長過ぎて、結局中身がない。まあ寓話というものは、えてしてそういうものなんだろうけど、とにかく、読書中が退屈で、ついPCを触ったり、つい飲み物を用意したりと、頁を繰る手が止まらないいつもの伊坂作品とはまったく逆の行動をとってしまうのである。とにかく最後まで話が展開せず、伏線を上手に置いているのを読まされているのかな?なんて思っていたら、意外に伏線の数なんて少なく、なんざんしょ?ただ、あとがきで『同時代ゲーム』に触れているのは嬉しかったかな。自分は大江作品はあまり読んでいないが、伊坂に影響を与えたんだなあと。