2015年4月の読書メーター読んだ本の数:3冊
読んだページ数:794ページ
ナイス数:58ナイス
桜の下で待っているの
感想ふむ、5編のうち、最初のワンピースのエピソードは良かったが、全体がイマイチ。どの話も東北新幹線の車中から話が始まるという共通項はいいのだが、どの話にも東北観光地案内があるのはどうなんでしょう。確かに、この作者は震災を現地で体験し、それについて触れたい気持ちはわかる。本書を上梓するために、丁寧に各地を取材したのだろうなというのも汲めるし、巻末の参考文献もなるほどである。でも、それはこの作者の持ち味ではないのだよなあ。もっと、想像と感性で描いて欲しかったかな。どれも、優しく温かい、桜のような話なんだけどね。
読了日:4月30日 著者:
彩瀬まるラスト・ワルツの
感想〇このシリーズも、3作目にして、ちょっとキレがなくなったきたかな。中編の「ワルキューレ」なんかは、キレというより冗長。D機関という特殊スパイの話のはずが、本書に収められた3編とも、まあスパイらしい話という具合で、イマイチなあ。
読了日:4月18日 著者:
柳広司