「本のことども」by聖月

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2006年 10月 31日

町田康を再読する


今朝も二日酔い。
二日酔いする聖月様はお馬鹿さん。
昼休みも何もする気力が起こらず・・・

そこで町田康『耳そぎ饅頭』を再読し始める。
自分にとって、町田康の文章が一番安寧を覚える。
日本語の新しさに嬉しくなる。

たいした内容が書いてある本じゃないので、
今更に内容からして新鮮。

こういうお馬鹿な文章を読むために生まれてきた喜びを感じるだなあ。
いいなあ、町田康。
全作品を再読したい唯一の作家である。

『耳そぎ饅頭』は↓既読、未評の作品ではあるけれど、きっと書評は書かない。
書きたくない面白さである。
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by kotodomo | 2006-10-31 15:32 | メモる | Trackback | Comments(0)
2006年 10月 30日

老いについて考えたのことども


一週間近く、母親が駿府の我が家に滞在。
先週、土曜日に帰っていった。
羽田空港まで送っていった親孝行の聖月様。
送っていかないと、母親も自分も不安で。

電車に乗れるのか?飛行機にちゃんと乗れるのか?
そんなとこで、母息子とも老いを感じたのだが・・・

結局、今バリバリの自分も老いていくわけで、
そういうことを考えると、今を吸収していけるかどうかが、老いるということなのかなと考える。

飛行機のチェックインの仕方、電車の自動改札の使用、
その他PCとか携帯とか色んなことを吸収してこなかったので、
ある意味、社会的に老いてきたわけで・・・

多分、これからの文明の発展を吸収していかないと自分も老いるんだろうなあ。
未だにiモードの使い方わからない聖月様。
覚えなくてもいいや、でいくと、色んなことから老いていくんだろうなあ・・・と考えた週末のことども。
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by kotodomo | 2006-10-30 12:39 | メモる | Trackback | Comments(0)
2006年 10月 27日

◎「新しい医療とは何か」 永田勝太郎 NHKブックス 914円 1997/12


 西洋医学と東洋的な伝統医学との差異は感覚的にはわかっている評者であるが、それを論理的に区別する手助けをくれた本書『新しい医療とは何か』である。著者は医師でもあり、かつ講師、教授などを務める。

 よくあることだが、自分ではどこかおかしいと思う、体調が悪いなあと感じる、そんな時期(とき)がある。評者も経験したことがある。どうも頭が痛いとか重いとか、胃腸の調子が悪いとか。多くの人がそういう体験を持っているかと思う。

 ところが、そんなときに病院に行っても、熱もないし、血液の検査も異常値が出ないし、結局“気分的なものも多分にあるんでしょう”なんて言われ、“とりあえずお薬出しておきますから”なんて、鎮痛剤やら消化剤やらを持たされて終りなのである。これが西洋医学だけを考えたときの限界なのである。未病は治せないのである。発病しないと治せないのである。そんなのアリ?もっと悪くなって、悪いことが数値に現れるようになってから来てくださいみたいの。

 結局、これは西洋医学が瀉法をとっていることにある。ちなみに、伝統東洋医学は、どちらかといえば補法に位置する。瀉法って何?要するに、対処療法といったほうがわかりがいいだろう。熱が出たから熱を下げる、細菌性だから抗生物質を投与する、癌だから除去する投射する。

 一方、伝統的東洋医学のほうは補法。未病でも治療をする。瘀血(おけつ:血の循環の悪さ)を除去したり、漢方やその他の方法を使って補っていく方法である。

 西洋医学のほうが、はっきり言ってわかりやすいが、そんなことも言っていられない。発病してからじゃ遅い場合も多い。癌だけじゃない。癌だったら、まだ間に合うこともある。突然死なんて、発病、即、死である。未病の段階でなんとかしなきゃいけないのである。

 結局、西洋医学と伝統的東洋医学の融合とか言われているが、患者が異常を訴えたときに、発病しておらず、瀉法でとるべき方法がないのなら、補法で未病の状態を緩和もしくは治癒していく方法を探るべきなのである。

 評者の勤務先は清泉クリニック整形外科というところ。慢性疼痛を抱えた患者の方が辿り着く場所である。そこで医師は瀉法を、理学療法士は補法の方法をとる。昔から腰が痛い。色んな病院に行ったけど、整骨院にも行ったけど、鍼灸もしたけど治らないなんていう悩みを抱えて辿り着く。医師は瀉法をとることを前提に、まずは状態を検査し、レントゲンやMRIを駆使し、その原因を探り出す。原因があれば、そこに瀉法を施す。溜まった血や水を抜き、もしくは注射したり、もしくは薬を塗ったり、湿布を処方したり。しかし、そんなことでは治らなかったから、このクリニックに辿り着く患者の方も多いし、原因を探っても見つからないこともある。見つからないから、気のせいとか言われたまま、痛みに耐えてきた患者の方は多い。そこで、理学療法の立場から補法をとる。体のバランス、筋肉の使われ方、色んな見地から未病の状況を改善する方法をとるのである。

 痛みは本人にしかわからない。本人が痛いと思えば発病なのだが、西洋医学的見地から異常がなければ未病である。気のせい、はい湿布に鎮痛剤、で終わる可能性は高い。だから、理学療法の立場から、その痛みの原因を探っていくのである。

 実は評者には痛みがない。でも、仲間の理学療法士に言わせれば、色々と改善していく必要がある体らしい。体は硬いし、前屈なんてこれだけしかできないぜ!と、逆に威張ってきた評者の体。何かあったら、もうそのままどんどん悪くなりますよ♪と楽しそうに言う。そのままだと重力に打ち勝てない時期が来ますよ♪と楽しそうに脅す。だから、悔しくてストレッチに励む毎日なのである。最近、靴下を履いたり、足の爪を切ったりが、楽になってきた評者なのである。自分でも気づかなかった未病の状態から、脱却中・・・いわゆる予防に励む評者の今日この頃は、体重も軽くなってきたのことども(^^)v(20061027)

※非常にロジカルでクレバーな著者である。人に気づかせる筆力がある。(書評No674)

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by kotodomo | 2006-10-27 16:08 | 書評 | Trackback(1) | Comments(0)
2006年 10月 26日

「本のことども」の本を作ろうとしたら


エキサイトとBizPalブログ製本サービス MyBooks.jpが提携して、無料でブログのPDFファイルを作ってくれるという。
もし、その気があるのなら、有料で製本もしてくれるという。

申し込んでみた。
PDFファイルができた・・・そうだ!自分で印刷して本にしよう(^O^)/
そう思ってよく確認したら、PDFファイルの最後のページ(480ページ)に赤文字で注釈を発見。
“ページ数が多すぎて、範囲を越えています”みたいな。

ダメだった。自分のブログ記事の1/3しか入っていなかった(ToT)/
ということは、本気で製本したら1500ページの超大作になるってことか。

でも馬鹿記事ばっかだしなあ。まあ、いいや、どうだって。サーカスの馬。
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by kotodomo | 2006-10-26 10:07 | メモる | Trackback | Comments(0)
2006年 10月 25日

〇「銃とチョコレート」 乙一 講談社 2100円 2006/5


 今現在、駿河の単身赴任中の我が家に、母親が来ている。今年、春に祖母が亡くなったとき、母親が片足を庇うように歩いているのに気づいた評者は、勤務先である清泉クリニック整形外科で治してやろうと呼んであげたのである、エヘン。と言っても、もう69歳。鹿児島から羽田空港経由、乗り換え乗り換えで新幹線三島駅に辿り着けるとは思わず、先週末鹿児島に帰った際に、一緒に連れてきたわけである、エヘン。

 飛行機に乗るのはいつ以来?と訊ねると、15年ぶりとのこと。窓際に座らせたら、まるで子供のように下の景色を眺めていたど。羽田から京浜急行、品川で新幹線に乗車・・・なんでも新幹線は初めてらしい。なぜ片側は座席が二つ並びなのに、もう片側は三つ並びなのかなどと、わけのわからんことを評者に尋ねてくる。面倒なので、国会が決めたと答える評者。しかし・・・新幹線に乗車するときに、靴を脱ごうとするのはいくらなんでも・・・これはウソ(^_^)

 週末土曜日まで、4日間の治療。多分、股関節の異常は、筋力アップでカバーということに気づいて帰ることでしょう。まあ、それだけじゃなくて、多分、痛みはとれるでしょう。慢性疼痛の治療は、清泉クリニック整形外科におまかせあれ!なのだから。で、土曜日帰るとき、また羽田空港まで見送りせにゃいかん。乗り換えが出来るとは思わんし、とにかく空港ゲート内に入るまでは送らないとなあ。仕事をおっぽってさ。親孝行っていうやつかあ、エヘン。

 などという、母との三島までの旅路に本書『銃とチョコレート』を読了した評者。母親が、どんな本を読んでいるのかと覗いてくる。“あんたは、まだこんな、漢字にルビが振ってある本しか読めんのでごわすか?”と言うのだけど仕方がない。そういう本なのだから。かつて少年だった評者や、今の少年少女のための講談社のミステリーランドの配本なんだからさ。

 少年の冒険の物語である。お約束の怪盗に名探偵の登場&登場人物たちの名前はチョコの名前に由来&最後は母親も同行の冒険の旅路である。正直言って、大人の読み物としては〇止まり。でも、現役の少年少女が読んだら◎以上の評価かも。

 評者と母親の冒険の旅路は現在進行形。前半戦は無難にこなし、今は中盤。はてさてどんな事件が起こるやら・・・って、さっき病院2日目の治療に訪れたのだけど、コインロッカーの使い方がわからなくて・・・モウロクしてきたのだなあ、仕方ないけど。そういえば、東京からの旅路、自動改札を通過するたんびに、なんかイチイチおどおどしてたなあ。まあ、大きな事件が起こりませぬよう、楽しい旅路で終わるよう、今週は色々と気遣いの評者なのである。親孝行なのである、エヘン。(20061023)

※このシリーズを読んだのは・・・島田荘司以来かな。(書評No673)

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by kotodomo | 2006-10-25 11:37 | 書評 | Trackback(4) | Comments(0)
2006年 10月 21日

▲「ボトルネック」 米澤穂信 新潮社 1470円 2006/8


 いわゆるパラレルワールドストーリー物である。Aの世界とBの世界、同じ世界だけど、どこかが少し、もしくは大きく違っている、そんな世界を多くの場合一人称視点で描いていく。

 この手の物語の最初のハードルは、主人公にパラレルな世界に来てしまった!と、いつ気付かせるかということになるかと思う。早過ぎても呆気ないし、遅すぎたらイライラするだけ。本書の場合、早い段階で主人公が気付くのだが、その気付かせ方も無理なくロジカルでOK。

 あとは、ゴールに向かって進みながら、間違い捜し。間違いのピースを一つずつ拾っていき、それの意味するところを理解して、目的のゴールに突き進め!なのである。これも、本書の場合、明確になっている。

 しかし、最後までノレナカッタというのが、評者の率直な感想。何が起こるのか?どこから拍車がかかるのか?そんな感じで読んでいたら、終ってしまった。仕掛はなし。いや、なくもないのだが、その仕掛と予想される結末との蓋然性が希薄なのである。結局、読み終わって“で?”とか“だから?”的気分の評者。もしくは“そうだったんですか。なるほど、そういうことだったのですか。で、それがどうしたんですか?”と長文化してみてもいい。

 帯に“若さとは、かくも冷徹に痛ましい。”と書いてあり、ネット書評などでも切ない結末とか言われる本書だが、評者としては痛ましいとか切ないとか思う前に、ノゾミのああいう性質は有り得ないと主張したいし、フミカの異常な性格を動機にするのは無理があるし、そして何より、二つの世界の存在に意味を与えずに終ってしまうのは・・・よくないよなあと思うんだけどなあ。違うかなあ。でも、評判いいしなあ、本書。出来はよくないが、雰囲気のよい一冊と呼べば許してくれる?誰が?(20061020)

※ネットで購入。面白かったらリアル「本のことども」コーナーに置こうと思っていたんだけど。(書評No672)

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by kotodomo | 2006-10-21 09:04 | 書評 | Trackback(7) | Comments(6)
2006年 10月 19日

蔵書が210冊も増えたリアル「本のことども」コーナーのことども

鹿児島の知り合いが
“文庫本ばかりなんだけど、引き取ってもらえるかしら?”
と、問うてきたので
“まあ、送れば。本のことどもコーナーに置くし”
と返事したところ、昨日その本たちが到着。

なんと文庫本ばかり210冊。
一気に清泉クリニック整形外科内にあるリアル「本のことども」コーナーの蔵書が増えたのだあ(^O^)/

早速自分でも読みたい本は、
『左手首』 黒川博行
『神様からひと言』 荻原浩
『パレード』 吉田修一
『天国の本屋』 松久淳
『鳥人計画』 東野圭吾
『すぐそばの彼方』 白石一文


「本のことども」で既評の本たちは
◎◎「四日間の奇蹟」 浅倉卓弥
  ◎「慟哭」 貫井徳郎
  ◎「ジャンプ」 佐藤正午
  ◎「朗読者」 ベルンハルト・シュリンク
 ◎「残響」 柴田よしき
◎◎「LAST」 石田衣良
◎◎「インストール」 綿矢りさ姫
◎◎「パイロットフィッシュ」 大崎善生
◎◎「猛スピードで母は」 長嶋有
◎◎「ストロボ」 真保裕一
  ▲「密やかな結晶」 小川洋子
  ○「予知夢」 東野圭吾
◎◎「PAY DAY!!!【ペイ・デイ!!!】」 山田詠美
  ○「永遠の仔」 天童荒太
 ○「天国への階段」上下 白川道
  ○「トキオ」 東野圭吾
 ◎「オーデュボンの祈り」 伊坂幸太郎
◎◎「ラッシュライフ」 伊坂幸太郎
◎◎「流星ワゴン」 重松清

とにかく、他にもいっぱい・・・全部で250冊くらいの蔵書のリアル「本のことども」

是非に来て見てちょ(^_^)
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by kotodomo | 2006-10-19 10:25 | メモる | Trackback(2) | Comments(0)
2006年 10月 17日

老後に備えて


現在、歯の治療中である。

最初は、6月に酷い歯痛に襲われ、親知らずを抜歯。
そのときの受付問診には、「痛いところだけ治療したい」に丸をしたのだが・・・

7月に別なところが猛烈な痛み。
そのときに「すべての虫歯を治してほしい」に丸をして現在に至っている。

もう5万ほど使ったか。
しかし、老後のためと思えばいい。

古い詰め物の下も結構虫歯になっているようで、痛くないとこも、もう一度はずして治療。

そうこうするうちに、オーラルグッズに凝ってきた聖月様なのである。

歯磨き指導のとき、歯ブラシはひと月で替えるように言われ、現在5本のストックがある。
デンタルフロストも買った。でも下手である。上達せねば。
お口クチュクチュは薦めはなかったが、自発的に購入。まあ、悪いもんじゃないだろう。
そうそう、歯ブラシするときは手鏡を使うように言われ、これも買ったんだった。

元々、起床と三度の食後と4回磨いていた聖月様だったのだが、目的がいけんかった。
歯と歯の間の詰まり物がないよう磨いていただけだった。それがいけんかった。
歯は、磨かねばならん。今は磨いている。歯茎もしまってきた。

ということで、今の内に老後に時間と金をかけている・・・などと他人が読んでも糞面白くもない日記などを書いてみた。

※本の写真は、本文とは一切関係がありません。
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by kotodomo | 2006-10-17 10:25 | メモる | Trackback | Comments(0)
2006年 10月 16日

これではいけない・・・もっと読まなきゃ


昨年までの5年間、年平均大体140冊読んでいた聖月様。

ところが今年に入って大きく環境が変わり、今のところ59冊しか読んでいない。

これではいけない。

たくさん読むということは、たまに面白くない本に当たっても余裕があるわけで、
冒険して読むこともできるわけで、そうもいかない最近の状況はいけんのである。

もう、今更、ブログ更新とか、ヒット数とかどうでもいいわけで、
とにかくこのブログは自分のライフワークであり墓石であり、それ以上のものではなく、
そういう意味で、なんだか足跡を残せない昨今は相当にいかんのである。

先週なんか、1ページも読まんかった・・・いんや、お昼に20ページkらい読んだか。

よし、決意!年末までになんとか90冊までいこう。
こういうとき、細かい予定(週に最低何冊とか、ひと月に何冊とか)を立ててはいけない。
とにかく読もう。

せっぱ詰まったら絵本も可としよう(^^ゞ
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by kotodomo | 2006-10-16 11:41 | メモる | Trackback | Comments(0)
2006年 10月 15日

図書館で本を借りる



近隣の図書館には、文庫本の新作が入らないのです。
でも、古いウェストレイク作品を発見!!!
なんかウレピイなあ(^_^)
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by kotodomo | 2006-10-15 11:20 | メモる | Trackback | Comments(0)