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2008年 01月 30日

イケメンの友人

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by kotodomo | 2008-01-30 09:34 | メモる | Trackback | Comments(2)
2008年 01月 20日

◎「ア・ソング・フォー・ユー」 柴田よしき 実業之日本社 1785円 2007/9

b0037682_10242410.jpg 小説の作法として、「日常の中で無意識に忘却の渦へと巻き込まれる行為は、これを描写してはならない」という規定が、作法第9条に書かれている。どういうことかというと、朝6時に目が覚めたら目やにがついていただとか、朝食後のションベンがコーヒー臭かっただとか、本を読んでいたらくしゃみが出ただとか、夜の10時に寝てしまったのだけど丑三つ時にトイレに行ったとか、およそ作品全体に影響を与えない行為は排除して描写しなさいということである。

 これは、殊更難しいことではなくて、多くの人が日常的に、また暗黙のうちに、お互いに了解して行っているコミュニケーションのあり方であり、例えば評者の嫁さんが“今日、学校どうだった?”と娘たちに問うたとしても、“○○君がこんなことして先生に怒られた”みたいなことは答えるにしても、“4時間目の国語の時間に屁をこいたら臭かった”なんてのは報告しないわけで、これはする必要もないし、大事でないし、大事でないから4時間目、ちょっと気まずい気持ちは抱いたかもしれないが、娘としてはもう忘れてしまった行為で、つまり忘却の川に流してしまっているのである。

 本書の主人公、花咲慎太郎は保育園の園長であると同時に、私立探偵でもあり、なんで私立探偵なんかしているのかといえば、園が全然儲かっておらず、赤字補填のために難儀な探偵稼業を続けているわけで、子供たちの心配もしなきゃいけないし、ヤクザ絡みの問題解決やら、人探しやら、とにかく一日中てんやわんやで、当然寝る暇もないような状況で、前述したした作法第9条に則って、作者も花咲慎太郎が何時に寝て何時に起きて、睡眠時間が何時間とか書かないので、読んでる評者のほうが、この主人公、寝る時間あんのやろかと心配してしまうくらいのハードボイルドなお人よしなのである。

 本書『ア・ソング・フォー・ユー』は、そんな花(花咲)ちゃんシリーズの第4弾。相変わらずの人情味溢れるソフトハードボイルドは健在。ただ、一作目『フォー・ディア・ライフ』や二作目『フォー・ユア・プレジャー』で描かれていた園児たちとの交流みたいな場面がないので、探偵稼業中心の小説になっており、評者としては少し淋しい。

 また、三作目『シーセッド・ヒーセッド』と同様の連作短編の形式をとった作りではあるが、それぞれのエピソードの繋がりが結構あって、全体をひとつの作品として読むことも可能である。

 題名の『ア・ソング・フォー・ユー』・・・それぞれの短編の題名が「ブルーライト・ヨコハマ」「アカシアの雨」「プレイバックPART3」「骨まで愛して」・・・すべての歌を知っている45歳の評者には、なんだか懐かしい空気も漂って嬉しいのである。(20080119)

※柴田よしきの花ちゃんシリーズは、これからも追い続けて、読み続けていきたい素敵な作品群である。(書評No768)

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by kotodomo | 2008-01-20 17:10 | 書評 | Trackback | Comments(0)
2008年 01月 16日

◎◎「スクールアタック・シンドローム」 舞城王太郎 新潮文庫 420円 2007/7

b0037682_10254643.jpg 実は評者、今年の2月より、鹿児島のとある小さな会社の社長として赴任することが決まり、ということは3年9ヶ月に及ぶ単身赴任の生活が解消され、晴れて家族の元へ帰るということになるのです。ということが、とある小さな会社の役員会議で今年の正月明けに決まり、その夜はお決まりの会社の新年会ということで、天文館という鹿児島の繁華街に予定より早く着いてしまった評者は、書店を散策、おおこれがあの舞城の!駿府の図書館は文庫置いてないから、いつか買って読みたいと思っていた舞城の!そんな感じで、久々に新刊書店にて本書を購入。そして、その夜は、新年会終了後、キャバクラ1軒行って、昔少し通った感のあるクラブに行って、今度から使うから安くしてねえなんて言いながら飲んで安くなかったのことども。

 で、本書を開く。なるほど、さほど話題にならなかったという記憶があるのは、なるほどなるほど、『みんな元気。』に収録されていた「スクールアタック・シンドローム」と「我が家のトトロ」の再収録本で、そこに書き下ろし「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」を新たに収録という、わけのわからない文庫化というわけで、じゃあ『みんな元気。』は文庫化されていないかというと、これがされてるわけで、でも、本書に収録されている2編はどうやらその文庫には収録されていないらしく・・・要するに『みんな元気。』の単行本が文庫化されるとき、2分冊になったわけで、そいでもって本書のほうには書き下ろしも入っているよ♪ということなのである。ということを今更知った評者は、果たして真の舞城フリークといえるのかどうか甚だ疑問である。

 で、実際、既読の2編を読み始めたのだが・・・全然、粗筋も設定も覚えていない。ので、面白かったぁ(^O^)/じゃあ、一体、いつ『みんな元気。』を読んだのか?などと思い、過去の記録を調べてみれば、2004/12・・・3年前なら忘れていて当然の45歳の評者なのである。
ついでだから、当時の書評を掲載↓。なんだ、単身赴任のことに文中で触れているぞ、自分。月日は流れて行くのだなあ。ダラダラ節だなあ。結局、「スクールアタック・シンドローム」と「我が家のトトロ」をどういう風に当時読んだのか、全然わからないじゃないか、自分の書評って(笑)。

 
◎◎「みんな元気。」 舞城王太郎 新潮社 1470円 2004/10

b0037682_16606.jpg 表題作「みんな元気。」では、小学一年生の娘の特異な体質により、他所の家族がその家の息子と我が娘を取り替えてしまおうと、人攫い同然の押し込みをかけてくる。一旦攫われてしまった娘の救出に向かった父親は、幸いにもやっと娘を取り戻す機会を得ることができるのだが・・・なんと我が娘、向こうの家族の元へ行きますると言う。それじゃあ仕方ないと項垂れる父親の図。そんなこと評者なら許さんぞ許すまじと思うわけで、実際の評者の小学一年生の娘はピアノと算盤とバトンを習っているわけで、例えばロシアのなんとかスキーがその才能を認めカムチャッカに10年間留学させたいとか、日本珠算連盟の会長が養子にしたいとか、アメリカのジェニファーとかいう金髪巨乳バトン名人がフロリダの学校で預かりますとか色気で迫ってきたとしても、それは許さないことで、父親たるもの・・・と考えたとこで、もう一人の自分がお前なに言っとんじゃ、馬鹿じゃん自分、だって一緒に暮らせばいいものを、自分から僕ちゃん単身赴任で~すなんてネットでも喧伝しやがって離れ離れに暮らしやがって、いやいやひと月に大体一回は帰るのです?そんで年間娘と36.5日過ごせたとしても、10年間で1年しか暮らせないのと一緒やん、馬鹿が!と言うわけで、そんなことを考えながら本を読んで自己を省みる私なのです。

 ついでに娘二人の話をしちゃうと、現代っ子なのでスナック菓子なんか普通に食べて育ってきちゃったわけで、でもそんなに好まず、例えば評者が幼き時分にはご馳走のように食べていた“みかんの缶詰”や“サクランボの缶詰”などもウソの味だと生まれて初めて口にしたときから見抜いて食さず、なかなかグルメで、最近は銘菓なるものを食わすと“わあ、これって美味しい♪”って、スナック菓子なんか放り投げ、本当に美味いもんを食するわけなのである。例えばカステラ。評者の小さいときなんか、ろくなお菓子なんてないから、お三時にカステラなんか出たりするわけで、そんなもん甘くて美味しいけどなんかおやつじゃないしいみたいに有難くなかったのだが、我が家の娘二人はとりあえず偽者のお菓子スナックで騙されてき続けたもので、こういうものを最近になって食すと本当に美味しそうに大事そうに食べるので、なんか不思議な面持ちになってしまう評者と嫁さんなのである。カステラといえば長崎で有名、もみじ饅頭といえば広島(これも最近になってだが)、同様に鹿児島といえば“かるかん饅頭”(写真のやつ)であって、県外の人も知る人ぞ知る銘菓で、でも昔は鹿児島でよそ様の家へ訪問するときのいつもの手土産みたいな菓子で、そんなのがお三時に出てくると“またあ?ケーキやけんちゃんちに生まれたかったなあ”と思う評者の世代なのだが、娘たちは最近になってその鹿児島銘菓かるかん饅頭を食する機会を得(最近では、訪問時の手土産で流通せず、県外へのお土産で活躍中)、それをおいしいなあと食べ、たまに評者が東京から帰省するときお土産は何がいいと訊けば、空港でかるかん饅頭を買ってきて♪などと、持っていくほうもワクワクしないようなリクエストで困って困ってニャンニャンニャンなのである。

 で、実は随分と昔、かるかん騒動というものがあって、評者も気付いていたのだが、テレビCMを観ているとキャットフードでカルカンなんていうのがあるのだなあ、猫がカルカンって鹿児島的になんか変に感じるなあなんて暢気に思っていたら、そのキャットフードカルカンが商標登録する際になって、鹿児島の老舗菓子店がこぞって猛反発。実は江戸より前からあった銘菓で、当然の笑い話のように、この銘菓、商標登録されていなかったからである。結末は忘れた。どっちが勝ったのか?まあいい。本書には5編の中編が収められているのだが、その中の「我が家のトトロ」で飼い猫がキャットフードを食するシーンで、そんなことを考えながら本を読んでいただけのことだから。

 でも評者の想像力は、そこに留まらないから偉大である。犬猫のフードっていうのは、未だに実験的にも口にしたことないが、中々美味そうである。でも、最終的には犬猫の口に合わせてあるんだろうと考えると・・・そのフード会社の研究室には実際に犬猫がいるんじゃないのかえ?試行錯誤な美味な食べ物を、これどうや?次はこれなんかいかがかな?なんて食べられるのってよくないか。いいぞ。自分もそれやりたい。なりたい。でも犬猫にはなりたくないし、人間様の料理は作るのも食うのも人間なので自分で味見するわけだし・・・そうだ!どこぞのチェーン店が鹿児島に店を出すとき、味付けで迷うようなら是非あっしの舌をつかってくだせえ、お願げえしますだm(__)mそういうところまで考えて本を読むので、評者の読書は偉大なのである。
 
 さてと、本書『みんな元気。』の総評。最近の前衛芥川賞受賞作的作品群。町田康の『きれぎれ』や綿矢りさ『蹴りたい背中』、昔で前衛的であった安部公房『壁』、そんな深刻でなくどこか幸せな文芸作品群たちが収録されている。久々にまとまり感のある舞城である。相変わらず言葉の巧みさもチラホラ散見ビビッドな文章なり~。(20041218)
(20080113)

※文中に、新刊書店で久々に購入と書いたが、本当である。駿府には本屋というものがなかった(評者的に)ので、新刊を買ったことはあっても、すべてネットであったのことよ。(書評No767)

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by kotodomo | 2008-01-16 22:13 | 書評 | Trackback | Comments(2)
2008年 01月 14日

▲「柳生大戦争」 荒山徹 講談社 1785円 2007/10

b0037682_10265567.jpg 題名に偽りあり!!!全然、柳生大戦争じゃないぞ!!!(笑)そりゃあ、柳生同士が戦う場面はあるけどさあ。それと、いつもの荒山徹作品と比べて評価が低くなったわけは、冒険がなかったからである。

 高校のときの夏休みの宿題に『敦煌』井上靖の読書感想文というのがあって、結局主人公の趙行徳という人物が全然主人公ではなく、じゃあ誰が主人公と言えば、読後、「敦煌」という町が主人公というのが心の中の正解であって、だから趙行徳の道行きも面白くなく、全体が面白くなく、でも面白くなかったとは感想文の中には書けない優等生の評者であって、奥深さとか行間とかそういうところを誉めて、提出したような気がする。

 本書『柳生大戦争』も柳生十兵衛他、柳生の一族を中心に登場人物たちが役割を持っているのだが、じゃあ誰が主人公かというと、真の主人公は、朝鮮半島というしかない。群雄割拠の、時の朝鮮半島の歴史や衝突を、著者荒山徹は描きたかったわけで、柳生一族たちの役割は、つまるところその目撃者でしかなく、だから冒険もなく面白く感じなかったわけである。

 冒険不在、妖術満載されない荒山節の物語→朝鮮半島の歴史小説、なんて構図の物語なので、結局南極放送局、史実物に興味のない評者には面白味が感じられなかったのである。

 少しだけ面白い部分もあって・・・終盤になって、やっと妖術師が出てくるのだが、何を今更の感を持ちながら読み進めると・・・なるほどそういうことか。前の作品にも出てきた“処刑御使”の役割を持つ人物で、なるほどなるほど、そういうオチに持ってきたわけね、って感じで、そこんとこは面白く感じた評者なのだが、どうせなら、全編こんな感じでいってほしかったものだと思う今日この頃は、鍋が美味しくてたまらないのことども。(20080110)

※夕べは韓国風スープ鍋を食ったことどもなので、なんで鍋と思ったかも知れんが、一応朝鮮繋がりということでお許しくだされ。(書評No766)

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by kotodomo | 2008-01-14 11:25 | 書評 | Trackback | Comments(2)
2008年 01月 12日

×「さよなら、そしてこんにちは」 荻原浩 光文社 1575円 2007/10

b0037682_1028443.jpg 評者は、売文のための連載物みたいなのが、本当に好きくない。それが、あの名作『なかよし小鳩組』『僕たちの戦争』『サニーサイドエッグ』を書いた荻原浩だと、“なにやってんだよ!”とまで言いたくなるのだなあ(ちなみに評判になった『明日の記憶』は、問題提起作だとは思うが、普通の面白さだと評者は受け止めている)。

 表題の「さよなら、そしてこんにちは」の主人公なんて、笑い上戸の葬儀屋というふうに設定が陳腐な上に、その設定が生かされていないし、生まれてくる子供の将来を想像してニヤケテしまうなんざ、あまりにも勝手な連想で文章を埋めているだけで、売文の謗りを免れない。

 いやあ、食っていかなければならないから売文という行為は否定しない。否定しないけれども、自分が売文した文章を、他の作品と同格に出版するのはいかがなものか。

 頑張れ!荻原浩!そして、『明日の記憶』みたいなワンアイディアの作品ではなく、『なかよし小鳩組』や『サニーサイドエッグ』のような、自分が書いていて楽しくなってくるような作品で直木賞を取るべし。(20080102)

※(書評No765)

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by kotodomo | 2008-01-12 09:15 | 書評 | Trackback(2) | Comments(2)
2008年 01月 10日

△「夕陽はかえる」 霞流一 早川書房 2205円 2007/10


 このミス2008年版ランクインということで一応読んでみた本書『夕陽はかえる』。『デッド・ロブスター』にて初読以来、現在の霞流一は如何に?そんな感じで読み始めたのだが、やはり△作家は△評価のままであった、ははは。

 いや、駄目だろうなあなんて思いながらも手に取ってみたわけは、その設定が意外に面白いかもと思ったわけで、影ジェント(エイジェント=殺し屋)とか、影ジェンシーとか、影業部(営業部)とか入殺(入札)とかの言葉の設定もそうだし、特色を持った殺し屋たちが競い合うというのが何だか楽しそうで・・・なんだかなあでした(笑)。

 一番退屈に感じたのが殺し屋たちの特色。冒頭で、メスで攻撃するドクター影ジェントとか、鑿で攻撃するカエルと呼称される影ジェントだとか出てきたときは、まあそれなりに面白く感じたのだが・・・あとは、そう『仮面ライダー』に出てくるショッカー改造の怪人○○○のオンパレードみたいな感じで、毎週一話ずつの登場なら興味もわくが、次から次へと一つの話の中で出てくると、飽きちゃってくるわけである。

 バカミスながら、物語は本格。終盤、解き明かされる謎は、それなりに鮮やかなのだが・・・って、上手くこじつけただけで、全然証拠が提示されないのが、やはりバカミスなのかな。

 覚悟して読んだので、×評価はつけなかったが、このバカミスに2205円も出して買っていたならば、怒っていたやも知れんなあ。(20071231)

※2007年最後の読了本。結局、読めない年が2年連続、最終的な冊数は79冊でした。今年2008年は生活習慣が変わるので(単身赴任終了=メシ、洗濯、掃除、アイロンしなくていい)、一応140冊を目標に(^^)v(書評No764)

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by kotodomo | 2008-01-10 11:31 | 書評 | Trackback | Comments(0)
2008年 01月 09日

単身赴任終了。家族の元へ帰ります(^_^)

emoticon-0102-bigsmile.gif重大発表。emoticon-0118-yawn.gif

聖月様は1/31をもって、単身赴任終了。

鹿児島の家族の元へ帰ります。
帰属先に変更はなく、勤務先がやっと鹿児島にということなのですが。


これまで、脱線書評家&単身赴任ネタ書評家と言われてきましたが、
これでまた、家族との生活のダラダラ節が復活です。

昔は、こんな文章ばっかり書いていたなあ↓


◎「フライ,ダディ,フライ」 金城一紀 講談社 1180円 2003/1


まずはダラダラと家庭話。仕事から家へ帰ってみると、嫁さんが寝転んでいる。そして言う“私、死ぬかと思っちゃった”“どうしたの”“きょうね、家の階段の2、3段目くらいから落ちちゃったの。もう死ぬかと思って。いろんなことがグルグル頭の中をまわって。ああ、死ぬときってこんな感じかなって。結局、捻挫と打撲だけですんだんだけど、よく立てなくって。晩御飯は長女にカラアゲ作らせるから”“ふ~ん”本当に気のないように“ふ~ん”と答えてしまった評者なのである。嫁さんは、その反応のなさに複雑な顔をしていた。あたしのスゴイ危険をこの人は“ふ~ん”てか!みたいな。だって、階段の2、3段目から落ちるなんてよくありそうな話じゃないか。それを死ぬかと思ったなんて…と着替えながら考えているとふと気付いた。もう一度嫁さんとの会話再開“今、気付いたんだけど。階段の2、3段目から落ちたっていうのは、階段の上から2、3段目っていうことで、要するに11段くらい落ちたって話か?だったら、最初でわかるように言ってくれ。だからお前の話は、いつも主語がなかったり、自分勝手な言い回し…”結婚10年目の夫婦である。

結局、夕食は長女(小三)が作ってくれたが、カラアゲといっても火や油を使うので、途中からは嫁さんも何とか立って台所へ。えっ?嫁さん、立たすな!自分が立てって?薩摩隼人はそんなことはできもさん!!で、結局長女と次女(年長)と評者の3人で食卓を囲みカラアゲを食す。嫁さんは追加カラアゲ揚げ揚げ中。最初のカラアゲ皿は、3人の食欲ですぐ空っぽに。評者としては自分はもういらないと思っていると、そこに追加のカラアゲ皿が。全部で9個のカラアゲ。嫁さんは、3×3=9で計算したらしい。以下、長女と次女の会話。“じゃあ、今から二人でわけよう♪”(←この時点でパパは仲間はずれ)“いいよ、お姉ちゃん。じゃあ、これが私、これがお姉ちゃん…”“あれ、1個余っちゃった。じゃあ、ジャンケンして買ったほうが貰うことにしよう(^O^)/”“ううん、お姉ちゃん、パパにあげよう♪”“ううん、ジャンケンで買ったほうが貰うの!”“ううん、パパにあげよう♪”“いや、ジャンケンで買ったほう!”“パパに♪”結局、ジャンケンで買ったほうのいう通りにしようということになり、次女がジャンケンで勝ったらパパにやるが、長女がジャンケンで勝ったらもう一回ジャンケンして買ったほうが貰うという、たったひとつのカラアゲに対して複雑な方法が選ばれてしまったのである。結果として、次女が勝ち、長女がいやそうな顔をしてパパにカラアゲを渡し、事件は収束をみたのだが。

わからないのである。パパである評者はわからないのである。なぜ、追加のカラアゲ皿がきた時点で長女はパパを排除したのか。なぜ、次女の素敵な提案を頑なに拒んで、パパを排除し続けたのか。これは何かの予兆なのか。無実のパパは、今後も排除され続ける運命にあるのか。日頃から本を読むか焼酎飲んでる勝手な評者に、子育てにおけるバチが当たってきたのか。バチは太鼓に当たるものじゃないのか。

本書『フライ,ダディ,フライ』は、上のふたつの話をミックスしたような心の隔たりの話から始まる。階段落ちとカラアゲの話じゃないぞ、念のため。同情し手を差し伸べるべきところで差し伸べることができずに、娘との心の距離が開いてしまい、その距離を取り戻そうとする40代の父親の話なのである。

高校生の娘が、他校の男子生徒から暴力をふるわれて入院する。幸い性的な暴力ではなかったのだが、顔も腫れ上がって…主人公である父親は慌てて病院へ。「おとうさん…」と手を差し伸べる娘。そこで娘の手を握れなかったこと、娘を抱きしめられなかったことから、この物語は始まる。それをきっかけに口を閉ざしてしまった娘。そこで父親はどうするのかというと…。

相手の男子生徒を襲いに行くのである。勿論、貧弱な中年男は失敗する。そして、映画「ロッキー」な展開へ。鍛える中年。それを指導する名セコンド。ニワトリを追いかけ(ウソウソ)、ロシアの雪原を走り(これもウソウソ)、子供たちと雄叫びをあげるロッキー・バルボアな中年男は最後の対決のリングへ上がっていくのであった。飛べ、飛ぶんだ、ジョー。立て、立つんだ、ジョー。お前の娘が待っているんだからと、明日のジョーな中年男の再生の物語なのである。

ところで、文体はコミカル。話はご都合主義。いかにも作り話。ドラマのために作ったドラマのような臭さ。でも、それがいい。娘の心が離れ。それを取り戻そうとするロッキー・明日のジョー中年主人公。読んでいると、俺も鍛えよう、俺も鍛えようと思ってしまう評者なのだが、2004年1月11日の指宿菜の花マラソン10キロの練習を何もしていない2003年12月28日時点なのであった。(20031227)

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by kotodomo | 2008-01-09 10:52 | メモる | Trackback | Comments(2)
2008年 01月 08日

駿府に戻ってきたぞ

いやあ、やはり自分の家は良かったなあ。

朝飯は自動で出てくるし、洗濯やアイロンはしなくていいし・・・

夕べは、家族と最後の晩餐・・・せずに、外で大いに飲み会。
1:30に寝て・・・5:30に起床。
朝一の飛行機で駿府へ舞い戻ってきたのだぁ、疲れたぁ。

本はどこまで読んでるんだっけ?
そうそう『柳生大戦争』荒山徹中盤でござる。
相変わらず、漢字とハングル読みが難しいでござるのことども。
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by kotodomo | 2008-01-08 15:53 | メモる | Trackback | Comments(0)
2008年 01月 04日

本は2冊読み終えているのだが

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そういえば、大晦日にドラえもんスペシャル観ていたら、
合間に下の娘のスプレーアートのCMが流れて、
下の娘も一緒に観ていたわけで、おお!と喜んだけれど、
ただそれだけのこと。

昨日は昨日で、「鹿児島パールライス」のCMが流れて、
それにもやはり下の娘が出ているのだが、
よそ見してて見逃したのことども。

上の娘は、もうミステリー読みになっていて、
本の貸し借りが親子でできるようになったのが非常に嬉しい聖月様で、
有川浩の本を読むようにパパに貸してくれたのことども。

『夕陽はかえる』霞流一と『さよなら、そしてこんにちは』荻原浩を読了しているのだが、
お茶の間のパソコンで書評を書き上げるには、なんだか家族が賑やか過ぎて、
仕方ないので賑やかな中、『柳生大戦争』荒山徹を読んでいる、自分。emoticon-0123-party.gif
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by kotodomo | 2008-01-04 15:20 | メモる | Trackback | Comments(0)
2008年 01月 02日

元旦のことども

子供たちが遊んでくれた。
人生ゲーム。
二人して、パパの破産を目論んでいる。

午後から、遊んでくれなくなってしまった。
パチンコに行った。
ママがちゃんと送ってくれた。
頑張ってね♪というので頑張った。

朝、お年玉をあげたが、夕方もあげてしまった。
勿論、再びパチンコ屋まで迎えにきたママにも。

そんな元旦のことども。
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by kotodomo | 2008-01-02 09:56 | メモる | Trackback | Comments(6)