増えたり、記事が縁で作家さんと飲んだり・・・)、あとはサイトを訪れた人が見やすいようにマイナーチェンジな改造をと思っているくらいなのである。

 で、なんでサイトをやめる気がないのかというと、少なくとも顔を知った友人知人が10人くらいは読んでくれているのがわかっているからであり、“元気にこんな風に過ごしているよ(^.^)”という発信なのであり、例えば、たまたま先日このミス作家さんたちと飲む機会があったことも、記事的には“どうや!凄いやろう!”的に書いてはいるけど、自分としては縁についてのことを書いているだけで、今度その友人知人たちに会ったときの話題にでもなれば・・・そんな感じで書いているようには見えない?のも聖月節の特徴だから仕方がないのことども。

 本書『町長選挙』は、『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』に続くトンデモ精神科医伊良部シリーズの第3弾で、「オーナー」「アンポンマン」「カリスマ稼業」「町長選挙」の4つの短編が収められている。どの作品にも共通していることは、トンデモ精神科医伊良部の活躍?と、アホな病を持つ人物たち、そして思わせぶりを捨てたならそこは意外に平坦な道らしいという落ちである。まあ、精神的な病というのは、そんなもんなんだろうけどさ。

 そして、「町長選挙」を除く最初の3編だけで考えた場合、今回のこのシリーズは有名人パロディ編と位置づけることもできる。2作目『空中ブランコ』が職業編、そして今回が有名人パロディ編てな感じである。マスコミ編でもいいかな。&この3編については、まっこともって連作短編集の色が強めで、伊良部にお世話になった(?)各編の主人公たちが他の短編でも取り沙汰されるところが、また読んでいて楽しいところである。

 「オーナー」権威ある新聞社&プロ野球チームのオーナーの病とは?この人物ナベツネじゃないよ。ナベマン。

 「アンポンマン」一人勝ちのIT産業の寵児はその後逮捕され保釈されたけど、その人がモデル。

 「カリスマ稼業」44歳にして歌劇団出身のカリスマ女優の人気の秘密は、その見た目の若さ・・・って、これ誰がモデルなのか芸能界に疎い評者はわからん。小鳩くるみか(笑)。

 「町長選挙」評者の出身地は鹿児島。そこの徳之島ってところは、毎回選挙のたびに町が二分。負けたほうは4年間冷飯食い。土建の覇権争い選挙。そんな感じの伊豆の小さな島が舞台。

 最近、本が読めていなかったが、休みの本日日曜午前中で楽しく読み切りましたのことども。(20060625)

※毎月12冊くらいのペースで読めていた昨年までの5年間。今年は5月に4冊、6月はまだ3冊・・・だけど、まあいいか(^.^)(書評No653)

書評一覧
↑↑↑「本のことども」by聖月書評一覧はこちら
[PR]

by kotodomo | 2006-06-25 14:32 | 書評 | Trackback(11) | Comments(3)
2006年 06月 24日

読めていないのに、またamazotta(あまぞった)



全然読めていないんだども・・・
三羽省吾『イレギュラー』は自分用。
白石一文『草にすわる』、大崎善生『パイロットフィッシュ』は職場の女性たちの回し読みにプレゼント。

これで、職場での聖月様の好感度が大幅アップという算段だ。
文庫2冊で1040円、これで聖月様って素敵ってなるなら安い投資である。
かんらかんらかんら(高笑い)

それにしても、三羽省吾の作品が気になる気になる。

ついでに前作『厭世フレーバー』の書評も載せておこう(^O^)/

◎◎「厭世フレーバー」 三羽省吾 文藝春秋 1680円 2005/8


 期せずして傑作を読んでしまった。本書『厭世フレーバー』は、ユーモア風味溢れる家族小説の傑作である。

 デビュー作であり第8回小説新潮長篇新人賞を受賞した◎『太陽がイッパイいっぱい』も、オカシミ&ユーモア溢れる青春小説として中々楽しかったのだが、いかんせん青春のフレーバー(風味)を表現せんがためのベタな描写が目立ち、そういう欠点をオブラートに包むというような著者の力量がまだ足りなかったのが、評価◎止まりという結果であった。

 本書を読み始めての数ページでは、前作に引き続き、そういうタイプの文章できたかと早合点してしまった評者なのだが、読み進めるにつれ、著者の力量と推敲の結実に、いいぞいいぞとページを繰る手が止まらずの一気読みの快哉読書タイムであったことを、まずは報告しておこう。一見ベタに見える表現も、今回は文章の中に溶け込んで一体化しているし、何しろ新しい文章作法として、読み手にその表現の存在自体が欠かせないものと映ってしまうあたりが見事であり、手法としても新鮮なのである。

 14歳、中学生の須藤圭一。学校の三者面談で、進学しない中坊で自分はいい、今やっている陸上も今日でやめる!そんな宣言を母親と担任の前でするところからこの物語は始まる。14歳の視点で描かれているので、先述のベタな胸中表現も多用されているのだが、これが中々14歳らしい共感の持てる表現で楽しい。このまま、こういう青春小説で突っ走ってもいい小説に仕上がったであろうに、2章目以降では圭一の視点は一切出てこない。

 目次を見たときには、章題が「14歳」「17歳」「27歳」「42歳」「73歳」となっていたので、この物語は14歳の少年の成長小説で最後にはジジイになってしまう少年ジジイ小説?なんて、わけのわからんことを考えた評者だったのが、やはりそれは違ったのである。

 実は、この須藤家。リストラされた父親がフラッと行方不明中の家族なのである。そしてそれぞれの家族の視点、次男、長女、長男、母親、ジジイの視点が章立てとして使われているのである。こういう設定ならよくある話。しかし、この小説、そういう設定を見事に生かしきった傑作なのである。

 まず、最後まで父親が現れるなんてことはないのだが、各章で語られる父親の断片だけで、いかなる父親であったのか、そこらへんが浮き彫りにされるところが面白い。いや、普通だったら断片だけで人物像なんてさほどわからないものなのだが、異質の父親だっただけに(何が異質かはだんだんに明らかになるぞ)、その断片だけで大概のことが想像されるほどなのである。簡単に言ってしまえばハチャメチャな親父であり、あの◎◎『サウスバウンド』奥田英朗の中に出てきた父親一郎の兄弟か!と思うような破天荒な人物なのである。面白いぞ、この父親。読むべし!

 あと多視点で語られるということは、それぞれの視点からでは見えなかったものが見えてくる・・・と、これも常道の手法ではあるのだが、そこに見えてくるものが“素敵の宝箱”なので、これも読んでいて楽しい。え!そうだったの!プチ感動(^.^)そんな素敵の配置が読んでいてたまらないのだなあ。以前読んだ名作◎◎『青い湖水に黄色い筏』マイケル・ドリスなんかも、母娘3代にわたる視点の妙で読ませてくれたが、こういうのって、結局ある意味ミステリーマインドも充足されるわけなのよね。『青い湖水に黄色い筏』のほうは、多分作者は文芸として書いているだろうし、本書『厭世フレーバー』も家族小説として書かれたと思うのだが、結局サプライズがあるってことは、広義のミステリーなんじゃないかな。

 配役も妙。家族以外の脇役たちも、いつの間にか章を跨いで表現されており、その企みに気付いたときに読者はニヤリなのである。特に最終章で出てくるジジイの会話相手である若い娘と、話に割り込んでくる中年男なんてグッド(^.^)こういう企みみたいのは伊坂幸太郎あたりが得意なんだけど、この作者の似ているようでまた違った企みも上手く生きていてグッドでニヤリなのである。

 読むべし、読むべし、べし、べし、べし!!!最初は“ふ~ん”と思って読み始めた小説も、読み終えたときに“傑作じゃん・・・”と呟いてしまう・・・そんな小説が本書である。そんな小説が存在することを知ったあなたは幸せ者である。聖月様のお蔭である。お礼はいらない。ただ、読むべし!(20050903)

※高校生や大学生にも読んでほしい一冊。あと、イマドキの若者どもにも。◎『蹴りたい背中』綿矢りさ姫◎『蛇にピアス』金原ひとみ嬢を読んで“よくわからなかったけど、面白かったしい、みたいな♪”という、わけのわからん感想持つくらいなら、本書を読んで“チョー面白い♪”とか“面白すぎ!ヤバイ♪”なんて言いなさい。
[PR]

by kotodomo | 2006-06-24 10:20 | メモる | Trackback | Comments(2)
2006年 06月 22日

梅雨の柿田川 通勤の風景のことども

今は駿河で徒歩通勤。約5分。
途中で柿田橋を渡ります。
紫陽花の群生に思わずパチリ。
この川は、ここから上流に向かって500メートルほど行くと行き止まり。
なんで?
そこからの富士の湧水により、この川は生まれているのです。

写真をクリックして、水面をよくご覧下さい。
透き通っています。

聖月様は、こんなところに住んでいます。
b0037682_10535067.jpg

b0037682_1054109.jpg

[PR]

by kotodomo | 2006-06-22 10:54 | メモる | Trackback | Comments(0)
2006年 06月 21日

27年前の記憶、5年目のことども

昨日は嫁さんの誕生日・・・

なんて思っていたら、よく考えたらブログになる前「本のことども」は普通のサイトでやっていたわけで、
ブログになって一生懸命記事を移して今の形になったわけで、
その最初のサイト開始記事からの書評が今このブログに集積されているわけで、
そういうことで・・・

「本のことども」5周年(^O^)/

・・・だった昨日のことを書くために書き始めたわけではなく、

・・・というように、いつも条件反射で文章をダラダラと吐いているわけで、

・・・ということで、昨日思い出したことは・・・

27年前、評者はまだ17歳の高校二年生で、
そのときのクラスに足の膝の異常で3年ダブった女の子がいて、
要するに同級生だけど、3つ年上の長い髪の大人しい女の子がいて、
1月15日は進学校だったので、全員統一模試で学校に行ったのだけど、
彼女はやはり来なくて、“成人式に行ったのかなあ”と暢気に思ったのだけど、
後で聞くことになった話だと、当日、自分は成人式だったのだけど、
学校にも成人式も行きたくない複雑な落ち込んだ気分だったらしい。

そんな彼女と、昨日メールのやりとり。
“誕生日おめでとう。幸せですか?”
“ありがとう(^.^)子供たちと毎日楽しいし、パパも優しいし、すっごい幸せ”

結局、あのとき学校を休んで落ち込んでいた3つ年上の女の子は、
今では、すっごく幸せみたいで、そんな女性が嫁さんでよかったなあと、
一人部屋で“おめでとう”なんて言って、またまた飲んでしまったのことども。

成人式のときの欠席の真相は、結婚してから聞いたのことども。
[PR]

by kotodomo | 2006-06-21 11:40 | メモる | Trackback(1) | Comments(5)
2006年 06月 20日

鹿児島からはるばる運んできた車がぁぁぁ・・・走行距離19万キロ

簡単に言うと、死んだというか、入院中というか。

土曜日、夜に仕事を終え、スーパーへ。
行く途中、エンジン音がなんか変。

そのうち、アクセル踏んでも、空回り&時々繋がる・・・みたいな。

買い物終えて、いよいよ松本伊代怪しくなって、全然動力が繋がらなくなって、惰性で走って、そしたらパチンコやがあって、そこの入口に頭を突っ込んだところで死んでしまって、パチンコ屋の店員に押してもらって、安全なところでJAF待ちで、ネッツトヨタに運び込み、オートマ部分が死んだも同然宣告を受けて、タクシーで帰ろうかと夜の10時に悩んでいたら、JAFの人が送ってくれて・・・

スーパーで買った寿司と刺身が生温くなっていたけど、晩酌しながら、こんなトラブル嫌な気持ちだけど、人に迷惑かけずに済んでよかったなあと思ったのでした。

国道の中央車線あたりで走らなくなったら・・・ぶるる\(◎o◎)/!
[PR]

by kotodomo | 2006-06-20 12:45 | メモる | Trackback | Comments(2)
2006年 06月 19日

父の日に 一人買い物 風呂溜める  聖月法師

b0037682_12495269.jpgなんだか、昨日は父の日みたいで、
家族からメールやFAXや電話もきたのだけど、
それでも風呂は自分で溜めなきゃ入れないわけで、
そんなわけで風呂溜めはじめて、
そういやあ、バスロマンも使い果たしたんだったと思い出し、
ドラッグストアまで散歩、ぽくぽく散歩。

そして、六一〇ハップに邂逅した聖月法師様。
小さいとき親父が入れていた、臭いやつ・・・

だったんだけど、あれって温泉の香りじゃなかったっけ、
なんて思い買って入れて入ったら極楽浄土温泉気分(^.^)

休みの日だけ風呂溜めていたのだけど・・・
毎日入ろうかなあ(^.^)お風呂じゃぶじゃぶ。
[PR]

by kotodomo | 2006-06-19 12:50 | メモる | Trackback | Comments(0)
2006年 06月 18日

◎◎「テースト・オブ・苦虫2」 町田康 中央公論新社 1785円 2006/5


 今は駿河の國でせっせと出稼いで働く評者だが、鹿児島時代は、出身地、生れ故郷ということもあり、せっせと働きながらもこれ飲み会が多く、飲み会が多いのはいいのだけど、1次会が終わると皆様すぐ2軒目行こうという話になり、評者の好きくないキャバクラなんどに行くわけで、評者もSSだからって、SSって何?って訊かれれば、そりゃスーパーサラリーマンの略だし、要するにスーサラだからお付き合いで一緒に行くわけで、なんでキャバクラが好きくないかといえば、女給と話するのが甚だ面倒だからである。

 そのキャバクラの名前が「おかえりなさい」なんていう名前で、入っていくと“お帰りなさい♪”なんて女給たちが声をかけてくるわけで、要するにアホな男どもに、仕事や家庭はあなたの仮の棲み家、あなたの帰るところはここなのよ♪などの浅墓な策謀が根底に見えているにもかかわらず、アホな男どもや評者の友人たちはまんまとその策謀にひっかかり、その店に帰っていくのである。仕方なく付き合いで入っていって、ついた女給が“お帰りなさい♪私の名前は由華よ。ユカリンて呼んでね♪”なんて言うのだが、自分が知っている女給は明美嬢にクンクンに靖子姫しかいないわけで、その3人が“お帰りなさい♪”というのならまだしも、見も知らないユカリンという女性にお帰りなんて言われるのは、知らない人の家に行ってお帰りなんて言われるのと一緒で甚だ片腹痛く、そう文句を言おうかと思ったのだが、バストが大きいので許すことにした。

 で、“お仕事は何?”とか“日銀の金融政策についてどうお思い?”なんてありきたりの質問で会話を盛り上げようというのが、評者が面倒に感じるところで、だからいつも途中で自分から切り返しの口上を述べて逆襲を図る評者なのである。少なくとも会話の早い段階で、もしくは無理矢理にでも“そんなのは、当たり前だよ”なんて返せる場面が出てくるわけで、そういう場合、東京のオヤジだと“そんなのは、あたりまえだのクラッカー”などと、鹿児島では放映されもしなかった昔のコマーシャルのギャグで笑いをとろうとして沈没するわけだが、評者の場合は“そんなのは、あたりまんこのじんじろげ、メリケン好みの毛が見える”と切り返し、“なに?それ?エッチそう?だけどわかんな~い。教えてユカリンにも♪”なんて話になってくるわけで、そこで滔々と、メリケン波止場なんて言葉を出して、鎖国中の日本、そうだなあ、長崎グラバー亭なんて、知らない?まあ、鎖国している日本にもゲエコクの人が出入りする場所なんてあって、そこでパーティーなんてあったりして、異国情緒豊かな中に日本の女性が着物姿も艶やかに女給的に随伴すんだけどさ、まあ女給もしこたま飲んでションベンしたくなるわけで、もう我慢できない、ご不浄までは持ちきれませぬわ、なんて庭園の暗がりに行ってそこでしちゃうわけで、まあそういうのを余興的に眺めている米国人ギルバート・オサリバンの図がどうたらこうたら説明して、会話を盛り上げる評者の横で、その知性にくすぐられ女給たちが目をハートの形にしたところで、“40分経ちましたけど、延長どうしましょう?”と野暮な男給が割って入り、女給どもに魅入られたまま延長せず店を去る評者の姿のなんと凛々しきことよ。

 一度などは“そういうのを小人閑居して不善をなす”なんて、彼女どもにはわからない言葉を不用意に使ってしまい、その意味するところの解説を迫られ、“例えばさ、男子高校生が、夜、勉強部屋にいるわけじゃん。そいでもって、本当は勉強しなきゃあかんのやけど、する気も起こらずなんか暇だなあなんて思うわけやんけ、やんか?この状態を、暇を持て余す閑居(かんきょ)の状態といえるわけ。そこで大人(だいじん)だったら、これはいかん、こんなことじゃ出世も覚束ないと気を取り直して蛍の光と窓の雪の明かりで勉励すんだけど、あいにくこの男子高校生は小人(しょうじん)。じゃあ、何するのかっていうと、そうだ!と思いついて、徐(おもむろ)に机の下から雑誌エロエロハメハメ天国っていうのを取り出して、眺めているだけと思ってもそこは男子高校生の性(さが)、ズボンを脱いで、結果脱力して、何にもならないっていうか、かえってティッシュは消費するやら床は汚してしまうやら、要するに小人(しょうじん)は暇を持て余すと迷惑野郎になりさがるし、これが同棲中のカップルなら暇だねえって言って、そこでボランティアにでも励めばいいのに、すぐに男女で一苦労一汗みたいな行為に走ってしまってはいかんことをいうのである”なんて解説した日には、彼女たちの目は潤み下半身も潤みご不浄に駆け込み下履きを履き替えるなんどしても、評者は延長せずに店をずらかっているのことども。

 というようなことを町田康が本書で書いているかどうかは知らないが、大体こんなレベルのことを書いていて、評者は大いに笑って屁をこいた。(20060618)

※文中(かっこ)を使って読みを書いているのは、キャバ嬢ほどの知識レベルの方へのサービスである。(書評No652)

書評一覧
↑↑↑「本のことども」by聖月書評一覧はこちら
[PR]

by kotodomo | 2006-06-18 11:06 | 書評 | Trackback | Comments(2)