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「本のことども」by聖月

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2006年 03月 03日

◎「陽気なギャングが地球を回す」 伊坂幸太郎 祥伝社 880円 2003/2

◎「陽気なギャングが地球を回す」 伊坂幸太郎 祥伝社 880円 2003/2_b0037682_1154023.jpg 評者のリンク先、姫川みかげさんの日記及び掲示板で伊坂幸太郎大変なことになっている、というのは大袈裟か。でも、評者もその大変なことの片棒を担いでいるので、当事者のうちの一人ではある。はよ、なんのことか言えって?実は既評『オーデュボンの祈り』。オーデュボンの「ボン(BON)」の表記を「ポン(PON)」と間違って表記している人がネット上で5人につき一人、結構間違っているのである。困ったものである。はい(^o^)丿評者も間違っていました(笑)。今も間違っていま~す。面白いので、当分このままにしておこうかと思っていまあ~す。

 でも、珍しい現象だし、評者もなぜだろうと思っている。ネット表示の場合、濁点と半濁点の区別はつきにくいので、それで間違える可能性はある。しかし、評者の場合、『オーデュボンの祈り』の書評でも書いたように、その題名を見るようになったのは、決してネット上が最初でなく、図書館の棚で背表紙の文字を眺めていたのが最初なので、原因はそこにはない。多分、語感に対する先入観なのだろうな。ということで、みんなBONだからなあ。ネット検索するとき間違えるなよお(^o^)/

 ところで、本書『陽気なギャングが地球を回す』は、祥伝社からノンノベルでお安く出ているせいもあるし、癖のない楽しい作品なので、伊坂を読みたいって方には、お薦めの本ではないかな。評者にとっては、これまで読んできた伊坂作品の中では本当に癖がないので、そこのところで逆に一番評価の低い作品なのだが、それでも評価は◎である。

 ところで、たまには手を抜かせてくれ。粗筋書くのが面倒だ。たまには粗筋書かなくてもいいだろう。ええと、ギャングが銀行強盗するコミカルハードボイルド。と、相変わらず評者は伊坂を評するときにハードボイルドの言葉を入れたがるのだが、他の方はどうなんだろう。評論家池上冬樹がカバーに文章を寄せているが、“軽妙洒脱”“クライムコメディ”“スマートでスピーディーでスタイリッシュ”そいで“瀟洒”などと言葉を並べておられても、ハードボイルドのお言葉はなし。違うのかな。いや、やっぱ、ハードボイルド。

 久しぶりのノンノベル。巻末まで丁寧に見たら、これが大笑い。ノンノベル作品群の紹介と一緒に、多くの作家の顔写真が飾られているのだが。いや、写真が昔の写真ばかりで、若すぎて大笑いなのだ。山田正紀、花村萬月、内田康夫、赤川次郎、みんな若すぎて可笑しくて。更新しないんだろうな、こういうのって。一番笑ったのが家田荘子。あんまりキャピキャピして、リボンなんかして、いかにもオニャンコ出身みたいで可笑しい。さあ、伊坂のことはもうどうでもいいから、ノンノベルの巻末を眺めに、みんな書店へ走れー、ドン。(20030605)


※大予言、今年のランキングには10位以内に伊坂が2作入る。『重力ピエロ』が4位で、『陽気なギャングが地球を回す』が9位である。1位は勿論、森山直太郎『さくら(独唱)』である(笑)。


2006/3文庫化 660円・・・って、ノベルスと大して値段が違うわけじゃないけど(^.^)

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by kotodomo | 2006-03-03 22:06 | 書評 | Trackback(16) | Comments(0)


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