2015年 11月 01日
![]() 最近、ヘッドフォンを買って、それで鑑賞するようになったが、これはそうすべき映画。最後のコンサートの雰囲気に圧倒される。クラシックを聴いて、心が震えた涙したのは初めて。まあ、映画の演出のせいなんだけど。何も知らず、感動の映画だろうと思って観始めたら、ロシア映画?コメディ?調べてみたら、フランス製作、まあユーモラスな部分はコメディかな。やはり、メラニーロランのような美人は大切。初めて見た女優だったけど、美しさが沁みる。清楚な小悪魔、そんな女優さん。オーケストラは壮大で、ソロは美しく、終盤までは、ドタバタです。 読了日:10月31日 監督:ラデュ・ミヘイレアニュ ![]() 無料で観たら、破天荒な作りで面白く、お金を出してみたら、馬鹿馬鹿しくて金返せな感じの映画。スケールが狭いのか、デカいのかもわからない。ほぼ、ある城内だけの描写ながら、幕末大政奉還時のエピソードを何もかも取り込んでいる。監督は岡本喜八。映像のリズム感、畳みかけるテンポの良さは、日本でも群を抜いているとの評もあるが、これは突き抜け過ぎ(笑)最後には、山下洋輔、タモリまで特別出演。ミッキー・カーチスまではわかったが、細野晴臣には気付かなかったなあ。姫の役どころが面白いが、これは監督の実の娘。馬鹿馬鹿しい娯楽作。 読了日:10月25日 監督:岡本喜八 ![]() 大物ハリソンフォード、ダイアンキートンを脇役に、レイチェルマクアダムスが奮闘するコメディ。邦題通り、ロマンスもあるが、そちらは味付け程度。本筋は、潰れかかった朝番組をいかに立て直せるかの若い女性プロデューサーの活躍。脱線路線で視聴率が上がり、アンカーのお料理で視聴者をあっと言わせる、ってのは、どこかリアルさに欠けるが、まあいいでしょう、楽しめればね。ダイアンキートン、調べてみると、ゴッドファーザーの息子の恋役。これは、若き日の彼女の美貌を確認しなきゃです。クルーニーがパッと画面の端に映る。人気歌手の出演。 読了日:10月25日 監督:ロジャー・ミッシェル ![]() マイレージを貯めるのが好きな解雇宣告プロの映画、っていうのが、この映画の一番簡単なまとめ方なんだけど、それ以外にも色んな要素が詰まっていて、中々に面白い。新米女史のグローイングも、うぶなところがお茶目だし、自由な大人の男と女のラブも、クラシック。全体的にアメリカの映画なんだけど、音楽の使い方、家族をコージーに描く部分なんかは、結構イギリス的で悪くない。主人公はマイルを貯めるだけで、使わないのだけど、最後には粋な使い方も。どちらかといえば、立ち位置コメディ。気軽に楽しめる、前向きになれる物語。久々の吹き替え 読了日:10月24日 監督:ジェイソン・ライトマン ![]() 正月映画って感じですな。何でもありのテンコ盛り、おせち10段、そんな感じで、核実験には巻き込まれるは、最後には超SFまで。期待した通りのありきたりの設定(笑)同じ宝を狙う敵の数は余るほど多く、旅を共にするニューフェースは登場し、ラビリンス、欠かせない大量の水(笑)、果たして襲ってくる現地人たちは、いったいあそこで何をしていたのだろう(笑)この手の超大作映画も、続々編以降は、誉め殺してなんぼって感じ。映画館で観たら、お腹一杯で何を食べたか忘れるようなボリューム満点。でも最初の頃のような新味はない。娯楽です。 読了日:10月17日 監督:スティーブン・スピルバーグ ![]() 素晴らしい映画。クラッシーな仏版ロマンティックコメディーと思いきや、最後にはロッキーな終わり方、すごく感動。恋にもタイプにも。なるほど、観ているときも「ローマの休日」が頭を過ったが、1950年代の女性の立ち居振る舞いは、ヘプバーンを参考にしたのか。だから、女優の振る舞いが、ヘプバーン的。うぶな可愛さ、怒るけど可愛いみたいな。そして、本当にタイプ選手権はボクシングの試合並みにエキサイト。エイドリアンな終盤に手に汗握る。デボラフランソワはスタントを使わず、全部自分でタイプ。仏のベッドシーンはサワリでもエロい。 読了日:10月17日 監督:レジス・ロワンサル ![]() 原題は鬼ごっこの掛け声。日本なら「鬼さんこちら」。その名の通りの内容。大ぼら詐欺師ディカプリオを、FBIトムハンクスが追いかける。尻尾をつかんだら、するり、そんな展開が続くので、飽きないといえば飽きないし、飽きるといえば飽きる。モデルとなった人物の自伝を映画化。本人もフランス警官役でカメオ出演。エイミーアダムスが恋のお相手役でもあるのだが、終わってみれば印象に残らず、この映画の時点でも、パッとした人気はなかったらしい。ちょっとしたユーモアも取り込んだ物語で、まあ、良くも悪くもハリウッドって感じかな。 読了日:10月17日 監督:スティーヴン・スピルバーグ ![]() ケイトハドソンは、やはり天使の微笑み。簡単に言えばキュートなんだけど、一生自分の手にいれることが出来ない永遠の笑み。マシューマコノヒーはインターステラーで初見。単なる田舎のおっさんと思ったが、本作ではダンディでセクシー。ラブコメながら、職場でのプロミスで、10日後には男と別れる作戦と10日でいいから彼女を作る作戦がぶつかることとなり、観心地はよくない。でも主役二人の演技が、顔の表情から指の先まで細かいので、名演といえよう。彼の実家に彼女が遊ぶに行く場面。あれがもう少しエンディングに近い時間帯にあればなあ。 読了日:10月12日 監督:ドナルド・ペトリ ![]() 15歳のときに映画館で観て、その後再放送で何度も見たはずだが、38年ぶりにしっかりと鑑賞したら、もう細部は忘れていました。もっとトレーニング映像が多かったような気がしたけど、あっと言う間に試合。最後はロッキーが勝つような記憶だったのだけど。最後のエイドリアンで、わかっていても、感動、感涙。最近、筋トレに興味のある私ですが、あの腕立ては凄い。ふむ、あの階段はロッキーステップと呼ばれているのだな。その後、ゲームにもなり、パチンコにもなったこの映画。メイクを少しずつ剥がしていくために、15Rから撮り始めたのか。 読了日:10月12日 監督:ジョン・G・アビルドセン ![]() 先にハリウッドリメイク版を、それも1週間前に観たので、セリフからシーンから同じ構造に、観るのをやめようかと思ったが(つまり、1週間前に観た映画はリメイクではなく、パクリであったのだ!)、色々と違いを確認しようかと最後まで。本作とリメイクと比べると、暗いトーンとコミカルなトーン、ドイツは質素な作り、米国はリッチな装飾などなど。一番驚いたのが、男優シェフが、日本人から見たら、一見イケメンじゃないことだな。イタリア人のシェフという設定だが、私は最初、インド人かと思ったぞ。タイガージェットシンの弟じゃないかと。 読了日:10月11日 監督:サンドラ・ネットルベック ![]() 随分とたくさんの人々が映像に出てくるし、重い話ながら派手な場面も多いし、男優、女優ともにギャラが高そうだし、妙にお金をかけているなあというのが、大きなところでの感想。アフリカの実像、同国人同士の殺し合い、少年兵の問題、ひいては自国では消費しない、ダイアモンド、象牙、ゴム、石油の産出国としての利権争い。ちょっとキツイ映画で、たまに場面を止めて、ネット、ながら鑑賞。映像体験としては知識が広がるが、娯楽にはならない映画。人がたくさん死にます。狂気の世界が広がります。人道を、非人道でアピールしても、私には苦しい。 読了日:10月04日 監督:エドワード・ズウィック ![]() 最高の娯楽作品。興業的にはよくなかったらしいが、愉快この上ないアクション&ラブ→コメディ映画。いや、実際に笑った箇所は3か所なのだけど、ずっと愉快痛快。007と一緒で、やられないとは承知しているので、金かかってるなあとか、今のは凄いとか、とにかく映像にやられっぱなし。キャメロンディアスじゃなきゃ、もっと男心的にラブな感じもするが、彼女だからこういうコメディタッチのアクションが成り立つのかな。ナイトは騎士かなと思っていたら、名前でもあったのね。幸せな老夫婦に幸あれ。映画館で観たら料金以上の満足が見返りかな。 読了日:10月03日 監督:ジェームズ・マンゴールド ![]() 幸せになりました。最初は深刻な問題から入っていく、よくあるパターン。次第にハッピーに、そしてトーンダウン、そしてそしてハッピーエンディング。優しそうな男優。と思ったら、ははあ、エリンブロコビッチのヒッピーな恋人か。あのときも優しかった。子役、ブレスリンを追って3作目。あの有名な瀬田ジョーンズも初見。さすが、瀬田というだけあって、日本人好みのべっぴんさん。他の出演作品も観なきゃ。女性シェフの、家庭での悩み、職場での苦悩、それが最後には一緒の問題になって、ハッピーエンド。幸せのレシピは、やはり愛や恋でした。 読了日:10月03日 監督:スコット・ヒックス ■
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by kotodomo
| 2015-11-01 09:26
| 鑑賞メーター
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