「本のことども」by聖月

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2009年 12月 31日

聖月様2009年回顧独白

b0037682_18462568.jpgブログに対して大いに気力を失った行動をとった2009年と言えるんじゃないかな。

何しろ、読んだ本が84冊(上下巻を1冊と勘定する聖月様である)。
確か全盛期(多分5年前)は年間144冊くらい読んで、書評をアップしない日でも、意味のない日記を綴っていたりしていたわけで、当時は1日のアクセスがユニークユーザーだけで、270~300だったのが、今年の頭には150くらいに。

そいでもって、手抜き書評を短文でアップするのみの1年を過ごしてみると、最近ではもう80アクセスくらいのことども、うくく。

あとねえ、途中で読むのをやめた本も多かったなあ。最近では『ザ・ストレイン』とかね。
なんだかんだで10冊以上、途中で放り投げたんじゃなかろうか。

あと嵌った作家が嶽本野ばらかな。
愛川晶の落語小説もよかったなあ。

ということで、来年もよいお年を、これを読んでくれている70人程度の読者に対して御挨拶のことども。

以下、今年の総まとめお薦め作品なり(評価記号◎◎)!!!

書評No928 ◎◎「悪党が見た星」 二郎遊真
書評No916 ◎◎「エミリー」 嶽本野ばら
書評No914 ◎◎「船に乗れ!Ⅱ 独奏」 藤谷治
書評No911 ◎◎「ロリヰタ」 嶽本野ばら
書評No907 ◎◎「螻蛄」 黒川博行
書評No901 ◎◎「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」上下 白石一文 短評です!
書評No899 ◎◎「灰色の嵐」 ロバート・B・パーカー 短評です!
書評No898 ◎◎「赤めだか」 立川談春 短評です!
書評No896 ◎◎「商人(あきんど)」 ねじめ正一 短評です!
書評No885 ◎◎「ラジ&ピース」 絲山秋子
書評No884 ◎◎「初秋」 ロバート・B・パーカー
書評No883 ◎◎「ドリームガール」 ロバート・B・パーカー
書評No882 ◎◎「ディスカスの飼い方」 大崎善生
書評No881 ◎◎「運命の日」上下 デニス・ルヘイン
書評No879 ◎◎「そうか、もう君はいないのか」 城山三郎
書評No874 ◎◎「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」上下 スティーグ・ラーソン
書評No873 ◎◎「三国志男」 さくら剛
書評No869 ◎◎「希望ヶ丘の人びと」 重松清
書評No868 ◎◎「一回こっくり」 立川談四楼
書評No864 ◎◎「船に乗れ!Ⅰ 合奏と協奏」 藤谷治
書評No863 ◎◎「真説・外道の潮騒」 町田康
書評No861 ◎◎「サーカス象に水を」 サラ・グルーエン
書評No856 ◎◎「草祭」 恒川光太郎
書評No853 ◎◎「芝浜謎噺」 愛川晶
書評No852 ◎◎「道具屋殺人事件」 愛川晶
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by kotodomo | 2009-12-31 18:47 | メモる | Trackback | Comments(0)
2009年 12月 30日

◎「プリズン・トリック」 遠藤武文 講談社 1680円 2009/8

b0037682_8252958.jpg リーダビリティは高く、ご都合主義にも目を瞑り、まあ合格点でしょうなあ。

 結局、物語自体は破たんをはらんでおり、表紙の絵が示すような成り立たない構成かと。

 最期の一文は、破たんした構成を、自ら肯定するような、作者の意思表示とも思えるのだが。(20091129)

※(書評No933)

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by kotodomo | 2009-12-30 08:25 | 書評 | Trackback | Comments(0)
2009年 12月 30日

〇「独居45」 吉村萬壱 文藝春秋 1700円 2009/9

b0037682_8175345.jpg 行間に色んな要素が詰め込まれた文芸作品。

 結局、屋敷の中で、何が行われていたのか等、沿革の描写しかないのだけど、読者は色んなことを想像してしまうわけで、単純にエログロのみをとって、好悪を判断する作品にはあらず。

 ジャンルを問わず、こういうパワーのある本は評価に値するのことども。(20091126)

※(書評No932)

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by kotodomo | 2009-12-30 08:18 | 書評 | Trackback | Comments(0)
2009年 12月 30日

◎「洋梨形の男」 ジョージ・R・R・マーティン 河出書房新社 1995円 2009/9

b0037682_861420.jpg 日本の読者が耐えられる面白さの翻訳短編集と言えるのではないかな。
 ちゃんと、オチとかサスペンス度とかがはっきりしていて、凡百の海外物と一線を画す物語集のことども。(20091121)

※「奇想コレクション」という叢書より(書評No931)

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by kotodomo | 2009-12-30 08:06 | 書評 | Trackback | Comments(0)
2009年 12月 30日

〇「初恋ソムリエ」 初野晴 角川書店 1680円 2009/9

b0037682_756914.jpg 説明不足の序盤を作り、終盤にかけて説明を風呂敷で包みこんでいくような手法の青春小説でございます。そういう意味で、読みやすい文体ながら、序盤は理解しにくいところから入るのが難点。まあ、全体的には及第点でしょう。(20091118)

※ちなみに『退出ゲーム』の続編です。(書評No930)

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by kotodomo | 2009-12-30 07:56 | 書評 | Trackback | Comments(0)
2009年 12月 30日

初野晴のことども

b0037682_8531376.jpg  ◎ 『水の時計』
  〇 『漆黒の王子』
  ◎ 『1/2の騎士~harujion~』
  ▲ 『退出ゲーム』
  〇 『初恋ソムリエ』

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by kotodomo | 2009-12-30 07:47 | メモる | Trackback(1) | Comments(0)
2009年 12月 30日

▲「学問」 山田詠美 新潮社 1575円 2009/6

b0037682_721833.jpg う~む、各所で評価が高い本書『学問』だが、評者にはイマイチ。本書に圧倒されただとか、打ちのめされただとかいう書評に出逢い、久々に手に取った山田詠美、期待が大きすぎたわけでもなく、ただ物語が楽しめればと思って読み始めた評者なのだが。

 どうも評者的には、作者が余芸で書いたような、物語を紡ぎ出したというより時系列を重ねただけのような、そんな全体的な印象。

 小学生のとき出逢った男女仲良し四人組の高校までの話なのだが・・・なんだか入り込めずに読了したような感じで、残念無念であったのことども。

 気になったことが一つ・・・千穂という名をあだ名でチーホと呼ぶのかいな?呼ぶのかもしらん。しかしながら、評者ワールドでいうと、本来の呼称よりニックネームを長くするのはちょっと浸透せんような気がするが。

 とにかくだ、世間様の評判は非常に良いようなので、皆様、他の書評も読んでから、読む、読まないを決めるべし!!!(20091116)

※今のところ山田詠美作品は『PAYが DAY!!!』一番作品。(書評No929)

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by kotodomo | 2009-12-30 07:01 | 書評 | Trackback | Comments(0)
2009年 12月 03日

2009年11月に読んだ本のことども(リンク:読書メーター)

11月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2342ページ

プリズン・トリックプリズン・トリック
◎リーダビリティは高く、ご都合主義にも目を瞑り、まあ合格点でしょうなあ。結局、物語自体は破たんをはらんでおり、表紙の絵が示すような成り立たない構成かと。最期の一文は、破たんした構成を、自ら肯定するような、作者の意思表示とも思えるのだが。
読了日:11月29日 著者:遠藤 武文
独居45独居45
行間に色んな要素が詰め込まれた文芸作品。結局、屋敷の中で、何が行われていたのか等、沿革の描写しかないのだけど、読者は色んなことを想像してしまうわけで、単純にエログロのみをとって、好悪を判断する作品にはあらず。ジャンルを問わず、こういうパワーのある本は評価に値するのことども。
読了日:11月26日 著者:吉村 萬壱
洋梨形の男 (奇想コレクション)洋梨形の男 (奇想コレクション)
◎日本の読者が耐えられる面白さの翻訳短編集と言えるのではないかな。ちゃんと、オチとかサスペンス度とかがはっきりしていて、凡百の海外物と一線を画す物語集のことども。
読了日:11月21日 著者:ジョージ・R・R・マーティン
初恋ソムリエ初恋ソムリエ
〇説明不足の序盤を作り、終盤にかけて説明を風呂敷で包みこんでいくような手法の青春小説でございます。そういう意味で、読みやすい文体ながら、序盤は理解しにくいところから入るのが難点。まあ、全体的には及第点でしょう。
読了日:11月18日 著者:初野 晴
学問学問
▲評価している作家なのだが、本作は余芸で書き上げたような感じ。物語を紡ぎだしたというよりは、単に時系列を積み重ねていったようなそんな作風。どこを見ても高い評価にでくわすのだが・・・まあ、人それぞれの自分は少数派ということも、たまにはあるということのことども。
読了日:11月16日 著者:山田詠美
悪党が見た星悪党が見た星
◎◎今年一番リーダビリィティが高い?そう思わせるテンポはピカイチ。置き去りにされるかと思われたピースのたたみ方も安易ながらグッドでした。
読了日:11月09日 著者:二郎 遊真
線
〇取材で得た話で長編を紡ぐことなく、短編に細切れに収めた感。深く人物に入り込まず、人も戦争も風景として切り取った本書は、それはそれで忘れてはならない戦争文学なのかもしれない。
読了日:11月05日 著者:古処 誠二
幻想小品集幻想小品集
▲極めて性的、悪魔的な小品集。野ばら的技巧も内在するが、乙一、平山由愛明テイストが好きならの作品群であるのことども。ただし睡眠導入剤に対する描写は秀逸。
読了日:11月01日 著者:嶽本 野ばら
デウスの棄て児デウスの棄て児
〇最期の心境が切なく温かい。ここだけ、野ばら節。それ以外は新境地として読むべし。
読了日:11月01日 著者:嶽本 野ばら

読書メーター

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by kotodomo | 2009-12-03 16:09 | 読書メーター | Trackback | Comments(0)