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「本のことども」by聖月

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2018年 01月 02日

2017年12月に読んだ本のことども

12月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:464
ナイス数:47

TRANSIT(トランジット)38号ベトナム 懐かしくて新しい国へ (講談社 Mook(J))TRANSIT(トランジット)38号ベトナム 懐かしくて新しい国へ (講談社 Mook(J))感想
知識の本ではなく、鑑賞本。
読了日:12月23日 著者:
ホワイトラビットホワイトラビット感想
人の言葉を喋る綿子とはどんな生物なのか、機械なのかと最後まで読んだが、人間であった。そこまでは伊坂も騙さないのかというのが一番の感想。最初は軽快な切り返しの会話が弾んで弾んで弾むのだが、途中から多少しりあるになったため沈静したのは残念。でも、全体に程よい作りのエンタメ小説。久々のリズム感のある伊坂流伊坂節炸裂ですね。
読了日:12月02日 著者:伊坂 幸太郎

読書メーター


# by kotodomo | 2018-01-02 10:14 | 読書メーター | Trackback | Comments(0)
2017年 12月 03日

2017年11月に観た映画のことども

11月の鑑賞メーター
観たビデオの数:15本
観た鑑賞時間:1795分

タイタニック [DVD]タイタニック [DVD]
今更観た20年前の超大作。二人の主人公とも一番光っていた頃、いい映画でした。ヌードシーンを知っていたらもっと早く見ていたかも(笑)最初からわかっている映画ながら、しっかりした作り。前半はロマンス映画。後半はパニックというかアドベンチャー。ただひとつ引っかかるのは、あの宝石の後始末。もう少し罪の無い、ベタではない落とし所にしてほしかったかな。レオ様は他の作品でみても良さがわからなかったけど、この映画では光ってますね。昔から知っていた話で、子供と女性が優先というのが心に引っかかっていたお話。考えさせられます。
鑑賞日:11月26日 監督:ジェームズ・キャメロン
息もできない [DVD]息もできない [DVD]
「息もできない」。息もできない恋とは?そんな映画かと勘違い。帰っても息もできないような家族との空気。暴力を奮う親の空気に住む子供。ボケた父親と蛮行な弟と住む少女。そういう息もできない。経験はあります。ある方も少なくはないと思います。酒に毎日暴れる親のいる家庭。夫婦の諍いが絶えなかった子供時代。まあ、そんなことはザラにあっても、本作は息もできない空気だらけ。でも笑顔のシーンもあって、そんなのはウソごとだとわかっていながらホッとする風景。ちょっとした愛情が垣間見える、でも幸せにはなれない、そんな定めの映画。
鑑賞日:11月23日 監督:ヤン・イクチュン
間奏曲はパリで [DVD]間奏曲はパリで [DVD]
素敵な映画でした。年代で合う合わないはあるのかもしれない。18歳で観ていたら、全然素敵じゃないかも。女優も60歳だし、その小さな冒険をどう見るかは重ねてきた年齢の問題かと。大体、子育ての終わった年代にピッタリかと。パリもいい。そして最後の死海。あのシーンでエンディングできるのはこの映画の良心的な展開の終着かと。映画全体いいのだけど、一番の収穫はトランポリン息子のサーカス団での芸術パフォーマンスが見られるところ。へえ、あんな芸術があったのかと、父親と一緒に拍手です。意外に伏線が張ってあって、完成度も高い。
鑑賞日:11月19日 監督:マルク・フィトゥシ
スカーフェイス [DVD]スカーフェイス [DVD]
名作で評判のいい映画と思っていたが、結構退屈でした。成り上がって、歯車が狂いだして、すべてのものを失うストーリーなんだけど、全体も部分も単純で冗長。特のあの泡風呂のシーンなんて長過ぎ。そうそう、最初はヤバいシーン、チェーンソーなんてので、嫌々ながら緊張感があるんだけど、あとはバテバテ。主人公への共感も応援もできない退屈な映画せした。今からすれば古い1983年の映画なんだけど、ロッキーとかもっと面白い映画はあった時代。
鑑賞日:11月18日 監督:ブライアン・デ・パルマ
恋人たちのパレード [DVD]恋人たちのパレード [DVD]
原作「サーカス象に水を」を読んだのが2009年2月。細部は忘れていても、大枠は忘れられない物語。染み入る話で、本を抱いて寝たいほどの良書であった。その映画化、リーズウィザースプーン、好きな女優だけど、映画はどうだろうと懐疑的に観始めたら、素敵な映画でした。禁じられた愛も、幸せな結末になるのなら素敵なロマンス。原作では93歳の老人が語る若き日の冒険と愛。団長も中々の適役。いい人と悪人が混ざった狡猾な笑み。少し邦題がよくないかな。最近のリーズは身体を張った演技が多いですね。今回は少しアクロバティックな役所。
鑑賞日:11月12日 監督:フランシス・ローレンス
スライディング・ドア [DVD]スライディング・ドア [DVD]
評価がいまひとつだったけど、思わぬ拾い物。シックな話かと思ったら、ポップ。エルトンジョンにジャミロクワイの音楽。一番肝心なのは、グウィネスパルトウに魅力を感じるかどうか。私はストライク。全シーン彼女だらけ。パラレルなワールドの二種の彼女。ショートヘアにロング。色んな衣装で登場。男性からみれば魅力満載。女性からみたらどうなんでしょう。最初は、別々な世界の区別が曖昧だったけど、髪型が世界の合図に変わりました。魅力のない女性が演じていたら、パラレルの仕組みや矛盾に気をとられそうですが、彼女に気をとられてOK。
鑑賞日:11月12日 監督:ピーター・ホーウィット
ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ) [DVD]ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ) [DVD]
サラジェシカパーカーにはまったく興味がなかったが、胸が意外とでかいことに興味を持った(笑)働く女性と家庭の両立、これだけで言い表せる内容です。どっちも完璧にしようとすると、やはり家庭が疎かに。でも、尖った女性ではなく、優しさに満ち溢れた女性なので、安心して観ていられる物語。脇役のモモが中々いいですね。こちらは、尖っているのに憎めない、どこかお茶目な女性。
鑑賞日:11月12日 監督:ダグラス・マクグラス
殺人の追憶 [DVD]殺人の追憶 [DVD]
泥臭く連続殺人の犯人を追う刑事たちの物語。最初で、ソウルから助っ人デカが参加してくるが、そいつが事件を解決するわけでもなく、旧来のデカたちと大きな仲違いするわけでもなく、地味に話は展開していくが、最後まで目を離せない映画である。調べてみると実際にあった事件の戯曲の映画化で、フィクションであり被害者の年齢も、14歳から71歳まで幅広い。接触のあった女生徒を守れなかった無念はフィクションだが、体内からボールペンやスプーンが発見されたのは事実とのこと。もしその事件の概要や結末を知っていたら、見る必要のない映画。
鑑賞日:11月04日 監督:ポン・ジュノ
ゾンビランド [Blu-ray]ゾンビランド [Blu-ray]
魅力的な主役級を集めたベースはB級映画。エマストーンが出ていればそれでいいのです。あとゴーストバスターズとビルマーレイへのオマージュの部分も。本人が出てきて、名演、怪演も披露。ゾンビで埋まった世界で、生き残った者たちがチームを作り、裏切り、そしてなんとかランドっていう遊園地を目指す物語。勿論、遊園地だから楽しんでいるとゾンビたちが。馬鹿馬鹿しいながら、コメディでジョークな部分が楽しめればそれでいいのです。
鑑賞日:11月04日 監督:ルーベン・フライシャー
シングルス [DVD]シングルス [DVD]
女性陣が全員マイケルJフォックスの彼女に見えるそんなルックス。おまけに、主役の一人キーラ・セジウィックが猿ジョージブッシュの息子に見えるので、中々前のめりになれなかった恋愛青春映画。30歳代の独り者の話かと思ったら、蕾から華へ連なるお年頃。マットディロン、アウトサイダーのときはかっこいいと思ったんだけどな。
鑑賞日:11月03日 監督:キャメロン・クロウ
永い言い訳 [DVD]永い言い訳 [DVD]
生活感を滲ませながらママチャリを漕がしたら、深津絵里の右に出る者はいないと思っていたが、本木雅弘も中々である。事前の情報は、妻に先立たれた作家が主人公というもの。人生には言い訳がつきものだが、相手に何か言われ、言い訳しようにもその相手がいなくなったらできなくなる。簡単に例えるなら、LINEで何か言われ、言い訳しようとしたらもうブロックみたいな。主人公は言い訳しがいのある人生ながら、最後までどう生きたいのかわからず共感しにくい。まあ、この作品はモックンと子役二人のための映画なので、それはそれでいいのだろう。
鑑賞日:11月03日 監督:西川美和
マジック・イン・ムーンライト [Blu-ray]マジック・イン・ムーンライト [Blu-ray]
エマストーンは好きです。目はでかいし、口もでかいし、そばかすで、だから性的な意味ではなく友人にしたいタイプですね。いれば楽しいみたいな。娘や妹でもないですね。四六時中一緒ではなく、時々みたいな関係。ところで、気になった英単語タッチ&ゴー=危篤。調べてみると、飛行訓練などもありますが、不安定な状態を指す言葉。しっくりきますね。映画自体は、まんまウディアレン。場面の切り替わりなんかも、独特の間。言葉のキャッチボールが続く場面も、セリフがお喋りすぎ。コリンファース、あまり好きじゃないでが、本作ではチャーミング。
鑑賞日:11月03日 監督:ウディ・アレン
アメリカン・ハッスル スペシャル・プライス [DVD]アメリカン・ハッスル スペシャル・プライス [DVD]
「世界にひとつのプレイブック」のブラッドリークーパーとジェニファーローレンス、ロバートデニーロの夢の共演ながら、立ち位置が全然違うので、同様の映画と期待しちゃいけない。でも、ジェニファーローレンスの名演技は本作でも堪能。いわゆる騙しあいのコンゲーム。そこにおとり捜査も絡んでくるので、証拠をつかむというのがミソになる。証拠をつかんだクーパーのはしゃぎぷりったらありゃしない。ので、これでは終わらない予感。主役級が目白押しの映画。結局デニーロは存在感があるが、チョイ役に終わってしまうのであった。
鑑賞日:11月02日 監督:デヴィッド・O・ラッセル
ブラック・スワン 3枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー(ブルーレイケース)〔初回生産限定〕 [Blu-ray]ブラック・スワン 3枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー(ブルーレイケース)〔初回生産限定〕 [Blu-ray]
多分レンタルかなにかで予告編を見たとき、見たくないジャンルと思ったのだけど、あまりにもビッグな映画なので鑑賞。見たくないと思ったほど自分に合わなかったわけじゃないけど、こういう映画とは知りませんでした。仮想と現実がないまぜにになったスリラー。自分に似た女、享楽部分、諍い、色んなことが幻想に巻き込まれて、じゃあなんだったのと子供のように素直な目で見れば、疑問だらけの映画。まあ、いい大人なので、そんなことは放って見ていましたが。ナタリーポートマンのいないシーンは皆無という、主演女優もためだけの映画です。
鑑賞日:11月02日 監督:ダーレン・アロノフスキー
ブルックリンの恋人たち [DVD]ブルックリンの恋人たち [DVD]
叙事詩、感じる映画。弟のことも、恋人たちのことも、今後どうなるかわからいエンディングだけど、優しく明るい方向に転がっていく予感。そう言いながらも私の場合、あまり沁みこんでこなかったのは、この映画に対する感性が合わなかったのかも。モロッコもブルックリンもあまり関係なく、そこにあるのは音楽。音楽の感性があわなかったのかな。会話で出てきた「アメリカ」に違和感・・・そういえばそういうバンドがいました。バンド「アメリカ」の
アイ・ニード・ユー。いい曲です。
鑑賞日:11月02日 監督:ケイト・バーカー=フロイランド

鑑賞メーター


# by kotodomo | 2017-12-03 16:54 | 鑑賞メーター | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 10日

2017年10月に観た映画のことども

10月の鑑賞メーター
観たビデオの数:11本
観た鑑賞時間:1131分

神様メール [DVD]神様メール [DVD]
形而上で、美しくムードある映画。なんだかへんてこりんなんだけど、最後はうまくまとまっていますね。神がウズベキスタンに飛ばされて、観客が胸をほっとなでおろすなんてね。粗筋もしっかりあるけど、感じる映画です。いい感じでした。
鑑賞日:10月22日 監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル
ランボー 最後の戦場 コレクターズ・エディション [DVD]ランボー 最後の戦場 コレクターズ・エディション [DVD]
残虐なシーンが多いということではあったが、ランボーシリーズの面白さを知る者としては見逃すわけにはいかない。結果、メッチャ残虐であった。ベトナム戦争を扱った映画なんかでもそうだけど、現地の言葉が通じないのが不気味。何を言ってるのかわからないのが怖い。そして、何をしているのかもわからいけど、それが殺人ゲームとわかって怖い。スタローンはひと回り大きくなっており、本来通りのサバイバー。字幕ではミャンマーとなっているが、その政権を認めない「バルマ=ビルマ」の発音。しかし、エンディングロール10分は長過ぎだなあ。
鑑賞日:10月15日 監督:シルベスター・スタローン
仮面の男 [DVD]仮面の男 [DVD]
映像が綺麗な映画です。レオ様出まくりの映画です。場面によっては、レオ様×2です。ただそれだけの映画なので、オッサンは退屈でした。逆に言えば、綺麗な映画、レオ様大好きな女性にはたまらないでしょう。多分、私もど真ん中の女優の映画だったら、この程度でも満足するでしょう。収穫は、殺し屋ニキータ女優。
鑑賞日:10月15日 監督:ランダル・ウォレス
22 ジャンプストリート [DVD]22 ジャンプストリート [DVD]
ギャグの感覚が面白い。映画自体、1作目からパワーの落ちない作りながら、ラストシーンで終わらないのが、また面白い。続編、続々編の予告。普通そんな映像があったら3作目に期待するが、もう続編は作らないとのアピールとも取れる。ひとつ残念だったのが、刑事と警部の娘との仲直りがなかったことか。
鑑賞日:10月14日 監督:フィル・ロード
リリーのすべて ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]リリーのすべて ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
結構評判が良いようで、ということは観る人を選ぶ映画なんでしょう。というのも、私は途中で観るのを止めようかなと思ったほうだったので。倒錯ものということは、常人には理解できないということで、共感はできず許容は出来るという自分にとっては、許しながら観なきゃいけないわけです。確かに小さいときの風呂上りに、チンコを股に挟んで、親の前でオンナオンナとはしゃいだ経験はあります。腕を組んで、無い胸を寄せて、友人同士、どうよ!と騒いだことはあります。それは、逆に言えば女性に興味があったからですね。妻の献身と、映像美の映画。
鑑賞日:10月09日 監督:トム・フーパー
マチェーテ・キルズ [DVD]マチェーテ・キルズ [DVD]
前作に引き続き、超有名人たちが結集した、B級映画。ジェシカアルバは冒頭で殺されちゃうし、今度の本当の悪役はメルギブソンだったり、レディーガガは殺し屋だし、チャーリーシーンは合衆国大統領だし、首は飛ぶし、内臓はえぐれるし、腕はちぎれるし、なんでもござれのアクションコメディ。アンバーハードは綺麗ですね。粗筋なんて関係のない、超娯楽映画を堪能あれ。
鑑賞日:10月09日 監督:ロバート・ロドリゲス
アデライン、100年目の恋 [DVD]アデライン、100年目の恋 [DVD]
批評家の評価が割れているらしい。なるほど。ある女性があることがきっかけで、ファンタジーな状態になる。老いない状態。一番美しいとき、だけど老いないのなら普通の恋や結婚はできない。それを解決するのが、はたまたファンタジーなきっかけで、それをどう受け止め評価するかなのだ。だがしかし、私の興味は「旅するジーンズと16歳の夏」のサッカー少女が、どんな女優になったのかで、そういう意味では相当老けたなという、映画とは逆の世界。老いるようになった証がなんなのかと思っていたら、それじゃあないよなという証であった。
鑑賞日:10月08日 監督:リー・トランド・クリーガー
ショコラ [DVD]ショコラ [DVD]
誰が気になったか。母親に監視されている少年ルークです。お婆ちゃんとの交情、母親との雪解け、そんなところが、予定調和ながら良かったですね。最後に驚いたのは、語り手。この映画には女性の語り手があって、それが主人公女性だとばかり思っていたら違いました。違ったからといって、どうということもないのですが。チョコを垂らしたお肉たち、美味そうでした。どこまでも前向きな優しい映画です。
鑑賞日:10月04日 監督:ラッセ・ハルストレム
ネバーランド [DVD]ネバーランド [DVD]
いまいち童心に帰って鑑賞できなかったのは、私の中の御伽噺が和製だからだろう。浦島太郎や泣いた赤鬼、鶴の恩返し、そういったもので育った私だからだろう。月にウサギがいるのは信じていても、妖精は信じるとか信じないとかの蚊帳の外。やはり、文化の違いかな。しかし、主人公の家庭を顧みない設定には疑問。モデルとなった実在の人物の生活がそうだったのかもしれないが、もう少しメイキングしてほしかったかな。母親がケイトウィンスレットだったから評価が高いのかな。割目すべきは、部屋での演劇、妖精を信じることに一番最初に手を叩く人。
鑑賞日:10月03日 監督:マーク・フォースター
ステキな片想いDVD-BOX(4枚組)ステキな片想いDVD-BOX(4枚組)
主役男優は絵に描いたようなキザ、でもハンサムだよなあ。ヒロインのほうは、少し普通に近い大人しめのかわいこちゃんなんで、あまり惹かれなかったかな。このドラマの見所は、社長のハンサムさ、ファッションセンス(ロングの上着に短パンとか)、そして何より3枚目室長の魅力やおしゃべり。社長のこと嫌いなのかと思えば、そんなことない。憎めない男の可愛さみたいな(笑)あと、映像や音響のセンスも面白い。普段ドラマをみない身には斬新。30分ドラマ10話なんで、1話に深みはないが、展開は早い。最終話が、急展開で終わっちゃうのだ。
鑑賞日:10月02日 監督:
アメリカン・レポーター [DVD]アメリカン・レポーター [DVD]
コメディに分類されているんだけど、シリアスコメディかな。音楽の使い方はコメディ、展開もコメディ、でもシリアスなアフガンの最前線。途中ドキドキするような場面もあるけど、そこまで深刻にはならない。全体を見終えたときに、中々しっかり作ってあったという印象。イマイチなのはヒロインが地味なせいでしょうか。なるほどと思ったのは、アメリカはどこかで戦闘なのではなく、どこでも戦闘状態にあるということ。仮想敵国というよりは、仮想戦闘サポート国はいくつあるの?って感じで、有事なら日本もその対象なんでしょうね。
鑑賞日:10月01日 監督:グレン・フィカーラ

鑑賞メーター


# by kotodomo | 2017-11-10 10:45 | 鑑賞メーター | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 10日

2017年10月に読んだ本のことども

10月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1026
ナイス数:24

ジャンプジャンプ感想
11年ぶりに再読。さっぱり忘れていて、謎解きに最後まで付き合わされる。誰にも話さない謎。私にもあります。訊きたいけど聞けない、配偶者への質問。一体あのときどうだったのか、あのあとどうだったのか、訊いてしまえば今が壊れそうなそんな疑問。彼女の失踪、りんご、手紙か何かの策略、そんなことだけ薄っすらと覚えていたジャンプ。直木賞を受賞した今、この本がミステリーとして再度話題を呼べば、相当売れるだろうな。「Y」「彼女について知ることのすべて」そして本書。あとは「カップルズ」を読んだら、私の佐藤正午再読の旅は終わり。
読了日:10月14日 著者:佐藤 正午
がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい“がん"の話がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい“がん"の話感想
amazonプライム特典で何気に読んでみたが良書であった。告知される前に読んだほうがいい。
読了日:10月11日 著者:谷川啓司
彼女について知ることのすべて (光文社文庫)彼女について知ることのすべて (光文社文庫)感想
2006年に読んだ本の再読。さっぱり覚えていないことに驚く。そして、最後の数ページを指して、傑作と言い切っている自分がわからない。今回は何か大事なものを、拾い逃したのだろうか。ふむ、8年の歳月ではなく、11年の歳月は、私を変えたのかもしれない。
読了日:10月03日 著者:佐藤 正午

読書メーター


# by kotodomo | 2017-11-10 10:43 | 読書メーター | Trackback | Comments(0)
2017年 10月 05日

2017年9月に観た映画のことども

9月の鑑賞メーター
観たビデオの数:19本
観た鑑賞時間:3129分

デーヴ [DVD]デーヴ [DVD]
子豚の映画かと思ってみたら、最初こそデカイ豚が出てきたが、豚の映画ではなかった。冗談はさておき、一番信じられなかったのがケヴィンクライン。どんな映画に出たのか調べてみると、フレンチキス。あのフレンチ髭男がこの人?全然違う風貌、役回り。粗野な男も演じれば、大統領にもピッタリ。大統領の影武者が、そのまま大統領の代わりをするというモチーフが陳腐ながら、全体の展開は面白い。そして、今回初めて調べました。あのフォレストガンプにも出てきたワシントンを象徴する塔。地名を言わなくてもワシントン。ワシントン記念塔でした。
鑑賞日:09月24日 監督:アイヴァン・ライトマン
100歳の少年と12通の手紙 [DVD]100歳の少年と12通の手紙 [DVD]
愛と優しさに包まれた幻想ファンタジー。素敵な物語。最後は泣く人もいるでしょうし、泣かない人もいるでしょう。幸せに包まれて死んでいった10歳少年のハートウォーミングなエンディング。100歳の意味は、映画の中で知ってください。最初に糞ババアが出てきて、それがローズで、彼女の使う魔法に少年は優しく幸せになっていくのでした。ディズニーなメリーポピンズな映画。フランス映画、やっぱ変わっていますね。日めくりの動作、それだけに感情表現がこめられていたり。知っていましたか。世界は、愛と優しさと勇気でできていることを。
鑑賞日:09月24日 監督:エリック=エマニュエル・シュミット
ジャック・リーチャー NEVER GO BACK ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]ジャック・リーチャー NEVER GO BACK ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
相棒もので連れ子もの(笑)最後はグッとこみ上げるというか、ハートウォーミングなアクションもの。つべこべ言わずに楽しみなさいという映画です。
鑑賞日:09月23日 監督:エドワード・ズウィック
君への誓い [DVD]君への誓い [DVD]
評価がいまひとつ、なのに観ていて面白い。どうして?と思っていたら、えっ!そこで終わるの?という映画でした。レイチェルマクアダムスはまり役ですね。大人しいのに積極的、自分からこういう娘に声をかけるか微妙だけど、向こうから追い回されたら満更でもない、そんな中途半端な存在感。事実に即した物語。結婚していた妻が事故で過去5年の記憶をなくし、自分が夫であることもわからない。そんな二人の恢復の物語です。まだ若く、5年だけなら修復できても、もうすぐ銀婚式な私たち夫婦の場合、どうなんでしょう?伝えられた事実を信じるだけ?
鑑賞日:09月23日 監督:マイケル・スーシー
ファーゴ (ベストヒット・セレクション) [DVD]ファーゴ (ベストヒット・セレクション) [DVD]
転落ノワールもので、かつユニークなコメディ?主人公自体は、生活の中で金銭的に深みにはまり、実際は狂言誘拐を頼んだ犯人たちが転落。ヒロインは、妊娠中の警官。行動力旺盛ながら、頭脳派直感派の捜査がユニーク。関連性のなさそうな部分も多々。旧友ヤナギダとの再会。彼のつくウソ。ミミズとハンバーガー。コーエン兄弟としては、興業的に成功した作品とのこと。ちなみにファーゴは地名ながら、最初のシーンのみがファーゴ。また、最初に「事実」のテロップが流れるが、これもダミー。遊びの入った、残虐シーンもあるヘンテコ映画。
鑑賞日:09月23日 監督:ジョエル・コーエン
裏切りのサーカス コレクターズ・エディション [Blu-ray]裏切りのサーカス コレクターズ・エディション [Blu-ray]
これも邦題失敗作。サーカスの動物なんか出てこないからね。諜報部の名前がサーカス。非常に場面が判りづらい映画の作りで、DVD時代の映像と言えるかな。難しいけど、何度か観て理解しなさいみたいな感じ。面白くないわけでもなくて、「意外と面白いような気がした芥川賞」のような作品。日本人にはわかりにくい同性愛の部分は、わからない人には何度見てもわからない。生活で整理すべきものがあったら整理しろと言われ、同居男と別れるシーンなんて、wikiに同性愛者と書いてあったから推測できたようなもんで。原作ジョンルカレに納得。
鑑賞日:09月18日 監督:トーマス・アルフレッドソン
欲望のバージニア [DVD]欲望のバージニア [DVD]
ジャケに女、邦題が欲望、バージニアという女の話かと思ってしまう、ジャケ邦題ミスの映画。実際は骨太の男たちの物語。最初に、事実に即した物語というクレジットが出たときは、またか、と思ったけど、トムハーディのハードボイルドが圧倒。この人、どの映画でも格好いい。原題からすると、無法の時代、無法の場所での無法の三兄弟の伝説。ただ、主人公視点の末弟がかなり弱腰チキン。最初の、豚を処理できないシーンが象徴。無法時代の嫌なやつらのオンパレード。それに立ち向かう無頼って構図。意外にもハッピーエンドな映画です。
鑑賞日:09月17日 監督:ジョン・ヒルコート
スリーデイズ [DVD]スリーデイズ [DVD]
リーアムニーソンじゃなくて、ラッセルクロウね、まあどっちもオッサンだけどと思って観始めたら、両方出ておりました。
鑑賞日:09月17日 監督:ポール・ハギス
グランド・イリュージョン [DVD]グランド・イリュージョン [DVD]
一番のイリュージョンは、どこに恋心があったんだということ。そこで接吻シーン?ということ。万人が好きなマジックイリュージョンが満載。飽きさせない。マジックの裏にマジック、それ自体がマジックと構えても、素直に騙されたい。彼ら4人がやっていることが、悪いことなのか良いことなのかも判別できないのは理解不足?壮大で愉快、でもどこかついていけない部分もあって、再鑑賞したほうがいいのかな。意味不明が数箇所あったので。メラニーロラン、美しさは本作ではイマイチだけど、二度見、ずっと眺めていたい美しさをまとっています。
鑑賞日:09月17日 監督:ルイ・レテリエ
マシンガン・プリーチャー [DVD]マシンガン・プリーチャー [DVD]
展開は早い。単なるゴロツキが神を信じて、マシンガンプリーチャーになるまですぐ。結局は、神を信ぜよという第一命題と、スーダンの悲惨な状況を伝えたいという第二命題のお話。イマイチ盛り上がりに欠けるなあと思ったら、ははん、また事実に即した物語だよ。
鑑賞日:09月16日 監督:マーク・フォスター
ヒットマン 完全無修正版 [Blu-ray]ヒットマン 完全無修正版 [Blu-ray]
いやあ、これは完璧な面白さ。観る者は、殺し屋支持、殺し屋応援、官憲なんか糞食らえって感じで見ちゃう。なぜなら、政治的に汚いやつらより、殺しのルールのほうが正義だから。最初から最後まで、テンポも崩れない。次々と展開、次々と殺し。そして、途中ちょっとしたロマンティックも。また、この殺し屋、無表情じゃないところがいい。やれやれとか、どうよとか、あと笑顔も顔に出るのが人情的。久しぶりに見なきゃ損の面白さ。米仏の合作だが、セリフは基本的に英語です。
鑑賞日:09月10日 監督:ザヴィエ・ジャン
バトル・ロワイアル [DVD]バトル・ロワイアル [DVD]
面白くないという人も多いが、原作を読んでいれば適当に楽しめる。いつ読んだか調べてみると12年前。単純な話なので、小さいことは覚えていなくても、大枠はわかっているので安心印。山本太郎、こんだけ役者だったのに、今なぜアホな政治活動をしているんでしょうね。柴崎コウは、はまり役。でも、当初は栗山千秋と反対の役柄だったらしい。下手うまぶっきらぼうの北野の演技は、やっぱ下手だな。確か原作には、はずれ武器の中に、ダーツゲーム(盤付き)や三味線の糸があったんじゃないかな。前田亜季、調べてみても知らない人。姉はしっていた。
鑑賞日:09月10日 監督:深作欣二
個人の趣向 DVD-BOX II個人の趣向 DVD-BOX II
ドラマを最後まで見たのは記憶にないくらい。職場の昼休みにタブレットで20分鑑賞。観たり、観なかったりで、3ヶ月かかりました。想像通りベタなドラマでしたが、主演の二人が魅力的なので飽きずに鑑賞。後半、鍵を握るのは館長の存在でしょう。最終話は、大団円過ぎて盛り上がりに欠けるけど、ケインの演技が凄くカワイイのです。終盤にきて、ケインの父親パク教授との衝突は、ふむそんな和解のしかたがありましたか。これも、館長のお陰。あまりにも、長期に渡って観すぎて、同僚がお金を持ち逃げした逸話とか忘れていました。観終えて幸せ。
鑑賞日:09月10日 監督:
個人の趣向 DVD-BOXⅠ個人の趣向 DVD-BOXⅠ
感想はⅡで。
鑑賞日:09月10日 監督:
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映画の予告コメントは、知らないでいいようなネタバレ情報が書いてあって、読まなきゃよかったって思うこともしばしば。ところが、この映画には「それでも生きたい」としか書いてない(笑)で、観始め、大勢の人の映像、そこからトレッキング、そして・・・中身を知っていたら観ない映画であった。だって、動けない男の話なんだもん。いやあ、映画にする意義はあるし、感動する人も多いと思うが、私は動かない映画はみたくないし。その後も冒険を続けたっていうのは、前向きだけど、自分本位みたいな匂いもするなあ。
鑑賞日:09月03日 監督:ダニー・ボイル
ディス/コネクト [Blu-ray]ディス/コネクト [Blu-ray]
観る前から薄々想像はしていたのだが、終始心が落ち着かない物語。3つのコネクションの話が語られる。一つ目は、なりすまし、悪ふざけもほどほどにというお話。二つ目は、秘密の情報の暴露は危険極まりない結果がついてくる。三つ目は、個人情報を盗まれた結果のお話。どれも、危険な臭いがプンプンで落ち着かないのである。それ以上踏み込むなと思っても、登場人物たちは無情。救いは、弟に冷たいようで大切に感じている姉の存在。悪戯、名誉欲、相談相手、そんなこんなの繋がりたち。でも、少年二人よ、やり過ぎだ。小便悪戯からしてやり過ぎだ。
鑑賞日:09月03日 監督:ヘンリー=アレックス・ルビン
愛しのアクアマリン [Blu-ray]愛しのアクアマリン [Blu-ray]
ガールズラブなんだけど、キッズ向けでもあって、非常にピュアな物語。人魚アクアマリンも顔は小悪魔的なんだけど、ハートが無邪気なので、キュート。そして少女二人の親友物語。
鑑賞日:09月03日 監督:エリザベス・アレン
キツツキと雨 通常版 [DVD]キツツキと雨 通常版 [DVD]
ウッドジョブ鑑賞に引き続き、林業映画。ただし、最初のシーンのみ。何気ない融和の物語。乗り込んだ映画撮影隊に、邪気のない村人とたちが交じり合っていく話。役所広司も小栗旬も高良健吾もいい味出しているのだが、展開がぼやけすぎかな。映画撮影に興味が増す木こりと、弱気な映画監督の交情の物語。食うシーンが多いが、何を食ってるかわからない変な映画。
鑑賞日:09月02日 監督:沖田修一
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林業の現場が見たくて鑑賞。せりの現場は想像外でした。結局、少年は木に登るものなのです。木こりの映画かと思っていたら、木に登るシーンに憧れが。木の上で弁当食うし、下界を見下ろす心地よさ。本当は、危険で過酷な仕事なんですけどね。最後のスナップ写真たちがいい。そして、ラストのパンフ写真がいい。とにかく、全体として健全な美しい映画。
鑑賞日:09月02日 監督:矢口史靖

鑑賞メーター


# by kotodomo | 2017-10-05 11:43 | Trackback | Comments(0)