<   2012年 08月 ( 18 )   > この月の画像一覧


2012年 08月 31日

〇「餓鬼道巡行」 町田康 幻冬舎 1470円 2012/6

b0037682_18261385.jpg町田康の作品には、町田ファンでなくても楽しめるものと、町田ふぁんだから楽しめるものと、町田ファンでも楽しめない作品と大きく3つにwけることができるが、本書は真ん中のやつ。別の言い方すると、町田ファンじゃない読者は、多分楽しめないでしょう。評者はファンなので、中々楽しめたけど、少し冗長な部分が無きにしも非ず。思弁的な町田節健在で、物語としては結局何も進まず、主人公のダダ漏れの思弁が、ただただ脳天気にグルグルと廻るばかり。中身は説明もつかないが、主人公がメシについて、あれこれ思弁するといえばいいのかな???
[PR]

by kotodomo | 2012-08-31 18:26 | 書評 | Trackback | Comments(0)
2012年 08月 31日

町田康のことども

b0037682_12133977.jpg◎◎ 『くっすん大黒』 既読書評なしm(__)m
◎◎ 『夫婦茶碗』
  〇 『へらへらぼっちゃん』 既読書評なしm(__)m
  〇 『屈辱ポンチ』 既読書評なしm(__)m
  〇 『つるつるの壺』 既読書評なしm(__)m
◎◎ 『耳そぎ饅頭』 既読書評なしm(__)m
  ◎ 『きれぎれ』 既読書評なしm(__)m
  ◎ 『実録・外道の条件』 既読書評なしm(__)m
  △ 『人生を救え!』 途中放り投げ
◎◎ 『テースト・オブ・苦虫』
  〇 『権現の踊り子』
◎◎ 『パンク侍、斬られて候』
◎◎ 『告白』
  ◎ 『浄土』
◎◎ 『東京飄然』
  ◎ 『正直じゃいけん』
◎◎ 『テースト・オブ・苦虫2』
  ◎ 『真実真正日記』
  〇 『テースト・オブ・苦虫3』
  〇 『テースト・オブ・苦虫4』
  ◎ 『おそれずにたちむかえ-テースト・オブ・苦虫5』
  〇 『フォトグラフール』
  〇 『破滅の石だたみ』
◎◎ 『宿屋めぐり』
  〇 『おっさんは世界の奴隷か-テースト・オブ・苦虫6』
◎◎ 『真説・外道の潮騒』
  〇 『自分を憐れむ歌-テースト・オブ・苦虫7』
  〇 『あなたにあえてよかった―テースト・オブ・苦虫〈8〉』
  〇 『人間小唄』
  〇 『ゴランノスポン』
◎◎ 『バイ貝』
  〇 『餓鬼道巡行』

書評一覧
↑↑↑「本のことども」by聖月書評一覧はこちら
[PR]

by kotodomo | 2012-08-31 00:05 | メモる | Trackback(11) | Comments(0)
2012年 08月 28日

◎「検死審問ふたたび」 パーシヴァル・ワイルド 創元推理文庫 987円 2009/3

b0037682_193710100.jpgやはり、この作家の作品は面白い。ある物書きが焼死。果たして、自殺か事故か他殺かってな感じで検死審問が行われる。そこで証言する、なんとものんびりした人物たち。ミステリー的には、真相が後出しジャンケンみたいな形で提示されるのだが(最初で推理しても到底無理)、その後出しの内容がユーモラスで心地よいのである。1942年の作品なんだけど、現代でも問題なく通用するユーモアミステリーなのである。はっきり言って、登場人物たちはみんな馬鹿馬鹿しいのだけど、愛嬌があって憎めない人たちばかりなのである。暇な一日文庫を楽しめ!
[PR]

by kotodomo | 2012-08-28 19:37 | 書評 | Trackback | Comments(0)
2012年 08月 19日

▲「叫びと祈り」 梓崎優 東京創元社 1680円 2010/2

b0037682_1541354.jpg2011年版このミス3位。世界を取材するジャーナリストが主人公のミステリー。なぜ、世界が舞台かというと、読者の日常じゃない設定じゃないと成り立たない蓋然性を論拠とするから・・・ということで、こういう種明かしものは、評者の年齢的にはもう向いていないのかも。トリック以外に読ませる物語がないとどうも飽き飽きなのである。ただ、冒頭の「砂漠を走る船の道」には騙されました。いわゆる〇〇トリックというやつで、子供でも人を殺すことはあるんじゃないのと思って読んでいたら・・・驚愕ではないのだけど、ああそういうことかと。
[PR]

by kotodomo | 2012-08-19 01:54 | 書評 | Trackback | Comments(0)
2012年 08月 15日

▲「花のさくら通り」 荻原浩 集英社 1680円 2012/6

b0037682_219474.jpg最近の荻原浩、ちょっと冗漫で合わなくなって避けていたのだが、あの小鳩組の続編で、評価を見ると「早苗が可愛い」というので読んでみたが・・・未読の方。早苗は出てこないも一緒です。だから早苗には期待しないように。早苗が出てくるまで我慢して読もうって頑張っていたら、最後にちょこっと。でも、あれですなあ。その昔、小鳩組を読んだとき、自分の娘たち小さかったけど、本書ではまだ早苗8歳で、自分の娘たちは随分と大きくなってしまって隔世の感ありですね。小さな娘を持つ父親の気持ちで読めていたのが、そんな頃もあったに変化したよ。
[PR]

by kotodomo | 2012-08-15 21:09 | 書評 | Trackback | Comments(0)
2012年 08月 15日

荻原浩のことども

b0037682_9502940.jpg  〇 『オロロ畑でつかまえて』
◎◎ 『なかよし小鳩組』
  ◎ 『ハードボイルド・エッグ』 既読書評なしm(__)m
  〇 『噂』
  ▲ 『誘拐ラプソディー』 既読書評なしm(__)m
  〇 『メリーゴーランド』
◎◎ 『僕たちの戦争』
  〇 『明日の記憶』
  ◎ 『さよならバースディ』
  △ 『あの日にドライブ』
  ▲ 『押入れのちよ』
  ◎ 『四度目の氷河期』
◎◎ 『サニーサイドエッグ』
  × 『さよなら、そしてこんにちは』
  △ 『愛しの座敷わらし』
  △ 『オイアウエ漂流記』
  ▲ 『砂の王国』上下
  △ 『月の上の観覧車』
◎◎ 『誰にも書ける一冊の本』
  ▲ 『花のさくら通り』

書評一覧
↑↑↑「本のことども」by聖月書評一覧はこちら
[PR]

by kotodomo | 2012-08-15 10:04 | メモる | Trackback(19) | Comments(2)
2012年 08月 12日

◎「神様のカルテ」 夏川草介 小学館文庫 580円 2009/9

b0037682_12354467.jpg本屋大賞の2位には首肯。読みやすく、筋立ての姿勢がよい。なるほど、書店員が薦めたくなるわけだ。ただ、中身についての情報を全く知らなかったので、まずコミカルな文章であることにビックリ。それと、なんというか、重篤な病に侵されながらも、最後はどこか救いのある物語なんだろうなあと予想していたのだが、そんな話ではなかった(笑)。だって、題名がさあ。ひとつ気になったのが、作者が二日の出張期間を、数日と表現しているところ。現代語としては使用可能だけど、不特定多数を相手にする文章なら、ちょっと単位としては不可かなあ。
[PR]

by kotodomo | 2012-08-12 12:36 | 書評 | Trackback | Comments(0)
2012年 08月 10日

再読再評価◎◎「将棋の子」 大崎善生 講談社文庫 620円 2001/5

b0037682_133474.jpg「聖の青春」に続いて10年ぶりの再読。奨励会を退会せざるを得なかった男の、その後の軌跡を辿るノンフィクション。しかし、羽生たちの世代と重なった、将棋の普通の天才たちは、本当に可哀そうな時代に遭遇したわけで、羽生が10勝すれば誰かが10敗を負うわけで、先崎が10勝すれば誰かが・・・。将棋の天才たちも、奨励会を退会すれば、社会人としては普通以下。バイト、転職、借金、放浪・・・。将棋を知らなくても胸を打つ世界。それを作者が透明な筆致で綴る。沁みる物語がここにある。読むべし、読むべしの一冊である。読むべし!
[PR]

by kotodomo | 2012-08-10 13:34 | 書評 | Trackback | Comments(0)
2012年 08月 10日

大崎善生のことども

b0037682_17353088.jpg◎◎ 『聖の青春』
◎◎再読再評価 『聖の青春』
◎◎ 『将棋の子』
◎◎再読再評価『将棋の子』
◎◎ 『パイロットフィッシュ』
◎◎再読再評価 『パイロットフィッシュ』
◎◎ 『アジアンタムブルー』
◎◎再読再評価 『アジアンタムブルー』
◎◎ 『九月の四分の一』
◎◎ 『編集者T君の謎』
  〇 『ドナウよ、静に流れよ』
  ◎ 『ロックンロール』
  〇 『孤独か、それに等しいもの』
◎◎ 『別れの後の静かな午後』
  ◎ 『ドイツイエロー、もしくはある広場の記憶』
  ◎ 『優しい子よ』
  ▲ 『タペストリーホワイト』
◎◎ 『スワンソング』
◎◎ 『ディスカスの飼い方』
  ▲ 『存在という名のダンス』上下
  ◎ 『Railway Stories』
  ◎ 『ランプコントロール』
  ▲ 『ユーラシアの双子』上下
  〇 『エンプティスター』

書評一覧
↑↑↑「本のことども」by聖月書評一覧はこちら
[PR]

by kotodomo | 2012-08-10 01:03 | メモる | Trackback(6) | Comments(8)
2012年 08月 08日

▲「ダブルトーン」 梶尾真治 平凡社 1575円 2012/5

b0037682_18545569.jpg時空トラベル物は、結局のところ主人公の視点からはデュアルワールドだし、その他大勢からしたらパラレルワールドなわけで、その主人公が時空の異なる人物のどちらの意識にも同化できるとなると、最終的にデュアルもパラレルも成り立たず、パラドックスが生じて、本書のような着地になり、読者は、その読後の立ち位置に違和感を感じざるを得ないのである。そういう意味で、作者ももう少し構成を練るべきだったかな。朝目覚めると、既婚子持ちの裕美か、独身貴族の由巳のどちらかの意識下にある主人公。二つのデュアルパラレルワールドで起こるお話。
[PR]

by kotodomo | 2012-08-08 18:55 | 書評 | Trackback(1) | Comments(0)