「本のことども」by聖月

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2014年 07月 04日

2014年6月に読んだ本のことども

2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1835ページ
ナイス数:137ナイス

オバさんになっても抱きしめたいオバさんになっても抱きしめたい感想
著者は1953年生まれ、自分は1962年生まれで、世代の呼び名はない。本書の主人公は、未だシングルの40代後半のバブル世代OLと、同じくシングルの20代後半のさとり世代OL(正確には違うが)。確かに、自分の子供の頃は、どんどん物価が上がっていったが、自分の子供たちは、余り価格のインフレ的値上がりを経験してない。まあ、それは置いておいて、本書はOL達の結婚願望、婚活話。著者や自分が通ってきた、バブルやその後の時代を描いてあるので興味をそそられるし、男には共感し辛い女心も、著者の筆致が滑らかで巧く一気読み。
読了日:6月29日 著者:平安寿子
巨大訴訟(上) (新潮文庫 ク 23-31)巨大訴訟(上) (新潮文庫 ク 23-31)感想
◎◎おやおや。グレシャム+巨大訴訟ということで、硬質でストレートな法廷物かと思ったら、コメディーなストーリーにほっこり。巨大弁護士事務所→逃走→一日酒場→弱小事務所に辿りついた主人公。普通はそんなことしたら、妻に呆れられると思うのだが、その理解力が温かい。弱小事務所、例えれば弱小野球部が甲子園を目指すようなお話。きっと、下巻では苦労の連続、それを乗り越えながらも、何かを勝ち取る主人公がある世界かな。とにかく、この作家とは思えないユーモアたっぷりの面白物語。ある意味、今年の読書の拾い物。憎めない登場人物達。
読了日:6月29日 著者:J・グリシャム
夢幻花(むげんばな)夢幻花(むげんばな)感想
△島田荘司が壮大な大風呂敷を広げ、宮部みゆきがそれを回りくどい語りに落とし、それを赤川次郎が偶然と会話だけの展開に手直しし、最後はその風呂敷を東野圭吾が畳んだらこうなりました的な作り話。物語ではないなあ。作り話だなあ。自殺の理由、水泳をやめた理由、家族の態度、中二の恋が終わった理由、謎を解こうとする推進力、それぞれの行動、大きく広げ過ぎた風呂敷を畳むには、作り話的な動機や行動と偶然に頼るしかないのかも知れないけどね。帯が笑うよね。「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」と著者自らが語る。考え過ぎです!
読了日:6月22日 著者:東野圭吾
骨を彩る骨を彩る感想
◎◎初読みの作家で、上手いなあ、この作家巧いなあと思って読んでいたら、最後には、その凄さにガツン。泣きました。感動。連作短編集。最初は、妻を早くに亡くし、娘と暮らす中年男の、妻に関する奇妙な夢と日常の話。そこでの脇役が次の短編の主人公。そんな繰り返しで、最終章は、中年男の娘、小春が主人公。この最終章が絶妙に巧い。主人公が中学生なだけに青春の章なのだが、ひた向きながらピュアでシビアでヘビー。どの章にも共通することの答えが、ここには詰め込まれているような。人生は、しんどいけど瑞々しいみたいな。自分的本屋大賞!
読了日:6月21日 著者:彩瀬まる
春、戻る春、戻る感想
〇男性読者でも、瀬尾まいこの小説は、いつも中々に面白いのだが、これはちょっと。ハートウォーミングな話ではあるんだけど、男としての共感性には距離感があるな。結婚直前の、女性主人公。もういい歳の結婚。おだやかな結婚。そこに、顔も知らないけど、お兄さんという人物が現れて・・・幽霊なお話?それと、主人公女性の封印された記憶って?そんなことで、最後まで引っ張ってくれるんだけど、最後は、ふ~ん、そうだったの、みたいな感じで、まあ結局なんだったんでしょう、この話、みたいな。優しい良質な作家ではあるんですが、相変わらず。
読了日:6月21日 著者:瀬尾まいこ
ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)感想
△1、2、3としっかり読んで、4は途中で飽きてそのまま図書館に返却。で、今回5。手塚治虫の漫画が読みたくなった以外は、だんだん材料と味付けがイマイチになってきたような。6が出ても、もういいかなって感じでね。ブラックジャック。通しで読みたい読後感。
読了日:6月7日 著者:三上延

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by kotodomo | 2014-07-04 11:15 | 読書メーター