2015年 07月 04日
6月の鑑賞メーター 観たビデオの数:11本 観た鑑賞時間:1365分 スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] いやあ、最後は鳥肌が立つほど、ロックのステージに感動。がり勉が当たり前のクラスに、ロックを持ち込んで、まあ甲子園で優勝するようなお話。最初は、単なるコメディ、どうやってロック授業を誤魔化す?みたいな、ドタバタで始まり、最後は感動と高揚で終わる。ジャック・ブラックの演技のための映画のようで、最後は生徒たちの成長物語。くだらない映画といえばそれまでだが、感動のエンディングのために、すべてがある。さて、今から最後のステージを繰り返し見ようかな。ロックに馴染みがなくても、特に問題なし。娯楽じゃなく、感動の物語。 鑑賞日:06月28日 監督:リチャード・リンクレイター ラブ・アゲイン [DVD] クレイジーで馬鹿げた恋愛、そんなものが複数進行する物語。全然別々に進行しながら、最後には繋がっていく。家族の物語でもあり、夫婦再生の物語である。なるほど、中年男性は結婚して生活が安定していくと、自分への努力を忘れ、ダサく、イケてない男に成り下がってしまうのは万国共通。本当に似合う格好をして、街へ出よだな。エマ・ストーンを観るためだったのだが、意外と出演シーンは少ない、が、やはり表情は上手い。その父親がこの人だったのか(笑)子守りの父親役、どこかで見たと思ったら、グラン・トリノの床屋のご主人でした。ふむ。 鑑賞日:06月28日 監督:グレン・フィカーラ フォー・ウェディング [DVD] Four Weddings and a Funera 初っ端の題名で、ウェディングに続く単語の意味がわからなかった。そして、調べた。葬式。フォーも「~のために」なんかじゃなくて、4つのフォー。なるほど!「4つの結婚式と1つの葬式」を扱った映画だったのか!って観てりゃわかるんだけど(笑)結婚式の次のシーンは結婚式。その次のシーンも結婚式。最初から題名の意味がわかっていたら、もう2つ結婚式が終わったから、あとは葬式が1個に結婚式が2個と算数したんだろうけど(笑)まあ、ヒュー・グラントのラブコメでハッピー映画。 鑑賞日:06月27日 監督:マイク・ニューウェル ビューティフル・マインド [DVD] 先日亡くなった数学者ジョン・ナッシュを主人公にした映画・・・なのだが、最近映画を観るようになった私は、わあ綺麗な女優さん、見たことあるぜ、思い出した、LUXスーパーリッチの人じゃん!というほうに気をとられてしましった。主人公がセリフの中で、自分を「クレイジー」と呼ぶように、統合失調症の症状をサイコに表現しているので、あまり見てて面白いお話ではないし、そこまで感動もしない。万年筆のシーン。とても気になる。ペンを取られたらいけないし、誰が回収するのか。本人が席を立ったら、こそこそ取り戻しにいくのだろうか? 鑑賞日:06月21日 監督:ロン・ハワード グローリー・デイズ~旅立ちの日~ [DVD] 題名のDAZEの意味を調べました。DAYSだと思っていたら、DAZEだったもので。あの青春の頃の「眩惑」といったところでしょうか。青春過ぎて、中年の私は、良し悪しを言うのは控えましょう。ベン・アフレックでチョイスしただけですから。簡単に言えば、5人でシャエハウスする若者たちの、無軌道で無秩序な前向き友情物語の卒業と旅立ち。で、ベン・アフレック、マッチョですね。今や、俳優になりたいと思った時点で、鍛えるのが当たり前のようですな。あと、マット・デイモンが端役で出ます。チョイ役じゃなく端役。いい意味でアメリカ。 鑑賞日:06月21日 監督:リッチ・ウィルクス ブリジット・ジョーンズの日記 [DVD] ラブコメ、ロマコメ、どちらでもいいのだけど、この主役のお馬鹿さ、展開の粗さはいけない。やはり主人公はどこからどう見ても魅力的で、そしてお馬鹿な展開にならなければならない。主人公がお馬鹿なだけじゃいけないのである。まあ、有名な役者が三名出てるので、そういう意味では見る甲斐はあるのだが。しかしながら、英国映画の音楽の使い方は楽しい。ポピュラーなものを、コミカルに効果的に使っているなあ。そうそう、卑怯者のヒューグラントは初めて。彼が、憎まれ役をやると、本当にチンケな男に見えるから面白い。もうこの女優は追わない。 鑑賞日:06月20日 監督:シャロン・マグワイア 女と男の名誉 [DVD] 原題はマフィアのファミリーの栄誉。それを考えれば、最後のあの成り行きに、不満を持ったとしても、仕方がないかと諦められる、かなあ(笑)急展開とは言わないまでも、最初から話を追って考えると、意外な展開に。マフィアの一目ぼれ。思わぬ場所での再会。そして結婚。でもファミリーという強いマフィアの絆が落とし穴。親子、夫婦、兄弟、そんなことを、絆のルールが強い力でねじ伏せる。意外にも、ジャック・ニコルソンの演技や表情は心に残らなかったかな。考えてみれば、30年前の映画。少し古臭さもなくはない。男の心に木枯しが吹く印象。 鑑賞日:06月11日 監督:ジョン・ヒューストン ザ・エージェント [DVD] 終わってみれば、いい映画なんだけど、前半は少し退屈。去りゆくときの演説、エレベーターの二人、色んなシーンでの見つめあい、ひとつひとつが冗長で、中々先に話が進まない。トム・クルーズが、まだ新鮮な時期でもあるので、まあ彼が画面に入っていればファンは満足、そんな人のために作られた側面もあるのだろう。原題は「ジェリーマグワイア」主人公の名前。職業はスポーツエージェント、代理人。大きな会社を離れ、たった一人の選手の代理人に。恋愛映画でもあるのだけど、心の揺れ動きがイマイチ理解しづらいかな。ジェスチャーが大袈裟(笑) 鑑賞日:06月11日 監督:キャメロン・クロウ マグノリア<DTS EDITION> [DVD] 多分、これを映画館で観たら、私は怒る。でも、連れがいたら「なかなか良かったかも」と嘯くであろう。トム・クルーズまで引っ張り出しながら、意味のよくわからないオムニバス的な話が、最後には何か繋がっていくのだろうかと思っていたら、繋がったような、全然繋がらなかったような、よくわからない映画。内容も知らない上に、130分くらい?なんて思って観始めたら、長いよなあ、188分。カメラワークとか、ちょっと面白かったりするにしても、やっぱ旧作80円以上のお金は払わないような。興業的には伸び悩み、伝説のカルト映画とのこと。 鑑賞日:06月07日 監督:ポール・トーマス・アンダーソン サイドウェイ(特別編) [DVD] 男二人の友情の旅路・・・なんでこんな映画をチョイスしたのだろう?なんて思っていたら、途中から登場のヴァージニア・マドセン。ああそうか、この前観た映画で気になった女優。男二人のロードムービー、かつワインを味わう旅路。旅先での恋。主人公は離婚の瑕を引きずり、友人は結婚前の最後のひとはしゃぎ。全体に、大人のクールさがつきまとう映画。しっとりとしてますなあ。しかし、旦那が走って車を追いかけてくる映像。一糸まとわずで、フリフリがしっかりと映り過ぎているんですが、映像的にいいのだろうか(笑)ワインが飲みたくなる映画。 鑑賞日:06月06日 監督:アレクサンダー・ペイン 僕らのミライへ逆回転 プレミアム・エディション [DVD] ほう、こういうコメディもあるのだな。笑わないシリアスなストーリーのコメディが。主人公たちは、行き当たりばったりの理屈抜きの行動に出て、いったい何の話かもわからずに進み、最終的には自主映画の作成の話だとわかってくるのだけど、思わず笑うところは数か所しかなく、結局はレンタルビデオ店と、その古い建物の存続のお話でした。ミア・フォローとか、シガニー・ウィーバーとか、どこかで見た人が出演しているのもご愛嬌。最初、ジャック・ブラックが感電した時点で、タイムワープのお話?と思ったのだけど、全然違いましたとさ(笑)。 鑑賞日:06月06日 監督:ミシェル・ゴンドリー 鑑賞メーター
by kotodomo
| 2015-07-04 13:12
| 鑑賞メーター
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