2016年8月の読書メーター読んだ本の数:2冊
読んだページ数:763ページ
ナイス数:66ナイス
サブマリンの
感想最近、伊坂と波長が合わなくなってきていたけどこれはバッチリ。死神短編が合わず、死神長編がバッチリ、チルドレンはイマイチだったけどなあと思いながら読んでみると、やはり長編は波長が合います。キャプテンサンダーボルト、火星に住むつもりかいを途中で放り投げ、ジャイロスコープはイマイチ、陽気なギャングは読む気になれず、そしてこれはとても面白かった。チルドレンは再読する気にならず、自分の過去の感想を読んで、陣内、武藤、永瀬のキャラを押さえて読みました。非常にまとまり感のある小説。ただ、説明されないエピソードがなあ。
読了日:8月28日 著者:
伊坂幸太郎記憶の渚にての
感想いつもの感じの男性主人公、妙に感性が強く、いたって料理上手、で、これからどうなるの?と思っていたら、1/3も行かないところで、死んでしまったのは、最近にはないサプライズ。登場人物が多すぎるという前評判で、読みながら、いつもよりは多いけど、まあ付いて行けるなあと思っていたら、終盤にかけてウジャウジャ。最後の、あの部屋にもウジャウジャ。白石一文らしくない、手を込めすぎたミステリーって感じです。まあ、文体は作者らしいんだけど、広げた大風呂敷の大きさ、その畳み方は島田荘司にも似ている。このミス候補になれば面白い。
読了日:8月23日 著者:
白石一文読書メーター