2009年 08月 19日
いやあ「本のことども」を始めて900冊ですか・・・最近は、なんだかブログ自体をやめる気配があった聖月様なのですが、やっぱり本は読んでいるわけで、今現在、短評などという姑息でお下劣な手段をとりながら、なんとか続けようとしているわけです。 以前にも書いたことはあるのですが、ここまで来ると墓標みたいなもんですから、やっぱ頑張ろうかと思っちゃうところはあるのですよ。 さて、記念すべき900冊目は1987年発行のスペンサーシリーズ6作目『レイチェル・ウォレスを捜せ』ということになりました。シリーズ30作目の『真相』の巻末の人気投票で『初秋』に次いで第2位ということなので気になっていたのですね。 中身はというと・・・レイチェル・ウォレスを捜すんですな、題名通り(笑)。で、多分、なんで人気投票の上位になったかと推測すると、序盤のレイチェルとスペンサーの関係性や会話が興味深いからじゃないでしょうか。ウーマンリブの同性愛者レイチェルということで、ハードボイルドなスペンサーと噛み合うわけがないところを、仕事をともにする(っていうか、スペンサーがボディガードを引受けて同行)わけですから、そこんとこがオモロイわけなのですな。 でも、中盤でレイチェルが行方不明になっちゃうわけで、そこから二人のやり取りが不在になるわけで、そういう意味で評価は◎止まり。ただ、22年前の作品ながら色褪せてない面白さは内包してるんですな。(20090719) ※って、一体どこのどなたの文体をマネしたのか、自分でも不明(^^ゞ(書評No900) 書評一覧 ↑↑↑「本のことども」by聖月書評一覧はこちら
by kotodomo
| 2009-08-19 11:01
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