「本のことども」by聖月

kotodomo.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:読書メーター( 105 )


2018年 05月 01日

2018年4月に読んだ本のことども

4月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:253
ナイス数:31

さよなら、田中さんさよなら、田中さん感想
10代前半の作家、少し背伸びした表現の多用が気になるけど、巧いですね。ユーモアのある文章で、時間の経過も1行で表現する。愛情溢れる物語を描けるのは、心の中に愛情があるからでしょう。好きな作家が志賀直哉っていうのが小憎らしいけど(笑)、インプットがあるからこそアウトプットされる物語。16歳で直木賞、そんなことを期待させてくれますね。
読了日:04月21日 著者:鈴木 るりか

読書メーター

[PR]

by kotodomo | 2018-05-01 08:51 | 読書メーター | Trackback | Comments(0)
2018年 02月 02日

2018年1月に読んだ本のことども

1月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:535
ナイス数:18

スティール・キススティール・キス感想
相変わらず裏の裏の裏で書いているんだけど、今回のこの作品は叙述に頼る部分が多くて、ちょっと切れがないかな。要するに、作者がウソを書いていて、でもウソではないでしょうみたいな。あと、サックスの元彼の登場とその描写も疑問。結局、その人物を彼氏に選んだ過去のサックスがバッドチョイスをしていたようなそんな過去はいらないかと。まあ、訳者あとがきを読むと次作は既に完成されているようで、そちらに期待しましょう。
読了日:01月20日 著者:ジェフリー ディーヴァー

読書メーター

[PR]

by kotodomo | 2018-02-02 10:39 | 読書メーター | Trackback | Comments(0)
2018年 01月 02日

2017年12月に読んだ本のことども

12月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:464
ナイス数:47

TRANSIT(トランジット)38号ベトナム 懐かしくて新しい国へ (講談社 Mook(J))TRANSIT(トランジット)38号ベトナム 懐かしくて新しい国へ (講談社 Mook(J))感想
知識の本ではなく、鑑賞本。
読了日:12月23日 著者:
ホワイトラビットホワイトラビット感想
人の言葉を喋る綿子とはどんな生物なのか、機械なのかと最後まで読んだが、人間であった。そこまでは伊坂も騙さないのかというのが一番の感想。最初は軽快な切り返しの会話が弾んで弾んで弾むのだが、途中から多少しりあるになったため沈静したのは残念。でも、全体に程よい作りのエンタメ小説。久々のリズム感のある伊坂流伊坂節炸裂ですね。
読了日:12月02日 著者:伊坂 幸太郎

読書メーター

[PR]

by kotodomo | 2018-01-02 10:14 | 読書メーター | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 10日

2017年10月に読んだ本のことども

10月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1026
ナイス数:24

ジャンプジャンプ感想
11年ぶりに再読。さっぱり忘れていて、謎解きに最後まで付き合わされる。誰にも話さない謎。私にもあります。訊きたいけど聞けない、配偶者への質問。一体あのときどうだったのか、あのあとどうだったのか、訊いてしまえば今が壊れそうなそんな疑問。彼女の失踪、りんご、手紙か何かの策略、そんなことだけ薄っすらと覚えていたジャンプ。直木賞を受賞した今、この本がミステリーとして再度話題を呼べば、相当売れるだろうな。「Y」「彼女について知ることのすべて」そして本書。あとは「カップルズ」を読んだら、私の佐藤正午再読の旅は終わり。
読了日:10月14日 著者:佐藤 正午
がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい“がん"の話がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい“がん"の話感想
amazonプライム特典で何気に読んでみたが良書であった。告知される前に読んだほうがいい。
読了日:10月11日 著者:谷川啓司
彼女について知ることのすべて (光文社文庫)彼女について知ることのすべて (光文社文庫)感想
2006年に読んだ本の再読。さっぱり覚えていないことに驚く。そして、最後の数ページを指して、傑作と言い切っている自分がわからない。今回は何か大事なものを、拾い逃したのだろうか。ふむ、8年の歳月ではなく、11年の歳月は、私を変えたのかもしれない。
読了日:10月03日 著者:佐藤 正午

読書メーター

[PR]

by kotodomo | 2017-11-10 10:43 | 読書メーター | Trackback | Comments(0)
2017年 09月 05日

2017年8月に読んだ本のことども

8月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:476
ナイス数:27

鳩の撃退法 上鳩の撃退法 上感想
直木賞受賞ということで、そのデビュー当時から長編は全部、短編やエッセーもほとんど読んでいたはずなのだが、この長編は読んでおらず、多分図書館で借りたけど読まずに返したのだと思い、再度かりたのだが。まず、主人公津田の名前に既視感を覚える。デリヘルの送迎に既視感を覚える。調べてみたら「5」の主人公と一緒。だからだと思って読み始めると、色んな場面で既視感。話の内容は全然知らないのに、シーンによって感じるのである。多分、自分は読まずに返したのではなく、途中まで読んで返したのだろうなあ。スピンでの場面も記憶にあるし。
読了日:08月13日 著者:佐藤 正午

読書メーター

[PR]

by kotodomo | 2017-09-05 09:45 | 読書メーター | Trackback | Comments(0)
2017年 08月 02日

2017年7月に読んだ本のことども

7月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:336
ナイス数:33

月の満ち欠け月の満ち欠け感想
佐藤正午は、デビュー作からずっとお付き合いしている、私と等身大の作家である。私とともに齢を重ね、文章を重ねている。すべてをタイムリーに読んできたわけではないが、傑作もあれば佳作もあれば凡作もある。今回、直木賞候補となっていることを前提に読んだが、巧い作家なのに、辻褄をあわせるため、文章が全体的に下手である。妻が運転好きのエピソード。あとで回収はされるが、いらないのではないか。主人公目線の男性3人というのも話がこんがらがるし。是非、直木賞を今更とってほしい作家なのだが、この作品ではない。
読了日:07月09日 著者:佐藤 正午

読書メーター

[PR]

by kotodomo | 2017-08-02 10:57 | 読書メーター | Trackback | Comments(0)
2017年 07月 03日

2017年6月に読んだ本のことども

6月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:540
ナイス数:42

無貌の神無貌の神感想
恒川光太郎、最近は長編で随分凄いなあと思わせてくれますが、この短編集はなんかどうでもいいような作品ばかり。雑誌掲載を前提に書かれているので、所謂売文、言い方は悪いですが作品の出来はそんな感じ。不思議な世界観はいつもの通りなんだけど、別の見方をすれば既に和風テイストのSF。途中で読むのをやめようかとも思ったけど、もしかしたら次の作品は面白いのでは?なんて勘違いして最後まで。もうこれからは、長編だけ読むことにした。凄く力のある作家なんだけどさ。
読了日:06月19日 著者:恒川 光太郎
遠縁の女遠縁の女感想
素晴らしい文筆。これまでに読んできた本の最高峰。同じ作家の本も読んできた中で、ここまで座った本はなかった。いやあ、読書の喜び、生きていて、本を読んできてよかった。中篇が三作。どれも、そこそこの家格ながら、御国の事情で食い扶持を減らしていくのが共通なのだが、そこからまったく別個の話が紡がれる。そして、主人公たちの心の在り様が、この作家の紡ぎの真骨頂。唸る。とにかく読んでみろとしか言いようのない素晴らしさ。巻末の遠縁の女も、武者修行の話かと思えば、やはり遠縁の女の話。そうきたか、やられた。
読了日:06月15日 著者:青山 文平

読書メーター

[PR]

by kotodomo | 2017-07-03 09:33 | 読書メーター | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 02日

2017年4月に読んだ本のことども

4月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:211ナイス数:19ベトナムとビジネスをするための鉄則55 (アルク はたらく×英語シリーズ)ベトナムとビジネスをするための鉄則55 (アルク はたらく×英語シリーズ)感想そこそこためになりますが、少し浅いかな。もう少し、ベトナム人の気質まで踏み込んでほしい気がしました。15分の遅刻は、遅刻の範疇に入らないとか、謝らないとか、多少は触れていますが。私自身、今、ベトナム人実習生と接触していますが、誉めて伸びるタイプだと思っています。叱るときには叱りますが、日本人よりプライドがあるので、みんなの前では叱らないとか。あと、鉄則ではないですね。極めて原則。だから、変化球をもう少し盛り込んでほしかったかなと思います。基本書ですね。でも、著者のベトナムに対する愛は感じます。読了日:04月25日 著者:古川 悠紀
読書メーター
[PR]

by kotodomo | 2017-05-02 09:15 | 読書メーター | Trackback | Comments(0)
2017年 03月 01日

2017年2月に読んだ本のことども

2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:248ページ
ナイス数:40ナイス

半席半席感想
このミスになんでこの作家がランクイン?と思ったけれど、間違いなくミステリー、それも極上の。空が晴れ上がったような小気味よさをまとった、いい意味での安楽椅子探偵小説。ただし、その謎解きは、江戸の文化、侍文化があってこそ成り立ち、逆に読者は、そういう侍精神に新鮮さを感じる。事件が起こり、犯人は判明し自白すらしていても、なぜ事を起こしたのか、そこがわからない。主人公は、その事を解き明かすのだが、あっちこっち奔走するわけではない。熟慮を重ね、仮説を立て、相手にぶつけるのみである。自分だけの理由を語られるとねえ。
読了日:2月19日 著者:青山文平

読書メーター

[PR]

by kotodomo | 2017-03-01 14:27 | 読書メーター | Trackback | Comments(0)
2017年 02月 01日

2017年1月に読んだ本のことども

2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1100ページ
ナイス数:65ナイス

一流アスリートの食事一流アスリートの食事感想
物語としてはチクハグ。結局、何が錦織を強くしているのか、高梨の勝負メシとは何なのかわからない。炭水化物がエネルギーの素という考えは、私の考えと一致しているので、大きな懐疑感はないが、そもそも何をすべきかという動機が伝わってこない。結局は、バランスのいい食事というのが根本にあり、そういう意味で私はサプリを摂ることにした。私は、趣味で長距離を走るが、最近はバテ気味。ヘモグロビンのことなんて考えたことなかったが、ふむ、鉄分は足らないような気がする。マルチビタミンミネラル、鉄、アミノ酸のサプリを発注。偏食解決。
読了日:1月21日 著者:細野恵美
浮遊霊ブラジル浮遊霊ブラジル感想
いやあ愉快。最初の二編は、長編の出だし風。三編目は、まあ短編。次の「地獄」から奇想が爆発、実に愉快な読書となりました。芥川賞作家ならではの言葉の操りで、読者をありもしない世界へと引き込んでいく。そして最後の「浮遊霊ブラジル」。成仏しない魂が主人公なんだけど、その冒険の物語とでも言おうか。最近手垢がついてきた感のある町田康節に少し飽いた自分には、凄く新鮮な津村流津村節。地獄もブラジルも主人公が年寄りなんだけど、感覚がヤングで発想も若い。今年は始まったばかりだが、一番の読書の喜びの収穫。ついていきます津村節。
読了日:1月13日 著者:津村記久子
煽動者煽動者感想
ふむ、騙して、騙されたふりをして、相手を読み、相手の読みを読み、なんてのが、この作家の繰り出す巧さなんだけど、この本はそういう部分は大いにあるにしても少し退屈。ちょっと起こりえないような、チープな犯罪が中心にあるので、サスペンス的ハラハラドキドキ感に欠ける。帯に二度読み必至とあるが、ああそうだったんですかと納得して、二度読みはしないし、背負い投げを食わせられても、ああ大技でしたねと思うだけ。ダンス=女性=二人の子持ち、どうしても話が小さくなっちゃう感じです。
読了日:1月7日 著者:ジェフリーディーヴァー
手のひらの京手のひらの京感想
京=みやこ。そう京都の三姉妹のお話。手のひらのようなその盆地に馴染み、そこにいい意味で捉われる。京都には一度行って、特に京都ファンではない私からすれば、京都の入門書でもあります。いけずという言葉は知っていても、その深い意味、適切な場面というのを、こうやって丁寧に説明されたら理解します。ただ、読んでいて思うのは、京都は地縛の土地柄なんでしょう。戦争とは違う戦があり、合戦があり、江戸が開ける前から栄えた地。大阪商人とは、まったく違った文化。その中での三姉妹。はんなりとしたした中に、強かさも感じる両親と三姉妹。
読了日:1月3日 著者:綿矢りさ

読書メーター

[PR]

by kotodomo | 2017-02-01 14:42 | 読書メーター | Trackback | Comments(0)